メモリアルデーの3連休は3大トラックで練習

5/27/2023-5/29/2023

5月29日、5月の第四月曜日は、アメリカはメモリアルデーという祝日で、久しぶりの三連休となりました。 この連休は三日とも、いつも通り朝から晩まで練習してきました。

ちなみに、去年も同様に三日ともラジ漬けだったことには違いないのですが、 去年は三日間ともホットロッドに通いました。しかし今年は、サンダーアレー、ザ・ダート、リベレーションという、1/8 スケール向けの広いトラックでの練習。 この1年でだいぶ 「1/8 の人」らしい感じになれたかなと思います。

さて、連休を振り返る前に、まずはレース参加に関して予定変更があったので、先にそれについて書いておきます。

TNS の予定変更 〜 TNS はシリーズポイントを意識しない

元々の予定では TNS というシリーズ戦に参加しようと思っていました。しかし、この予定を変更。TNS にはシリーズ戦としては参加しません

TNS の参加を取りやめた1番の理由は、日程が予定以上に過密になるからです。

JBRL と TNS の両方のシリーズ戦に参加する場合、6月から10月までの間、月に平均2回ずつ本戦に参加する必要があります。どの回も250エントリー以上のイベントになることが予想されているので、これでも大変は大変ですが、一応これなら、少々大変でも頑張ってみよう、と考えていました。

ところが今回、6月3日の TNS ラウンド 1を前に、開催地のチャネルアイランズ・レースウェイでは既にコースレイアウトのリビルドを完了し、 ラウンド1の前の週にあたる5月27日にクラブレースを開催すると発表しました。問い合わせてみたら、このクラブレース以外で新コースを走れるのは、 TNS の前日のみとのこと。

チャネルアイランズがあるサンタバーバラ市は、ロサンゼルスから遠く離れており、連日通うのは無理。したがって、僕が事前練習をしたいなら、クラブレースに参加するほかありません。

また、最近になって発表された TNS のルールではなんと、予選の順位にメインレースの結果以上のポイントをつけるとのこと。具体的には TQ は 101点、2位は99点、3位は98点という風になり、メインレースでは1位100点、2位99点、3位98点という風になります。TQ の方が、優勝者よりもポイントが高い、というのは聞いたことがないし、意味不明ですが、ともあれそんなルールでシリーズを開催するらしいのです。

したがって、TNS のシリーズポイントを念頭におくと、予選の順位は無視できません。各ラウンド、予選から良い状態で走る必要があります。予選から準備万端で走るには、事前練習が不可欠。事前練習のためには、前述の通り本戦の前の週のクラブレースに参加することが必要。

TNS の開催はサンタバーバラで2回、パームデザートも1回あります。どちらもロサンゼルスからはとても遠い街です。事前開催のクラブレース、本戦と毎回参加するのはとても厳しいです。

そういうわけで、TNS のシリーズポイントを狙うのは事実上無理があります。はじめから無理だ、と思っているものに参加する意義も見出せず、TNS はシリーズ戦として考えないことにした、というわけです。

「勝てないなら参加する意味がない」という風に考えているわけではありません。レース参加の経験を積むという意味では意味はあるでしょう。ただ、勝てない上に、「ローカルレーサーに有利なレースを開催したりして公平性を欠いているな」とか「予選にたくさんポイントつけるなんて変なルールだな」などと、疑問を感じながら参加するのでは、楽しむのは難しそうです。

ま、邪推かもしれませんが、結局のところ商業的な点で、事前のクラブレースになるべく参加させる仕組みにしたかったんでしょうね。理解はできますが、レースをする側としては賛成しがたいです。いろんなレースがあって良いと思うので、こういうタイプもあっていいとは思いますが、僕は単に参加しない、ということになります。

レースはシリーズとみなさず、ひとつのラウンドだけ参加して競うことも可能ですから、TNS に関しては必要に応じて、あるいは気が向いたときに参加としたいと思います。

そういうわけで、5月27日はチャネルアイランズでクラブレースが開催されるのは知っていましたが、無理に参加するのはやめて、三日間とも走行練習にあてることにしました。

5月27日 - サンダーアレーで練習。サンダーアレーが狭く感じた!

