DNC 直前のサンダーアレーでプラクティス

3/9-3/10/2024

3月9日、10日の週末はサンダーアレーに、プラクティスに行ってきました。この週末は、翌週 The Dirt で開催される DNC (ダート・ナイトロ・チャレンジ) 直前の週末とあって、 全米各地やヨーロッパからトッププロが集まって、直前の調整をしていました。

以前、OCRC などで 1/10 スケールのオフロードレースに取り組んでいたころは、リーディーレース等で世界各国からくるレーサーを見る機会が度々ありました。 しかし、1/8 スケールにしてからは、まだあまりそうしたチャンスが多くなかったです。今回、はじめてヨーロッパ勢を間近でみましたが、本当に速くて驚きました。下に詳しく書きます。

車の準備

テクノのトラギー ET48 の準備

トラギーは基本、素組のままでしたが、キットの状態で強度的にやや不安な、スパーギアとサーボホーンだけ交換しました。

トラギー用のバッテリーは Gens Ace 7500mAh。

内部抵抗は 6mΩ 2mΩ, 2mΩ, 5mΩ でした。特に問題なさそうです。

バギーには JBRL 前までには、同じく Gens Ace の 6000 mAh を用意するつもりです。

バギー EB48

テクノのバギーにしてから、モーターもパワーがある方が楽だし、ESC のドライブ周波数も低めの方が走りやすいときもあるし、TLR の頃とはだいぶ感じ方が違います。

サーボに関しては、これまで少し遅めにしてやってきましたが、サーボに関してももう一度、走り試しておこうと思い RT3507A に戻してみました。

去年の6月にサーボを換えてから、試し直してなかったですからね。当時よりは上手くなってきてるはずなので、印象も違うはずだと思います。

バギーのモーターは TEKIN 2050kV にします。

ESC はホビーウィングから Reedy に付け替えました。

スレッドロッカー

TEKNO のキット付属のスレッドロッカーが、どうやら品質の良いものではなかったらしく、キットを組み上げてからネジが緩む問題が少し起きてしまいました。ま、逆に、それくらいしか問題が起きてないのですが。

それで、今回スレッドロッカーを再検討してみました。これまで LOCTITE のブルー (242) を使ってきていたのですが、調べてみると 243 が改良版で、242 よりも油分に強く、耐熱性も高いらしいです。

さっそく LOCTITE 243 を買ってみました。

TEKNO 付属のスレッドロッカー、LOCTITE 242, 243 と並べて、下記の写真のように同様にスレッドロッカーを付けてみました。

ナットをつけて、一晩置いたらこの通り。

結果は次のとおり。

  • LOCKTITE 242 = 電動ドライバーのクラッチ 2 でナットが回った。案外簡単に回りました。
  • LOCKTITE 243 = 電動ドライバーのクラッチ 7 でナットが回った。242 と大きな差があって驚きました。242 と比べて粘度がやや高いのも良い (242 はシャバシャバで使いにくい)。
  • キット付属のスレッドロッカー = 一晩で乾かず流れ出ていました。一部乾いていましたが、丸一日で乾かないのでは使いにくすぎます。

以上、確かに 243 が断然良かったので、今後は LOCTITE 243 を使います。

3月9日 - DNC 参加のプロが続々と

サンダーアレーは朝10時オープン。その前に間に合うように、朝早く自宅を出てボーモントに向かいました。

サンダーアレー近くのセブンイレブンでドリンク類を買っていきます。

10時ちょうどくらいに着いたのですが、既にたくさんの人が来ていました。ほとんどプロっぽいです。XRAY、アソシ、テクノはこちら。

僕はキャノピーを立ててピットを作りましたが、キャノピーを立てる時はリブキンのお父さんに手伝ってもらいました。

お父さんは朝来てからサンダーアレーのお掃除もしてましたし、子供の自慢をするわけでもなく、気取ったところもなく、とても良い人。 スペンサー (リブキン) 自身も、僕にすら「久しぶり!どうしてた」と声もかけてくれるし、とても自然 (以前、OCRC で少し話した以来です)。アソシにありがちな、ギスギスした感じがまるでない、良い若者という感じです。

この日も先日同様、トモコさんの分の TLR の車を売りに出していて、またバタバタしながらやってました。前回同様、TLR のチームの目の前でセールをやって申し訳ない。

最終的に、今回も無事、バギー、トラギー両方とも処分でき良かったです。僕はホイールナットなどを安く売りましたが、そちらも完売。喜んでもらえて良かったです。

トラギーはこの日、初走行でした。

ほぼキットセットアップのままでしたが、ステアリングの舵角リミッターのネジがあるのですが、それがあって、全く切角が足りない状況でダメでした。走り始めて、この点はすぐに気付きましたが、ドライバーズスタンドは人が多いし、何度もピットと行き来できる状況ではなかったので、そのまま走りました。ちゃんと走るのは翌日に持ち越しです。

早朝からほとんど何も食べずに夕方まで、セールにプラクティスに頑張りました。目がまわるほどくたびれてしまったので、ボーモントのパンダエクスプレスで食べてから帰りました。

食後はスタバで飲み物を買って帰りました。最近は、Iced Brown Sugar Oatmilk Shaken Espresso が美味しいです。

3月10日 - 引き続きワールドクラスを間近で

翌、日曜日は、もう少し早く出てきました。先日は朝あまり食べなくて大変だったので、Jack in the box で朝食を買って行きました。

30分ほど早く到着。車も入り口すぐに停めることができて、良かったです。

まずは朝食をしっかり食べてから、活動開始。

この日も DNC に参加するプロが各国から来てましたが、特に目を引いたのはスペインのカナス。前回の世界選手権3位で、現ヨーロッパチャンピオンです。 ヨーロッパではカチカチのコンクリートみたいな路面が多いので、アメリカンスタイルの砂の多いところではどうなのか、と思ってましたが、さすが上手く走ってました。

ヨーロッパの選手と、アメリカの選手を比べると、案外アメリカの方が比較的地味で堅実な走り方をする人が多いことが意外でした。ただ、ラップタイムには大きな差はないようです。下のビデオでは単独で走っているのはカナス。並走している黄色のバギーはドレイクです。この他、ビデオで撮れなかったのですが、同時期にはリブキンも走ってました。

上から降りてきて、正面のダブルに入るところのコーナーは、曲がりながらジャンプしてますが、このラインはこれまでやっている人は見かけませんでした。(この日の夕方には、トップ選手は同様にやり始めてましたが)

この点は難易度が高すぎて、僕には同じようにはできませんが、僕も吸収できるところをみつけて、真似して練習していきたいと思ってます。ビデオを何度もコマ送りでみて研究してます。

トラギーに関しては、舵角を直したら全く問題なくなりました。TLR のトラギーも、耐久性はともかく調子良く走っていたので、テクノも最低でも同じように走ってくれたらいいな、と思ってましたが大丈夫でした。テクノの方がよく走ってると思います。強いて言えば、足回りがやや硬い気がするので、もう少し調整は必要かな、と思います。

バギーも、モーターも 2050kV にしてますし、足回りが違う気がしてきたので、一旦、MIP のピストンをやめて、ショックをやり直しました。少し柔らかめにしたところで、自己ベスト (30.6秒) が出ました。なんとなく、良さそう。

DNC も観戦に行きたいですが、今回、たくさんのトップ選手の走り方をみて、自分ももっと練習をしたくなったので、今週末もなるべくサンダーアレーで走り込みたいと思います。

予定では来週末のサンダーアレーのクラブレースに参加したら、次は来月の JBRL 開幕戦に向けて、The Dirt でプラクティスをする予定です。

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