クリスマスイブはリベレーションでプラクティス
12/24/2024
12/24 は朝からペリスに向かったのですが、途中、ずっと天気が悪かったので、少しでも近場の方が良いかと考え、久しぶりにリベレーションでプラクティスすることにしました。
来年はたくさんのレースに参加する予定なので、どこでもすぐにレースできる準備をしておく狙いもあります。
ご飯は久しぶりの PHO TRANS。
前回リベレーションに来た9月の時と全く同じ。フォーとビーフ炒麺にしました。
食後、すぐにリベレーションへ。まだ、誰も来ていませんでした。
このコースレイアウトで走るのは初めて。ぱっと見、極端に大きなジャンプはないようでホッとしました。
コースを歩いてチェック。久しぶりですが、やっぱり、砂が深いですね。なんのタイヤがいいんだろう。
セットはサンダーアレーで走ったままで。ピニオンギアは 14T と 15T を比べましたが、14T で良さそう。やっぱり、テクニカルな箇所が続くので、単純なスピードがあってもダメですね。
しばらくしたら、人も増えてきました。スプリンクラーとホースで散水したり、実際にときどき雨が降ったりで、路面のコンディションはレースに近い感じになったので良かったです。
タイヤは TZO 202 と 402 で走り比べました。ベストラップは 402 で 35.1秒、202 で 35.3秒。202 でも安定して走れなくはなかったですが、402 の方が速く曲がる分だけ、砂が深いところで加速時間を稼げるのでラップタイムが速いようでした。
「順方向ジャンプ」は車の勢いがある
これだけ砂深い路面で、テクニカルだと、色々と考えさせられました。やはり、いつも言ってる「順方向ジャンプ」は間違ってないんじゃないかな、と。
何を考えたか、というと・・・例えば、こんなダブルの後に右コーナーがあるセクションがあるとします。
普通のジャンプではまっすぐジャンプして、曲がるからこんな風になります。
僕が考えている「順方向ジャンプ」では、ダブルを踏み切る時にステアリングを、次のコーナー向きに切ります。
緩やかに丸いラインから、そのままジャンプできるなら、それに越したことはないですが、あまり余裕のない時はこんな風に、真っ直ぐに入って踏み切る瞬間にステアリングを切ります。
すると、どうなるか。
ステアリングを切らない場合に、必要な飛距離を出すのに必要な速度を Vs とします。
ステアリングを切った場合 (すなわち「順方向ジャンプ」) にも、ショートしないだけに必要な飛距離は同じですから、進行方向向きの速度 Vs は同じです。
ところが、瞬間的に速度が斜めになりますから、その斜めの速度 V の進行方向成分が Vs になるようにスロットルを入れる必要があります。 算数でいうと、速度 V の進行方向からの角度を θ とすると、 Vs = V cosθ の関係です。仮に θ = 30° とすると、V = 1.15Vs です。
従ってこの場合、「順方向ジャンプ」で飛距離を合わせてうまくジャンプしようとすると、単にステアリングをきるだけではなくて、スロットルも 15% 程度少し多めに入れないと、ショートしてしまうということになります。
言い方を変えれば、「順方向ジャンプ」では同じ飛距離を出すのに、余計にスロットルを入れられているわけです。ですから、良い向きに着地して、その勢いを殺さないようにできれば、ジャンプから次に繋がるコーナーを速く走れるということになります。
普段あまり、こんなことを意識しないのですが、路面が緩く、簡単にショートしやすい状況だったので、なるほど、確かにスロットルを多めに入れないと順方向は難しいな、とか、考えさせられてしまいました。
もう少し、リベレーションで練習しておきたいと思います。
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