JBRL は延期。The Dirt でクラブレース参加

7/15-7/16/2023

JBRL の延期

7月14日(金)の夜、「さー、明日はJBRLだ。早く寝ないと〜。頑張るぞ〜」なんて言いながら準備をしていたのですが、 ふとフェイスブックをみると、なんとJBRLの延期のお知らせが。

サンダーアレー・レースウェイのあるボーモント市で、14日午後から大規模な山火事が発生。その消火活動で、サンダーアレーのある公園の敷地が使われるため、レースは開催できない、とのこと。

正直、ちょっと自信のあったレースだったので、早くレースをしたい気持ちがありましたが、そんな状況では仕方がありません。

さらに情報を調べていると、JBRLがなくなってしまったので、急遽 The Dirt でクラブレースを開催しますよ、というアナウンスが出ていました。

最近The Dirtで練習してきましたが、クラブレースは参加できていなかったので、せっかくなのでThe Dirt に行くことにしました。

7月15日 The Dirt でクラブレースに参加

朝、6時30分出発。近所のセブンイレブンで食料と飲み物を買って、The Dirt へ向かいます。

8時頃、The Dirt 到着。

レースになると、だいぶウェットになるのですね。

先週、走り比べてタイヤを選んだわけですが、それはあくまでもドライ路面での話。ウェットの時どうか、まだわかっていません。

とりあえず、レース前のプラクティスでは、先週ドライで良かった Kosmos で走ってみます。どうも遅い。コンパウンドを Blue、A2 と試しましたが、そこそこ走りやすいことは走りやすいのですが、タイムが出ないです。

ウェットだと、どうしても落ちるのかな?それにしても、遅いような・・・

レースは、予定では10amからでしたが、ズルズルと遅くなり、11時過ぎに予選が始まりました。どうもレースディレクターのひとが新しい人らしくて、いろいろと時間がかかっているようです。

そうこうしているうちに、気温は111°F に。

摂氏にするとおよそ44°C。いくら湿度が低いといっても、暑いです。

さて、肝心のレースの方ですが・・・、ま、当たり障りなく無難にいけば、無難な結果がついてくるんだと思いますが、今年は情報収集の年、経験を積む年なので、攻めていきます。

予選1本目は、Kosmos Blue で走りました。これが残念ながら遅い。ベストラップ 43.5秒。10人中3位。

予選2本目は、気温が普段よりずっと高いので、試しに F:AE 50 / R: AE 47 に変更。さらに、ウェットを尊重して TZO 202 Super Soft で。

これで、ベストラップは 42.7秒に改善。TOP 5 の平均も 43.4秒と、なかなかの好タイム。

しかし、1周、コケた時にマーシャルに放置されて、1分以上かかった周があったのでレースタイムはダメでした。予選は10人中3位。

メインレースでは、序盤のジャンプの着地で他の車と絡んでしまい、ドラッグリンクのボールエンドが抜けて、早々と DNF。いいところなく、残念な結果で終了。

The Dirt からも、山火事 (ボーモントとは別の山火事) の煙がみえました。

7月16日 また The Dirt で。前日の反省。

翌日もまた朝から The Dirt へ。

10時半頃、ペリスに到着。久しぶりにファーマー・ボーイズでランチ。

食後、ウォルマートに買い出し。最近は暑くて、ドリンクを大量に買い込むので、少しでも安いお店を探したいところです。

なんだか、とうもろこし?が変わった売り方だったので、パチリ。

さすがウォルマート。ドリンクはやっぱり安かったです。そんなに遠くないし、なるべくこちらで買うようにします。

買い物のあとは、すみやかに The Dirt へ。

猛暑が続いているので、ピットは屋根のあるオンロードトラック側にとりました。

まずは、練習用ボディーを作ります。JConcepts S15 8IGHT X/E 2.0 用です。白一色で塗りました。

さて、前日の反省。まず、なぜコケたか、ということを考えました。

ショックオイルは少し番手を下げるべきだった

レース終了後は、ショックオイルを 50/47 から戻さなかったことが原因だったかな、と考えていました。

Q2 はそれなりに良いタイムで走れました。Q2 の時点 (つまり気温 110°F) で 50/47 がが正解だったとすると、メインレースの頃の気温は 95°F くらいだったので、AE 47/AE 45 くらいにはすべきだったかな、と。

95°F でも十分暑いので、ショックオイルを戻さなくていいかな、と楽観したことが判断ミス。111°F から 95°F なら 16°F も下がってますから、ショックオイルは変えるべきでした。

温度をチェックするには、体感ではなく、温度計の方をみて客観的に考えるべきでした。

この日の気温は 103°F 位。AE 47/AE 45 で実際に走ってみましたが、ちょうど良い気がしました。

ドループの問題

しかし、ジャンプやギャップの走破性が不安定だったことに関しては、何よりもドループが原因だったのだと思います。

この日、ドループスクリューが走行中に動く問題に対して、リアアームを交換したところ、特にジャンプが完全に安定したからです。レース日にも走行後に、ドループスクリューがズレてしまっていたことは気付いていましたが、走り出してすぐに影響する (すぐにズレる) ものではないだろうと想像していました。しかし、これは間違いだったようです。アームを変えた途端に、ハッキリとジャンプが簡単になったので、ドループの影響が大きかったのだと思います。

