Tekin のモーターと Spektrum のバッテリーと充電器

3/1/2023

Tekin のモーター

「Hobbywing の 2200kV と Tekin の 1900kV はほぼ似た感じだよ」と以前、信頼できる人に教えてもらったのですが、 実際に友達の車を借りて試すと、僕の感じでは案外似た感じでもなかったです。ギア、ESC の設定やら色々と違うとは思いますが、やはり、なんだかんだ言っても Hobbywing の 2200kV の方が暴れやすいです。

これまで HW 2200kV をメインに使って来ましたが、もう少しパワーを落としたい欲求があったので、Tekin 1900kV を試すことにしました。

ちょっと無骨な感じのデザインがカッコいい。

取り付けも特に問題なし。

問題というほどではないけど、ひとつ注意した方が良さそうな点があったのでひとこと。

こちら側のプレートも外れるようになっていて、モーターの取り付け角が変えられるようになってます。はじめの状態で、こちらのネジが少々緩かったので、スレッドロックをつけるなり、注意が必要かもしれません。

以前、1/10 スケールの 2WD Buggy (Modified) に取り組んでいた頃、8.5T では遅く感じ、7.5T ではやや暴れ気味。そこで 8.0T を試したところ、急にレースタイムが改善したことがありました。

操縦でどうにかできればいいのですが、やはり自分の感覚に合うちょうどいい車は、操縦も楽ですからね。これも一度試しておこうと思います。

Spektrum のスマートバッテリーとチャージャーの導入

これまでは Protek の 5000mAh のバッテリーを使っていましたが、以前のチャネルアイランズでのクラブレースでは、メインレースの10分、バッテリーが持たずにDNFでした。リベレーションでのクラブレースでも、バッテリーがかなり怪しかったです。

残念ですが、5000mAh のバッテリーはあきらめ、容量の大きなバッテリーに買い換えることに。

買い換えるにあたり Protek は避けることにしました。容量の問題だけでなく、Protek のバッテリーは最近買ったバッテリーが既に膨らんでしまったり、メスプラグ部が割れたりと、品質的に問題を感じています。

これまでの経験では、使っていて満足度が高いのは Reedy Zappers。しかし、今回アソシから離れたので、Reedy を使うのに、ちょっとだけためらいがあります。

他に何か良さそうなものがないかな、と探していたところ、目に止まったのが Spektrum の SPMX632S120HT です。

6000mAh 以上の 2S LiPo バッテリーの中で比較的安価。しかも、Spektrum は Horizon Hobby のブランドですから、TLR ともピッタリ。そういえば、以前、リベレーションで TLR のフランクルートがめちゃくちゃ速く走ってましたが、バッテリーはやはりこの Spektrum とのこと。

調べてみると Spektrum の新しいバッテリーは "Smart Technology" とやらがウリらしいです。バッテリーに仕掛けがしてあって、チャージャーでバッテリータイプを自動判別できるようになっていたり、いくらか付加的な情報もとれるようになるなどの機能があるらしいです。

ただ、そうした追加機能を利用するためには、チャージャーも Spektrum の "Smart Technology" に準じたものでないといけないのだそうです。せっかくなので、この機会にチャージャーも、"Smart Technology" をサポートしている Spektrum S2100 に新調することにしました。

それで、揃えたのがこちら。

出費はかさみましたが、今回は電池切れ、という非常にクリティカルな問題なので仕方がなかったです。(と、自分に言い聞かせるしかない)

バッテリーはこちら。

なかなか、見た目も良く、触った感じも、質感が良いです。

バランスコネクタは、例の「スマートテクノロジ」向けの独特なタイプであり、一般的なバナナプラグ (2mm) ではありません。 さらにチャージャー側の端子もバナナプラグではなくて、IC3 (とIC5) という Spektrum コネクタです。このため、専用のチャージケーブルを使うことになります。

今まで使って来た普通の LiPo バッテリーを、このチャージャーで充電することもできるそうですが、コネクタが独特なので専用のケーブルが必要になります。これは、今後ちょっと不便なときがあるかも。

チャージャーにバッテリーを接続すると、自動的に充電が開始されます。

コントロールパネルは、カラーの液晶画面。タッチパネルではありません。ボタンで操作します。十分直感的にわかりやすく使いやすいです。

充電の電流、電圧などの設定項目の他、バッテリーの充電履歴などもチェックできます。ま、実際に、チェックするかどうかは話は別ですが。

仕様書記載の重量は 200g のはずでしたが、測ってみると 224g でした。

一方、これまで使っていた Protek は 206g。

この Protek に 20g のウェイトを乗せて使っていたので、Spektrum の重さはちょうど良かったです。

Spektrum S2100 チャージャーのファームウェアのアップデート

ホライゾンホビーの S2100 のページから、ファームウェアのアップデート情報へのリンクがあります。不具合の修正など、いくつかの更新があるようなので、アップデートしてみました。

チャージャーにはファームウェア更新用に、マイクロUSBの差し込み口があって、PC と直接接続できます。ファームウェア更新用のソフトウェア (SMART Updater) もホライゾンホビーのページからダウンロード可能です。

元のバージョンが 2.0.0.6 だったものを、2.0.0.7 にバージョンアップを試みます。

すると、無事に 2.0.0.9 にバージョンアップされました。

バージョン番号が微妙に違いますが、数字が大きいので良しとしましょう。

チャージャーのファームウェアを更新した後に、バッテリーを繋ぐと、バッテリー側のファームウェアの更新が促されました。

ファームウェアアップデートログには、次のように記載がありました。

「このバッテリーファームウェアアップデートは統合スマートチップの電力消費を著しく抑えます」とのこと。なるほど、このバッテリーを使うなら、ファームウェアのアップデートは必須のように思えるので、チャージャーも Spektrum にしておいて良かったです。

バッテリー側のファームウェアの更新中もちゃんと進捗が表示されました。

更新完了。

4本とも更新しましたが、どれも問題なく更新できました。

モーターもバッテリーも新しくなって、全体が黒っぽい色味が増えたので、ついでにワイヤーも黒に。

ESC のファンガードは、プラスチック製のものは歪んでいたので、HW SCT 付属のメタルのものに変更。

バッテリーの容量を増やして、ちゃんと今まで以上にバッテリーが持つかどうか、モーターのパワー感はどうか、試すのが楽しみです。

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