5月27日は、朝からサンダーアレーに向かいました。

普段の土曜日はペリスの The Dirt で練習していますが、この日は The Dirt のある Lake Perris Fairgrounds でイベントがたくさんあるようだったので、混雑を避けた形です。

11時くらいにサンダーアレーのある Baumont 市に到着。ランチは IN-N-OUT Burger (イン・アンド・アウト バーガー) で。サンダーアレーのトラックから10分弱くらいのところにありました。

In-n-Out はカリフォルニアを代表する人気のハンバーガーチェーン。オーダーしたのはチーズバーガーとフレンチフライとドリンク。久しぶりに行きましたが、やっぱり美味しい 👍

食後、同じショッピングセンター内にあったスーパーでドリンクを調達し、サンダーアレーのトラックに向かいました。

12時過ぎにサンダーアレーに到着。

運良く、日除けのあるコンプレッサー横にピットが取れました。ドライバーズスタンドの裏です。

今回走ってみて思ったのは、サンダーアレーが狭く感じる、ということです。実は3月にプラクティスをしたり、クラブレースをしたのですが、 そのときは、まだトラックを広く感じていました。

去年の10月に初めてサンダーアレーで走った時は、それまでホットロッドで練習していたので、サンダーアレーが広く感じるのは当然です。ホットロッドは基本的に 1/10 スケール向きですから。

しかし、そのあとは (それなりに広い) リベレーションで練習していたのだから、 広さには抵抗がなくなりサンダーアレーでも問題なく走れるのではないか、と、期待していました。しかし、残念ながら3月の時点でもまだ「やっぱり、サンダーアレーは広いし、高低差もあるし、難しいな」と感じていました。

特にコース中央のステップアップは、3月でも、あまりうまくいかず、コケることも多かったです。

しかし、今回は見え方が全く違いました。トラックが狭く感じました。ホームストレートも「ちょっと行ったらすぐ減速しないと」という気持ちで走りましたし、トラックに向かって右奥の降りながら回って走るところも、握り過ぎに注意しないと危ないな、と。 ステップアップもできるようになってました。上にジャンプしたあと、右側に車をひねるのも思った通り。ほぼ失敗しなかったように思います。

どこのコーナーも気持ちが行き届いている感触がありました。

ラップタイムを計測できなかったので、具体的にラップタイムが良くなったかはわかりませんでしたが、体感的には雲泥の差。間違いなく上達している、と確信できました。

これはひとえに、ここしばらく、より広くて、より難しい The Dirt で練習してきた成果だと思います。

トラギーの 2000 kV

トラギー (TLR 8IGHT XTE) は、モーターを HW 2250kV から Tekin 2000kV に載せ替えて走りました。ピニオンギアは 15T から 16Tへ変更。

パワー感的には少し穏やかでちょうど良くなり、だいぶ走りやすかったです。

穏やかになった、といってもパワーが足りないことはなく、コース最後のトリプルも問題なく飛べたので、十分と言って良いと思います。

ちなみに、無限のロンダドレイクさんも走っていましたが、そのトリプルはダブル・シングルとしていました。

僕は今回 JBRL で、自分ができそうなところも、周りに合わせてジャンプのクリア方法をおとなしく変えてしまって、ラップタイムを落としていたかと思ったので、自分が速いと思った方法、特にジャンプのクリア方法についてはある程度、我流を貫こうかな、と考えています (もちろん、全体的にロンダさんの方が速いので、見習うところは見習いますが)。