JBRL に向けて、折れてもいないリアアームを、贅沢に交換していたのですが、これが裏目に出てしまった形です。The Dirt で走っていて、普段はほぼコケないのですが、レースだとコケるのは、知らず知らず緊張してしまうのかな、とか、いろんな要因を考えてしまったのですが、単に車が原因だったようです。

この点では、JBRL が延期になって良かったです。こんな状態で JBRL で走っていたら、酷い目にあうところでした。

ドラッグリンクのロッドエンドの問題

それからメインレースでは、ドラッグリンクのロッドエンドがターンバックルから抜けました。このロッドエンドは 8IGHT 2.0 で改良されて、銀色の硬いパーツになったのですが、あいにくこれがまだ個別に市販されていません。

今回は新しいロッドエンドに交換 (TLR244068) したばかりなのに壊れたので、やはり元の黒のロッドエンドでは今後も不安です。 ドラッグリンクの銀色のロッドエンドは、eBay で入手できそうなので、JBRL に向けて準備したいと思います。

アソシとTLRのショックオイル

それから、上でも少し触れましたが、今回気温が高かったことで、ショックオイルについて考えてみました。

これまで、1/10 スケールで走っていた頃は、あまり気温の変わらないインドアトラックで走ってきたので、この点、これまで無頓着過ぎたかもしれません。

夏になり、気温の変化が特に大きくなっています。例えば The Dirt のあるペリス市での、今週末の予報では朝晩の最低気温は 67°F (約19.4°C)。昼の最高気温は 103°F (39.4°C) です。上に書いた通り、今回のレースのときは 111°F (43.8°C) もありました。内陸部にあることもあって、1日の中でも寒暖の差が大きいです。

JBRL では、朝のプラクティスは朝6時から8時まで。予選は朝の8時半に始まります。このため予選は、まだ気温が上がりきらない、およそ70度から85度くらいの気温で走ることになることが見込まれます。 ヒートの組み合わせによっては、もしかしたら90度とか100度の時間帯になるかもしれません。

メインレースは、下位メインなら昼過ぎか夕方なので、100度から90度くらいでしょうし、A メインに残れれば夜のレースになるので80度から70度かもしれません。

そこでショックオイルの粘度と温度の関係について調べてみました。某サイトで見つけた情報によると、10°F 変わるとおよそ 50cSt 粘度が低くなると考えて良いらしいです。

言い方を変えれば、温度が10°F 高くなったとき、同じ設定を維持しようと思ったら、50 cSt ほど粘度の高いオイルを使う必要がある、ということになるでしょう。

アソシのショックオイルの粘度と番手の関係は次のようになっていました。(40wt 以上)

AE OIL [wt] 粘度[cSt]
40wt 500 n/a
42.5wt 538 +38cSt
45wt 575 +37cSt
47.5wt 613 +38cSt
50wt 650 +37cSt

2.5wt 上がると、粘度は約 40cSt 高くなっています。

これらを考えると、すごく大まかに言えば 「10°F 違えば 2.5wt 重くして同じセットになる」と覚えるのがわかりやすいように思います。

つまり、気温 70°F の時にセットを出して、F:AE 45/R: AE 42 が良かったとします。 この時、気温だけ 80°F に変わったとしたら、この車は F:AE 47.5/R: AE 45 が良い、ということになります。

表にすると次のようになります。

70°F で AE 45wt/ AE 42.5wt を理想とした場合のショックオイルの粘度と番手
気温 Front Rear
理想の粘度[cSt] AE Shock Oil [wt] 理想の粘度[cSt] AE Shock Oil [wt]
70°F 575 45 wt 538 42.5 wt
80°F 625 47.5wt (=613 cSt) 588 45wt (=575 cSt)
90°F 675 50 wt (=650 cSt)
TLR 47.5wt (=660cSt)の方が近い
638 47.5 wt (=613 cSt)
100°F 725 55 wt (=725 cSt)
AE に 52.5wt は無いため
688 50 wt (=650 cSt)
TLR 47.5wt (=660cSt)

大雑把ですが、目安として、こんな変化を頭に入れているのは良いことのように思います。

気温が極端に高い日などは、特に気をつけたいと思います。

それから、注意点としてもう一つ。

僕は TLR とアソシのショックオイルを使うことが多いのです。 この場合、注意が必要だと思ったのが、同じ番手でもTLRとAEで粘度がかなり違うということです。

下の表の通り、TLR 45wt と AE 47.5wt はほぼ同じ粘度。TLR 47.5wt と AE 50wt では、TLR 47.5wt の方が粘度が高いです。

オイルを入れ替える際には、こうした点にも注意したいと思います。

前の記事 次の記事
© 2024 キースの米国 R/C 情報