オープンクラスへ移行 ~ Mod 4WD で
先週のサーフシティークラシックの結果を受け、いろいろ考えた結果、今後は(少なくとも当面)ストッククラスを辞め、 オープンクラスに参加することにしました。
なぜストックをやめるのか
周りはもうスポンサード・ドライバーがほとんど
今回のサーフシティーでは、一応、スポンサーをもらっていない中ではかなり上位にいけたと思っています。
メインレースは故障でまともに5分走れなかったので、予選順位を考えると108人中32位でDメイン・・・これだけでみると、イマイチな感じですが・・・
Cメインには今年のカクタスクラシックのバギーでAメイン6位のジェイソン(同カクタスのトラックで優勝者)がいます。同じDメインにおととしの JBRL ストッククラス総合2位のマイクフィスクがいます。 そういう顔ぶれをみると、Dメインと言ってもそんなに悪いこともなく、これはこれでなかなかの健闘と考えるべきではないか、と思えます。
しかも、今あげた二人を含め、僕がいるレベルから上位は大半の人がメーカーからスポンサーをもらっています。
特にモーターのスポンサーは、ストッククラスでは明らかにかなり有利です。率直に言って、そんな人たちと競争するのは、馬鹿らしいです。勝てっこありません。
誤解の無いように念のため書けば、上の人はそういうのを使っているからこそ上に行ける、と言ってるのではないです。もともと上手い上に、余計に良いものを使っているから、 僕にはどうせかないっこないと、半ば諦めた。白旗を揚げた、ということです。
モディファイドで走るためのストックでの練習を
負け惜しみを言うわけではありませんが僕は、「元々ストックが好き」ということでストックで練習してきたわけではありません。
最終的には、モディファイドで速く走りたいんです。
このブログでも時々書いてきましたが、「150キロの球を打つには、まずは120キロをしっかり打てないといけない。モディファイドで走りたいけど、ストックですらまともに操縦できないのではダメ。まずはストックでできるようになってから、モディファイドでやるのが王道。」と思ったからストックに取り組んでいたのです。
だから、ストックに特化したマニアックな雑学、小ネタ、改造とかは正直全然興味が無かったですし、常々、「今後モディファイドに移行したときに、この走り方で本当に大丈夫か?」「モディファイドでも適用できる考え方か?」ということを意識して練習してきました。
ストックで上位の人で経験がある人の中には、時々「確かに速いけど、やたらと難しそうな走り方」になっている人がいます。ストックで 0.01 秒でも切り詰めていこうと思うと、そういう走りかたもできたほうがいい、と思わなくも無かったのですが、 モディファイドでは難しすぎて役に立たないだろう、と思われるものもありました。そういうテクニック(トリック?)は、真似しないように気をつけてきました。
現時点からはモディファイドに行ったほうが効果的な練習が可能
この世の常として、0点から80点まで行く労力を20とすると、80点から100点までの2割を詰めるための労力は80になるものです。いわゆる「20:80の法則」というやつです。
今回のサーフシティークラシックの結果から考えて、僕はストッククラスでは自分のスキル的にだいたい80点くらいは取れるようになっただろう、と判断しました。すなわち、ここからさらに上の2割を極め、100点になるまでの操縦技術・整備技術を極めるのには、さらに今までの4倍もの労力が必要となる計算です。
そう考えると、この先の数年間、あまり実りのある練習ができる気がしません。
それだったら、オープンクラス・モディファイドクラスに行き、これまでほとんどやってこなかったエリアで0点から80点まで伸ばすほうがずっと効率的な練習ができるのではないか、と思います。 これまでやってこなかったエリアというのは、具体的に言えば 「モディファイドならではの超高速域での操縦」という領域です。これを磨くことに時間を使ったほうが非常に効率的に上達できると思います。
ちなみに、後でレース結果の所でも書きますが、今回走らせてみて分かりましたが、モディファイド・モーターでもインフィールドでの低速から中・高速域の操作は問題ありませんでした。もう少し精度を上げられれば、レースで十分通用する気がしてます。すくなくとも、4WD Buggy ではそうでした。
「超高速となるストレートとスイーパーの走り方」と「助走の少ないトリプル・クリア」。この2点が現時点で明らかに苦手です。これはストックでは学べないので、自分が苦手なのは当たり前です。
こうした苦手を克服することで、モディファイドに速やかに順応できるはずです。
それから、やっぱり、あれもウンザリ・・・
あと、一応、付け足しておくと、前回書いたみたいに「あのひとはズルなんじゃないかな・・・」とか考えるのももうウンザリというのも、理由のひとつであるのは否めません。
たとえ、ズルとかチートとかじゃなくても、スポンサーされているモーターが特に良いとか、どこどこの 17.5T モーターが速いとか、そういうのに付いていくのも面倒くさくてもう嫌です。
そもそも「ある特定のメーカーのストックモーターが速い」という話があったとして、それってもうストックの意味がなくなってませんか?と思うんです。
ストッククラスは入門者向け、初級者向け、という位置付けでありながら、結局レースレベルが上がってくると、当たりモーターやバッテリーを探す、良い ESC を使う、 ギアを軽くする (MIP Pucks 等)、車体を軽くする、といったところで、逆にお金がかかるクラスになってしまいます。
自分もある程度走れるようになってきて、もうここまでやらなくていいかな、と思えてきました。
以上、あれこれと理由を書きましたが、そういうわけで、今回からモディファイドで走ろうと思っています
モディファイド 4WD Buggy でクラブレース参加
さて、そういうわけで8月10日のクラブレースでは、ストックにはエントリーせず Mod 4WD Buggy にエントリーしました。
結果は予選ラウンド1の結果は次の通り。
久しぶりに Mod 4WD で走った割にはまずまずです。(ちなみに前回 Mod 4WD Buggy でレースに出たのは、去年の2月 WCRC でのことです)
その他、予選2本目は練習ラップでアームを折り終了。メインレースでは途中まで3位で走っていたものの終盤に接触したときにボールカップが外れ終了、となってしまいました。
まだまだミスが多いので、気をつけないと・・・
失敗はやはりトリプルと、ストレートで多かったです。インフィールドはあまり苦ではありませんでした。
次回は苦手箇所に特に注意しながらレースに臨みたいです。
←サーフシティークラシックの結果と感想 | →今回は Mod 2WD Buggy で |