4PX 購入したけど・・・
4/23/2015
今、巷では M12S の新発売に伴い、日本ではいろいろなイベントが開催されているようですね。
僕は今はフタバの 4PLS を使っています。
しかし先日、友達から「『ハイエンドプロポ』は反応速度等の面を含み様々な面で メリットがあるからぜひ使うべき」 というアドバイスをいただきました。
ものすごく違う、ということだったので、さっそく上位機種を購入しました!
各種セットアップシートを見る限り、エアトロニクスの M12 の利用例が多いようなのですが、 現状 4PLS を利用していることもあって、レシーバーの準備等を考え 4PX にしました。
やっぱり高級感があってカッコイイですね。
通信方式についてフタバのサポートに問い合わせて聞いたところ、次の回答をもらいました。
T4PXとR304SB(T-FHSSモード)との組み合わせが、レスポンス最速となります。 R2104GF、R204GF-E(S-FHSSモード)との組み合わせの場合、約1/3のレスポンスとなります。
なんと T-FHSS モードは S-SHSS モードの約3倍のレスポンスなんですね。
性能を活かさないともったいないと思い、これまで利用していた S-FHSS 用のレシーバーから、 T-FHSS 用のレシーバーに付け替えて利用することにしました。
バインディングなども全く問題なく、順調に設定完了。
奇しくもちょうど不具合の修正モジュールが公開されたので、さっそく適用。
マイクロ SD にファイルを展開・コピーしたあと、決められた手順に従ってトランスミッターのスイッチを入れると自動的に更新が始まります。
順調に設定できました。
初走行は OCRC で。結果は・・・
木曜日の夜練習で OCRC で初走行してみました。
どれだけ良くなるんだろう・・・と、期待していたのですが・・・
残念ながら 4PX では、今までのようには操縦できませんでした。
とにかく、感触が全く違います。
4PX は非常に評価の高いトランスミッターだと思いますので、走らない原因は単に僕がヘタクソなだけだと思いますが・・・
高価な買い物だったので使いたいのはヤマヤマなのですが、全く思ったところに車が行かない感じです。
どうダメだったかというと、とにかくちょっと握っただけでドッカーンと飛び出し、手に負えない感じです。 スロットルの EXP を思いっきりプラスにして、ESC のパンチを強く入れたような感じです。
・・・
仕方がないので、木曜日はそのまま練習しましたが、良いタイムが期待できる感じではありませんでした。
何が悪かったのか?
高い買い物をして、役に立たないときほど虚しいことはありません。
「いや、スティーブン・ハートソンだって使ってるんだ。きっと大丈夫・・・」と、自分に言い聞かせつつ、どうにか自分で修正する方法を考えました。
サンクコストとして割り切って、無かったことにするのも手ですが、出来れば使いたいという気持ちです。
まず思い当たったのは、4PLS と 4PX のスプリングの強さやトリガーの形状・サイズの違いです。
今まで使っていた 4PLS のトリガーのスプリングの強さと、4PX のスプリングの強さを比べ、同じくらいの強さになるように調整しました。
次にトリガーそのものです。4PLS ではトリガーは指にフィットしていました。
しかし、4PX ではこの通り、スカスカで指に合っていません。
仕方がないので、スポンジを貼って調整しました。
使用頻度の少ないテレメトリー等のキャッチーな機能よりも、トリガーやホイールなどの調整といった地味なもののほうがよほど大事と思うのですが・・・
こうして物理的なところをある程度解決した上で、レシーバーとトランスミッターの組合せをいろいろと試してみました。
これまでのフィーリングと違うところはどこか、どちらがどう感じるか・・・
そこで僕が感じた結論は、4PX を使うと通信方式に限らず、極端にスロットルの出力が上がるフィーリングになるということです。 リニアな感じの操作性ではなく、EXP が上がっている感触です。
僕は 4PL/4PLS/4PX しか使っていないので、あまり分かっているわけではありません。 もしかしたら、逆に 4PX がしっかりしたリニアであって、これまでの 4PLS の出力カーブがネガティブで、前に出なかっただけかもしれません。
どっちがどう違うか、どっちが正しいかはわかりません。
僕に分かることは、ともあれ現状では 4PX を使うとパンチが極端に強い感じになって、これは僕の感覚にあわず、上手く操縦できないということです。
さらにこれは S-FHSS 系か T-FHSS 系かという反応速度の差でもなく、4PX を送信機として使った場合にのみ発生することでした。
だったら、4PX で EXP を下げたらどうか、ということになるかもしれませんが、-50 位まで下げたら走り出しはおとなしくなりましたが、 高速域に入りかけるところで、結局ドッカンとなります。僕は最初から最後までリニアな感じが好きです。
・・・
ということで、見た感じ、操作性はすごく気に入った 4PX でしたが、残念ながら操縦が上手くできないので、当面利用を見送ることにしました。
いずれは使いたいのですが、まずはもうちょっとモディファイドの車に慣れてからですね。
最近は ESC とモーターをテストしていますが、少なくともこちらが終わってから、もう少し突き詰めていきたいと思います。
後日談: ところが、その後すぐ 4PX を使うことにしたのでした。詳細はこちら » IERC で 4PX、ESC のテスト再び。そして・・・ [4/26/2015]
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