やっと、タイヤの剥がれ問題解決!

6/14-16/2024

タイヤの接着が剥がれる問題が長らく続いていて、本当に困ってました。

タイヤの接着なんて、1/10 の頃からずっとやってきて、慣れてるはずだったのですが、去年の秋ぐらいから急に剥がれるようになったのです。

色々やり方を変えても、どうもダメ。接着剤が悪いのか、接着面の洗い方が悪いのか、作業のやり方自体が悪いのか・・・

これ、原因がやっと判明しました。どうやら、最近使い始めたアルコールスワブが原因だったようです。 どうやら、あまり品質の良いものではなかったようで、汚れが落ちない上に、いろいろと残留物が残ってしまっていたようです。

日本の辞書でみると swab (スワブ) は「綿棒」と出てくる場合が多いようですが、実際のところは棒状である必要はありません。Alcohol Prep Pad と同じです。

アルコールスワブの機能をチェックするため、試しにプラスチックの板に、油性ペンで線を引き、アルコールスワブで擦ってどうなるか試してみました。アルコール (この場合は、イソプロピルアルコール (IPA)) で油汚れは落ちるはずと考えたので、ちゃんと汚れが落ちるかどうか確認するためです。

またこの時、比較のため 91% IPA をマイクロファイバータオルに染み込ませたもので、拭き比べをしました。その結果が、次のとおり。

写真の影のせいで、上が白く、下が黒っぽくなっていますが、同じプラスチック板の違う場所に書いています。

上側は黒い線がほぼそのまま残り、さらに液体が蒸発した後に斑点状の痕跡が残っています。一方、下側は横線はほぼ消えてなくなり、斑点状の残留物もありません。

つまり、油性ペンで書いた線を「汚れ」とすれば、この結果からは、これまでアルコールスワブで拭き取っていたつもりの汚れが、ほとんど取れていなかったことになります。

こうして、このアルコールスワブでは汚れが落ちない上に、汚れが広がって、しかも広く残留物が残る、ということがわかりました。

そこで今回は、91% IPA を染み込ませた布で、タイヤとホイールの接着面をしっかりキレイにして、接着しました。(接着剤は BSI の Tire Glue を使用)

その結果、6/15-16 でのプラクティスでは、タイヤが剥がれることは全くありませんでした。これまで起きていた問題では、1パックも走れば、タイヤがあちこち剥がれてきていたので、明らかな違いです。これで解決した、と言って問題ないと思います。

トラクサスのサイトにも、「タイヤの製造工程で付着する剥離剤はIPAでとれるので、タイヤの接着時にはIPAで拭けば十分」ということが書いてあったので、それを信じれば、今回のやり方で良さそうに思います。これまでも IPA で拭いていたつもりでしたが、剥離剤等の汚れが取れていなかったのですね。

このアルコールスワブはアマゾンで購入したのですが、購入履歴を確認してみると、使い始めたのは去年の秋で、 JBRL 最終戦の前。確かにタイヤの接着の問題が起き始めた時期と一致しています。

湿り気の多いアルコールスワブで、いかにもアルコール分がたくさんあるように感じられたので、問題があるとは思えず、気付くのが遅れてしまいました。

接着剤を変えるなり、貼り方を変えるなり、色々と試してきても効果がなく、残る犯人として、アルコールスワブしかなくなりました。それで、今回、拭き取りテストをやってみて、やっと原因に辿り着くことができました。

ちなみに、問題が解決した今だから書きますが、実は去年の秋の JBRL 最終戦では、レースのために用意していたタイヤが、全てあっという間に剥がれてしまい、レース前に非常に焦りました。 結局、そのときは、トモコさんにスペアタイヤを譲ってもらい、なんとか凌いでいました。

これまで、「タイヤの貼り方」について色々と考えさせられてきたので、あとでちゃんとまとめたいと思います。

さらに、6/15-16 のサンダーアレーでのプラクティスでは、インサートをホイールに貼ったタイヤと貼っていないタイヤで走り比べましたが、 走らせた感じでは全く差を感じませんでした。インサートをホイールに貼る効果は、ほぼなさそうです。最近流行っているので、やっていましたが、今後は、少なくともバギーのタイヤに関しては、インサートをホイールに貼ることはないと思います。

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