Noble NB4 でバギー初走行

12/16-12/17/2023

この週末は早速、先日買い替えたラジオ (FlySky Noble NB4) を試しに、サンダーアレーに行ってきました。 久しぶりのオフロードです。

サンダーアレーで FlySky Noble NB4 を試す DAY 1

久しぶりに朝からサンダーアレーに向かいました。最近はリベレーションばかりだったので、サンダーアレーは遠く感じるかな?と思っていたのですが、案外、いつも通りでした。

ご飯はユカイパの IN-N-OUT。10時半オープンですが、いつもこの辺には10時半ちょっと過ぎに着きます。オープン直後のため空いているのでとても快適です。

食後さっそくサンダーアレーへ。クリスマスツリーが飾ってありました。

11月上旬、ハックルベリーで走ったあとは、オンロードをやっていたので、オフロードは久しぶりです。

リアハブはガタが気になっていたので、この間に買っておいてました。

さて、この日の主な課題は新しいラジオ。FlySky Noble NB4 での初走行です。

「日本ではプロポと言うんだったな」ということは、もちろん覚えています。しかし、僕としては「プロポ」という言葉は全く使ってないので違和感があるので、「ラジオ」で通します。

私がこれまで使ってきたラジオ

2011年にラジコンを始めた時は B4.1 RTR 付属の安物ラジオ

2011年12月13日から Futaba 4PL。確か値段は当時 $220 位だったと思います。

その後、いつか不明ですが 4PLS にアップグレード?

その次は2015年4月に Futaba 4PX に買い換え

そうか、この時は 4PLS から 4PX に変わったことで操作感が変わって、うまく操縦できなかったんだった。

そして次が、先日まで使っていた 10PX。こちらは去年の7月に買ったばかりです。

この時は単に「お、良いぞ」と思いました。

この10PXのスクリーンが前回書いたように、割れました。

そして、ツマミも取れてます。ツマミ、ボタンの類はほぼ全て使ってないので不要。取れても実害はありません。しかし、そうは言っても壊れると気分は良くないものです。こんな余計なもの、ゴタゴタとついてなければいいのに。

値段も高騰しすぎてもうついていけないし、10PX には縁がなかった気がしているので、これまで10年以上、フタバを使い続けてきたわけですが、思い切って全く違う安いラジオを使うことにしました。

Noble NB4 での初走行

値段的にはほぼ 4分の1。$800のラジオから$200のラジオに買い換えたわけですが、本当にこれで走れるのかな、と、正直、不安で一杯です。

僕は 4PLS から 4PX に買い換えた時に、あまりに操作性が違ったことで操縦がうまくできませんでした。今は良い方に慣れているので、今回はその逆のことが起きないんだろうか・・・

理想としては、10PX のように操縦できたらいいな、と、祈るような気持ちで初走行・・・

・・・

う〜む・・・

・・・

う〜ん・・・

・・・残念。これじゃ、だめだ。

何だこれは。前に進まないです。スロットルがスカスカします。

スロットルのスプリングが弱めなのはわかっていましたが、単にスプリングが弱いだけかな?いや、違うと思うな・・・。車が前に進まないんだよな。カリブレーションはチェック済みですが。

走らせて安心した点としては、一つ心配していたノーコン的な問題はなさそう。ステアリングも問題は感じない。そもそも意図的に遅めのサーボを使ってますしね。

とにかくスカスカ感が強くて、特にダブルダブルのクリアなどで、スロットルが追いつかなくて、タイミングが合わないです。

タイミングも合わないから、空中姿勢制御も間に合わず、自分がヘタになった気分。

1パック走り終わった頃には、正直、絶望的な気持ちになっていました。$200 のラジオが、 10PX の代わりになるわけないか、そりゃそうだよな・・・NB4 はスペアにして 10PX を修理に出さないとダメかな・・・と、早々と、そんな気持ちで暗くなってしまいました。

一緒に練習しているトモコさんにも、NB4 で走ってもらいました。が、結局、同じような感想。

「前に出ない。動き始めが遅い。デッドバンドが広いような感じ」

ん?・・・あ、そうか、デッドバンドか。

僕はトリガーの小さい動きに反応してもらいたいので、 ESC のデッドバンドはもともと小さく設定して使っているのですが、念のため ESC のデッドバンドをチェックしてみました。

Reedy 850R のデッドバンドの設定は 3% になっていましたが、デッドバンド 0% という、さらにその下の設定がありました。ESC のデッドバンドを 0% にして、もう一度走ったところ、だいぶ良い

これならいけるかも?!という希望が見えてきました。

ただ、まだ少し鈍い感じはあって、10PX を借りて走る場合と比べると、まだ差がはっきりしてます。それでも、だいぶ近付いたかな?という希望はみえました。

スロットルスプリングの脱落

僕は 10PX のスロットルは、スプリングを少し強めにして使っていたので、NB4 のスプリングも強めにしてみよう・・・

と、調整用のネジをクルクル回していると・・・ポロッと、トリガーのスプリングを支えるパーツが外れ、スプリングがラジオ内部の闇に消えました。トリガーはパタパタ。

とほほ・・・。もう、壊しちゃったのか・・・。泣きっ面に蜂です。

直さないことには使えないので、修理を試みます。まずは、ネジを外して、ラジオを開けてみます。

お、意外と素直に開いた・・・。

小さなスプリングを、トリガーに引っかけ直さないといけないのですが、これがちょっと厄介でした。

最終的にはスプリングの片側のフックにフロスを通し、もう片側のフックをトリガーに引っかけ、フロスを引っ張りスプリングを伸ばし、もとの場所にスプリングを引っかけ直したあとフロスを抜く、という、ちょっと図解なしでは説明しきれないような作業が無事成功。

