チャネルアイランズでプラクティス。タイヤ選びがわかってきたかも。

7/22/2023

JBRL のラウンド4は8月26日に、サンタバーバラのチャネルアイランズ・レースウェイで行われます。 このため当初、8月はチャネルアイランズを中心にプラクティスに行こうと思っていました。

ところが JBRL のラウンド3が延期になり、8月12日にサンダーアレーで開催されることに。

このため8月は、悠長にチャネルアイランズにばかり行ってるわけにはいかなくなりました。

山火事の影響でサンダーアレーが引き続きクローズ。そこでこの週末は、チャネルアイランズにプラクティスに行くことにしました。

コースに慣れることと、タイヤを選ぶことが今回の課題です。

チャネルアイランズは、去年の10月下旬今年の1月下旬にクラブレース参加のために行ったことがあるだけ。今回が3回目になります。 レースなしで、プラクティスだけのためにチャネルアイランズに行くのは、今回がはじめてです。

サンタバーバラへ

朝7時半トーランス発。チャネルアイランズ・レースウェイがある、サンタバーバラに向かいます。

ロサンゼルス方面は快晴だったのですが・・・

フリーウェイ101、カマリロに降りる坂のところで急に霧 (雲?) が・・・

この先、途中の道はずっと曇り空でした。

チャネルアイランズ・レースウェイでプラクティス

9時半頃、チャネルアイランズ・レースウェイに到着。最近、The Dirt やサンダーアレーなど、遠くのトラックに通っていたので、サンタバーバラまでも全然遠く感じなかったです。

晴れましたが、涼しい。ヤシの木、周りの山々の緑も美しい。

プラクティスにきていた人は、1日を通して10人くらいでしょうか。

午前10時頃の時点で、気温は71°F。普段、100°F 近い灼熱の環境でプラクティスしているのと比べると、快適そのもの。

先週学んだショックオイルと気温の関係に従い、ショックオイルを普段より軽めの F:AE45/R:AE42 に変更して走りました。

タイヤのトレッドパターンと路面について

最近、タイヤをいろんな路面で試していて、だいぶ考え方がまとまってきました。 独自研究なので、定説と合ってるかどうかわかりませんが、現時点での考え方はおよそ次のようになります。

まず、南カリフォルニア周辺のトラックでの、ダートのレースとプラクティスに現れそうな路面のコンディションを4パターンに整理。

路面 説明 ラップタイム
Dry-Dry 散水していないカラカラに乾いた路面。または散水して長時間経った路面。レーシングラインはカチカチになりがちで、ラインを外すと砂が多い。 速い
Wet-Dry 散水後、乾燥した路面。または乾燥しかけている路面。砂が出やすい。タイヤに土が残らない。
Wet 散水後、まだ湿っている路面。タイヤに少し土が残る程度。
Very Wet 多めに散水して、少しぐちゃぐちゃしているところが残る。タイヤに土がこびりつく。 遅い

このうち、夏場のレースに一番出現しそうな路面は Wet-Dry と Wet の二つ。Dry-Dry はプラクティス。Very-Wet は散水し過ぎたときに出現する可能性はありますが、基本的にはもっと涼しい時期、秋以降とか夜のレース。

実際のレースでは例えば、2ヒート毎に散水する場合、散水直後のヒートは Wet (場合によっては序盤 Very Wet)、次のヒートは Wet-Dry になる確率が高くなり、どちらにも対応したいところ。

今回のテストではレースを想定し、散水してまだ乾かない時点 (Wet) と、少し乾き始めた時点 (Wet-Dry) を重点的にどうなるか、注意しながら試しました。気温は 75°F から 78°F 位。

  • JConcepts Reflex (Blue)
    Wet から Wet-Dry で一番トラクションがあって走りやすく速かったです。サイドバイトも悪くない。 Reflex で走ると 0.5秒くらい、ポンとタイムが上がります。今後、チャネルアイランズでのレースでは、これで決まりかな、と期待が持てました。
  • Pro-Line Hole Shot (M3)
    Very Wet から Wet での安定感がありました。 ウェット強めが予想されるときは、Reflex より Hole Shot かも知れません。この点は要再テスト。 ただ、少し乾いた Wet から Wet-Dry ではハッキリ Reflex が良さそうなので、レースの準備には Reflex 優先かな、と考えています。
    それと、なるべく JConcepts に寄せたい気もあるので、Very-Wet で Triple Dees とどちらが良いか試したいと思ってます。
  • TZO 202 (Ultra Soft)
    基本的に Wet から Dry-Dry まで走りやすいのですが、乾いてきた時にややサイドバイトが落ちるのが気になるかな、という印象。これまでたびたびレースで使ってきたので、信頼感はあるけど、今回チャネルアイランズで試した限りでは Reflex の方が常に良い印象。
  • JConcepts Stalkers (Blue)
    みためは Reflex に似ているので期待感はあったのですが、Wet と Wet-Dry で走ってトラクション・サイドバイト、共にやや足りないか。
  • JConcepts Kosmos (Blue)
    Wet-Dry から Dry-Dry ではトラクションもあるし、横もあってコーナリングも丸くなり、とても速いし走りやすい。この日のベストラップは Dry-Dry での Kosmos。先日のThe Dirt でのテスト(=Dry-Dry) でも Kosmos が良かったですが、やはり今回も Dry-Dry では Kosmos が良かった。

・・・とまあ、同じ条件で何度もやり直すこともできないので、正確なテストにはなってないと思いますが、だいたい、こんな印象をもちました。

タイヤと路面の一般的な傾向というか、気付いた点としては、次のようなものが見えてきました。

  • 同じように乾いた路面でも Dry-Dry と Wet-Dry では選ぶタイヤが違う。Wet-Dry は基本的に Wet と同様になりがち。(表面が乾いていても、表面のすぐ下に湿ったところがあり、その影響が大きいか)
  • Dry-Dryは高速だったりするので、路面の状態 (上記4カテゴリ) が違えばラップタイムの比較は意味がない。逆にウェットの時にラップタイムが悪いのはやむを得ないとする。
  • Wet 及び Wet-Dry はピンの小さいタイプが良いことが多い。
  • トレッドパターンが似ていても結果が大きく違うことがあるので、とりあえず試す。(これは理由がよくわからないけど、何か大きく結果に影響するものがあるみたいです)
  • 曲がり方などの好みもあるので、好きなタイヤは人それぞれ。(たぶん、前と横のグリップの割合に、好き嫌いがあるっぽい。この点でもとりあえず、人の意見を鵜呑みにしないで、自分で試す必要がある)

ごちゃごちゃ書きましたが、今回の目玉をひと言で言えば「Reflex がとても良い!」ということです。

これまで Reflex が手に入らず試せていなかったので、サンダーアレーでも、Reflex や Hole Shot を混ぜて、もう一度試してみたいと思います。

1日走って、コースにもだいぶ慣れてきたし、タイヤの良し悪しもだいぶわかった気がしたので、充実した練習になりました。

JBRL までに、もう一度くらいはこれるかな。いろいろ試して、レースに備えたいと思います。

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