2023年の目標
新年、明けましておめでとうございます。
アメリカでは年が明けたら即、ホリデーシーズンは終了です。今年一年、また気合を入れて頑張らないと。
ということで、まず、去年をざっと振り返り、それから、今年の目標について考えてみたいと思います。
2022年を振り返る
去年、4月末から E-Buggy に取り組んできました。 自分にとって、とくに新しかったこと、難しかったことは次のようなものです。
- 1/8 スケール電動車への適応
- 広いトラックへの対応
- 夜のレースへの対応
- 夏場のアウトドアでのピット設営
- 各地のアウトドアトラックへの対応
- タイヤ選び
1/8 スケール電動車への適応
E-Buggy になって、バッテリーも 2S から 4S になり、モーターも ESC もサイズが大きくなりました。 こうしたことは、意外と違和感はなかったです。
少し電気の問題が出てくることがあったので、ロッシの車を使っていた時には Deans プラグを使うとか、少し工夫していたところもありましたが、今は特に何もしてません。
昔は 1/8 スケールの車を見たら「大きい」と思っていました。しかし今は、 1/10 スケールの車を見た時に「小さい」と思うようになりました。
それから、これは南カリフォルニアに限ったことかもしれませんが、私は 1/10 スケールの頃のレーストラックよりも、1/8 スケールのレーストラックのカルチャが気に入りました。
率直にいって OCRC が悪かっただけかもしれませんが、1/10 スケールのレースシーンでは、イキった生意気な若者が幅を利かせているのが目にあまり、正直、嫌でした。ラジコンを続けるには我慢するしかないので、我慢していましたが。
一方、1/8 スケールでは、あまりそうしたことが気になりません。若造のものではない、落ち着いた大人のカルチャーで、レースが楽しいです。
広いトラックへの対応
リベレーションやサンダーアレーなどの、いままで走ったことのない広さの、広いトラックで走るようになったのですが、これが私には難しかったです。
いや、過去形で書くほど、まだ十分に克服したとはいえないですね。今でも難しいです。
遠くを走っている時に、車の感触が感じ取れない時があります。「車と自分が切断される感覚」というか。そうなると、当然、うまく操縦することなどできません。
最近はリベレーションでたくさん走っているので、リベレーションでは、もうそんな感覚になることはなくなりました。車が遠くにあっても、操縦している感覚がわかります。
チャネルアイランズや、パームデザートに行った時は、広いと思わなかったので、この点では特に問題はなかったと思います。
サンダーアレーに関しては、ナイトロエクスプロージョンで走って以来、まだ走っていないので、次回走った時にどう思うのか、楽しみです。
DNC が開催されるペリス "The Dirt Track at Perris" は、リベレーションよりもさらに一回り大きいらしいので、早く走りにいって、慣れておきたいです。
夜のレースへの対応
1/10 スケールの時でも夜のアウトドアレースはありましたが、やはり、広いトラックで、かつ、夜となると、操縦が余計に難しいです。
これは、まだ経験が少なく、引き続き克服しないといけない課題です。
夏場のアウトドアでのピット設営
1/10 スケールの頃はほぼいつも、インドアトラックで走っていたので、夏場、灼熱の外でのピット設営などする必要はありませんでした。しかし、E-Buggy ではアウトドアトラックしかないので、夏場もずっと外。
キャノピー、キャノピーの重り、テーブル、椅子、電源の延長ケーブル、ポータブルの電灯。さらには虫除けスプレーに、日焼け止めスプレーなどなど。
「虫除けスプレー」は英語で Bug Spray (虫スプレー) と言う、ということも覚えました。「虫スプレー」というと、まるで虫が出てきそうですが。
ひと通り準備できたので、電源から 15m 以内であれば、どこでもピットが作れる状態にはなりました。
この他に、さらに、コンプレッサーなども持ち歩いている人も多いようですが、そこまでは当面準備できそうにありません。
各地のアウトドアトラックへの対応
去年はとりあえず、ひと通り経験しておこうと思い、10月以降、サンダーアレー、チャネルアイランズ、パームデザートなどでもレースに行ってみました。
ハックルベリーでは一度走りましたが、まだレースは出ていません。ペリスは、まだ一度も走っていません。
チャネルアイランズと、パームデザートのレースでは、どちらも初めて行って、朝少し走って、そのままクラブレースに参加、という流れでしたが、どちらも表彰台に乗れたのは良かったです。
タイヤ選び
1/8 をはじめて、いろんなタイヤを使う機会がありました。1/10 の頃はせいぜい JConcepts、 Pro-Line、AKA のみ。しかし今は、JConcepts、Pro-Line、AKA は当然として、 TZO、GRP、Lugs、Hot Race、Sweep なども選択肢に入ってきます。
特に南カリフォルニアでは、ローカルレーサーのニック・ヘルナンデスさんが TZO タイヤを販売しているので、身近に使っている人がたくさんいて、使い方もわかってきているようです。
あちこちでレースに出ることになりますので、いろんな路面、いろんな状況に合わせて、良いタイヤを選べるようになりたいものです。
実はウェット具合と砂の量を軸に、各種タイヤを分類し、どこのトラックでも適切なタイヤを選べるように、と資料をまとめてきていました。
しかし、土質、砂の粒の大きさ、湿り具合と乾き具合なども複雑に関係するらしく、どうやら、ふたつの軸では到底、実践的なレベルでタイヤを分類できないことがわかってきました。
そこで結局のところ、どのトラックではどのタイヤ、といった情報を集めて、人気のあるタイヤを使う、という、ごくごく普通のやり方でいくしかなさそうです。
2023年の目標
スポーツマンクラスの卒業
今年の目標は、スポーツマンクラスを卒業する、ということです。
具体的には JBRL にスポーツマンクラスで参加して、シリーズの総合成績で 3 位以内を目指します。
スポーツマンクラスといえど、JBRL のスポーツマン上位は、シルバーステートや DNC などのビッグレース・イベントでもスポーツマンクラスで表彰台に乗っている人も少なくありません。彼らもまだ、スポーツマンクラスを卒業できないでいたりします。
ですから、競争相手の顔ぶれを見ると、私にとっては結構チャレンジングな目標ということになります。しかし、全く叶わないというほどの目標でもない、と、少なくとも現時点では思っています。
さらに、今年は TNS (トップ・ナッチ・シリーズ) も開催されるらしいので、そちらにも可能な限り参加して、そちらでも同様にスポーツマンで勝てるように頑張りたいと思います。
それと、単発のイベントとしては特に、去年だめだった、プロライン・ナイトロ・エクスプロージョンのスポーツマンクラスで、もう一度表彰台を狙いたいと思います。
E-Truggy でのレース参加
今年はバギーだけでなく、トラギーでもレースに参加したいと思っています。電動なので、E-Truggy です。
最近は従来のトラギースタイルよりも、もっとバギーに近いボディーが増えています。というか、ほぼみんなそんなスタイルになってます。もともと Truggy は Buggy と Truck からの造語でしょうが、最近のスタイリッシュなトラギーはさらに一歩進めて Bruggy と呼ばれてます。トラックの要素はもう Bruggy の "r" 一文字になっちゃってますね。
レースで勝つチャンスを広げる、レースでコースに慣れる機会を増やす、という実利的な側面も確かにありますが、根底にあるのは、レースが楽しいので、たくさんレースしたい、ということです。
以上、今年の目標について書いてみました。無謀な目標なのか、どうなのか、よくわかりませんが、とりあえず頑張ってみようと思います。頑張れたら、頑張った分だけは、上達しているはずですから。
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