終わってみれば、もしまたトリガーのスプリングがとれても簡単に直せるな、という明るい気持ちになりましたが、直るまでは泣きたいようなガッカリ感でした。

とりあえず、スプリングはこれ以上強くできないようなので、この点は諦めました。トリガーのスプリングが若干弱いくらい、きっとすぐ慣れるでしょう。

この日は、とりあえず、ここまで。まだ、不安は残りましたが、希望も少し見えてきた、というところで終わりました。

夜は娘が大学の冬休みになり、ニューヨークから帰省してくるので、LAX (ロサンゼルス国際空港) に迎えに行ってきました。

ラジオケース

NB4 "PRO" には持ち運び用のケースが付属するようですが、レギュラー NB4 にはケースが付属しません。

そこでNB4のサイズを測った上で、アマゾンでこちらのケースをオーダーしていました。

この日、このケースが届きました。

さっそく、NB4 を形どり・・・

スポンジを切りとりました。引っ張れば抜けるタイプのスポンジですが、曲線的に切りたかったのでハサミで刈り取りました。

スポンジは3枚付属していましたが、1枚は半分の深さに切り取り、1枚はくり抜き、合計2枚だけ使いました。

スポンジを切った面はボサボサですが、ラジオはぴったりハマり、悪くなさそうです。

NB4 のスロットルニュートラルの設定

さて、夜中になり、相変わらずモンモンとしていたのは例の「スロットル・スカスカ問題」です。

百歩譲って、バギーはこのままでも、慣れれば何とかなるかもしれない・・・う〜ん・・・でも、今までよりもちょっと下手になってしまったかもしれないけど・・・。

問題はトラギー。トラギーにはホビーウィングの XR8 が乗っていますが、デッドバンド (HW ではニュートラルレンジ) の設定で 0% にはできません。最小値で 6%。現在の設定も 6%。

つまり、トラギーでは ESC 側の設定を変えて逃げる、ということができません。これはまずい。

しつこく NB4 のマニュアルを眺め続けていると・・・

オヤっ、ありました!

NB4 ではデッドゾーン (Dead Zone) と記載されていました。デッドバンドのことですね。Throttle Neutral メニュー内で、デッドバンドの設定が可能でした。

下が設定画面の写真です。

デッドゾーンの初期値は 10%。グラフの平らな部分とメモリを見比べる限り、どうやら前進側 5%、ブレーキ側 5% の計10% という意味の 10% のようです。つまり、ニュートラルポジションから、スロットルを引き始めて、はじめの 5% は無反応ということになります。

10PX では、デッドバンドはトリガーの角度で設定され、既定値は 0.25° とのこと。

そこで、ラジオのデッドバンドは 0% に設定。デッドバンドは ESC 側で設定することにします。

参考までに Noble NB4 "PRO" のマニュアルをみると、NB4 PRO ではデッドゾーンの既定値が 0% であることが明記されています。

なぜ、 レギュラー NB4 と NB4 PRO のデッドゾーンの初期値をわざわざ変えているのでしょうか。

もしかしたら、NB4 と NB4 PRO は基本構成は同じ。しかし、NB4 PRO で「リニア感」を演出するために、デッドバンドは 0% としてあり、レギュラー NB4 では 5% 程度のデッドバンドを設定してある・・なんて話もなくはないかな、などと想像してしまいました。

ともあれ、はっきりとスカスカ感につながりそうな設定項目をみつけられたことで、NB4 が使えるのではないか、という光がはっきり見えてきました。

FlySky Noble NB4 を試す DAY 2

翌朝もサンダーアレーへ。

ご飯はバニング側のエルポヨロコで。

ついでにウォルマートで飲み物類を買い込みます。

すぐにサンダーアレーへ。この日は少し曇り空。夕方から雨が降りそうな天気予報でした。

写真には写っていませんが、この日は結構たくさんの人が来てました。

受付の時に「いつも遠くから来てくれているから、あげるよ」と、サンダーアレーのステッカーをもらいました。売り物っぽいのに、ありがとうございます。さっそく、新しいラジオケースに貼りました。

ESC の設定を、前日の設定から、10PX を使っていたときの元の設定に戻しました。要はラジオ側のデッドバンドの設定を 0% にしただけの状態。

ちなみにタイヤはずっと前にレース用に買ってあったリフレックス。今は、レース用には TZO しか使わないので、これは練習用に降格です。

さて、走った結果ですが、全く問題なし!スカスカ問題は解決です。さらに、この日も電波等の問題は、一切なし。車の動きも問題を感じません。

比較のため 10PX を貸してもらって、また走り比べもしてみましたが、強いて言えば、時々咄嗟にうまく反応できたときがあったかな、という程度です。4PX、10PX と、長年使ってきたものなので当然、慣れの差はあるでしょう。

スプリングの強さや、グリップの太さの違いなどの違いはあるので、10PX と全く同じ、ということはできませんが、この日くらいの感触なら、あとは慣れれば何も問題はないだろうと、思えるまでにはなりました。

オンロードでの練習の成果は?

ちなみに、ここ一ヶ月ほどオンロードで練習していましたが、その成果はどうだったか、というと・・・ 率直に言って、オンロードの練習が E-Buggy の練習に役に立ったと思えた瞬間は一瞬もありませんでした 😅

そもそも、オフロードで特に基本的で大事なジャンプなどの要素は、オンロードには全くないわけですしね。

オフロードは一ヶ月以上ぶりでしたが、全く違和感もなく、普通に走れたので良かったです。

やはり、僕はオフロードの方が好きなんだな、と改めて思いました。

前の記事 次の記事
© 2024 キースの米国 R/C 情報