モーターのパワーについて思い返してみれば、僕は 1/10 のバギーの時も 4WD は 5.5 より 6.5、2WD は 7.5 より 8.0 と、周りのひとより少し落としたものを使った時の方が調子良かったように思います。今回結局、バギーは Tekin 1900kV、トラギーも Tekin 2000kV という風に、少しだけ抑えた方に落ち着いたのも自然なのかな、と思います。

サンダーアレーでのタイヤ

トラギーの練習用タイヤとしては、JConcepts Reflex (A2) を用意しました。ホイールは AVID。

本来は、レースでは A2 よりも Green や Blue でしょうが、長持ちして欲しいという気持ちを込めて A2 です。食わなすぎて練習にならないと話になりませんが、ホールショットみたいに数パックで丸坊主になられても練習ができません。

他のタイヤと比べていないので、その点で、良いか悪いか何とも言えないですが、少なくとも悪すぎて練習にならない、と言うことはなかったと思います。十分良かったと思います。

バギーに関しては、今回は TZO 202 (Ultra Soft)、601 (Ultra Soft) の他、GRP Cubic (Extra Soft), Plus (Extra Soft)、Pro-Line Fugitive (S3) を試しました。202 が食うのはもともとわかってましたが、今回は GRP Cubic がかなり良かったです。

TZO が値上げして買いにくくなったので、TZO の代わりのタイヤを探していますが、今のところ GRP Cubic が最有力です。GRP はホイールがダメなのでプリマウントは (もう2度と決して) 使いたくないですが、タイヤ (とインサート) ならコストパフォーマンス的に良いと思います。

というか、今回走った中では、コストのことを忘れても Cubic が一番良かったです。次回、コンパウンド (Soft と Extra Soft) を試すつもりです。

5月28日 - The Dirt で練習

連休の二日目、5月28日はペリスの The Dirt に行きました。

お昼はKFCで。Google Maps で探したら、意外と近くにありました。

食後すぐ The Dirt へ。前日、サンダーアレーでは「The Dirt での練習のおかげで上達できている」という実感を得たので、頑張りがいがあります。

知り合いが朝から来て、トラックのメンテナンスをして、水もまいてくれていたとのことで、良いコンディションで練習できました。ちなみに、その知り合いは前日のサンダーアレーでも、コースのメンテナンスをしてました。ほんと、ありがたい。ちなみに、その彼とは翌日リベレーションでも会いました。

先週は JBRL に参加していて The Dirt に来ていないので、すごく久しぶりに感じました。サンダーアレーより難しく感じます。やっぱり、難しいところで練習した方がいいのですね。頑張らないと。

バギーだけでなく、トラギーも少し走りました。やはり、The Dirt でも Tekin 2000kV で十分。しばらくこれで行きます。

ラップタイムの計測 (読み上げ) が動いていたので、ラップタイムを聴きながら、できるだけ毎周同じように走れるように集中して走りました。

5月29日 - リベレーションで練習

メモリアルデー (5月29日) は朝から、リベレーションへ。

お昼はファーマーボーイズで。In-N-Out や KFC もいいですが、あちらはサラダがあまりありません。ファーマーボーイズはその点、とても良いです。

食後すぐにリベレーションへ。意外と空いてました。

走行前にサイドガードとピニオンギアを新品に交換。

タイヤは GRP Plus と TZO 601 で走りましたが、まあまあ、同じ感じかな。

最近、10PX のトラクションコントロール機能を、色々設定を変えたりして試してきました。 この日は、トラクションコントロール機能を OFF にした方が、ハッキリ良かったです。

これまで使ってきた感じでは、トラクションコントロール機能は「トラックが荒れて、凸凹が多く、車が意外な時に跳ねて困る時に (のみ) 有効」という感触です。逆に 凸凹の多いときには、車の跳ねが減って安定するように思えたので、もしかしたら役にたつ場合もあるかもしれません。

引き続き、この調子でしっかり練習して、うまく走れるようになりたいです。

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