大晦日はパームデザートに初遠征でクラブレース参加

12/31/2022

2022年の大晦日は、パームデザート RC レースウェイ (Palm Desert RC Raceway, PDRC) に行ってクラブレースに参加してきました。

パームデザートはロサンゼルスから東におよそ 130 マイル (約209 km) ほどのところにあります。

JBRL も開催されるところなので、攻略しておかないといけないトラックです。しかし、なにしろ遠いので、なかなか行く機会もなかったのですが、今回はロサンゼルス方面のトラックが全て、珍しく雨でクローズだったので、パームデザートまで行くことにしました。

ちなみに、2022年の10月から Mugen のドライバーのドレイク夫妻が運営をしています。アダム・ドレイクさんは全米優勝経験者。奥さんのロンダさんも速いドライバーとして有名です。

私としては、パームデザート方面は 2012年頃、休暇をとって旅行で行ったことがあったきりで、今回が2回目。

あまり行かない方面なので、少し道中の写真を多めで振り返ります。

パームデザート RC レースウェイまでの道のり

朝、4時半に家を出発

この時間はいつも寄っているスタバがまだオープン前なので、Western と Torrance Ave. のところのスタバに寄ってから出発。

朝のフリーウェイは、当然ながら車が少なかったです。スピード超過にならぬよう、車のクルージング機能を利用して速度設定して走ります。

それにしても、周りの車に、すごい勢いでどんどん抜かされます。

「朝はみんな飛ばすなぁ。周りに人がいないせいか、スピードが出てしまいがちなので、自分はスピード違反にならないよう気をつけないと」

と、しばらく、気を付けていたのですが・・・

ふと見ると、なんと車のスピードメーターが km/h (キロメートル/時) 表示になっているではありませんか!

アメリカでは、 mph (マイル/時) 表示が当然です。交通標識類、全て mph 表示です。たまたま何かの拍子に、車の速度計の速度表示単位が変わってしまっていたようです。

つまり、75 mph (=113km/h) で走っていたつもりが、75 km/h (=46 mph) で走っていたことになります。46 mph というと、アメリカでは、近所のちょっと太い道路を走る程度の速度になります。そんな速度でフリーウェイを走ったら追突されるので危険です。

はじめの10分くらいで、表示の間違いに気付いてほんとよかったです。

トヨタ自動車様へ。アメリカ仕様の車からは km/h 表示機能は削除してください。(または、km/h 表示の場合は色を替えるなり、警告サインなりを表示してください) 理由は、日本で走る車に mph 表示が要らないのと同じです。日本で 90 km/h で走っているつもりなのに、実際は 90 mph (=145km/h) だった、なんてことになったら危険でしょう。

ロサンゼルス地方は、広い地区で雨の予報。朝降っていないところでも、夕方には降り出すとのこと。

東へ東へ進みます。

ボーモントの辺りは霧が濃かったです。

空が明るくなってきました。

デザートヒルズのアウトレットモール付近を過ぎ、パームスプリングスに入ると風車がたくさん並んでいます。

風車がたくさんあって、壮観というより、ただただヤバいところにきた印象。スターウォーズの世界みたいです。

さらに30分ほど走ると、パーム・デザート市に入りました。

EXIT 130 Bob Hope Ave. でフリーウェイを降ります。

昔来たことがあったはずなのですが、風景は忘れてました。辺り一面、白い砂に、ポツポツと木が生えています。デザート (砂漠) 感があります。

偶然にも、Bob Hope Ave. は昔、家族旅行で来たプール付きのホテルの前の通りでした。「昔来たところに似てるなー」なんて、思っていたら、まさにそのホテルがあって驚きました。

そのホテルからすぐのところに、パームデザート RC レースウェイがありました。この先にトラックがあります。

トラックの場所だけチェックしてから、食料を調達に。ガソリンスタンド併設の Food Mart でサンドウィッチを買いました。

それにしても、10年前に旅行で来たことがあった場所。懐かしさがあります。

パームデザート R/C レースウェイにて

さて、トラックには7時ちょっと過ぎに到着。すでに練習で走っている人がいました。

トラックの山側は Bump and Grind Trail というハイキングコースになっているらしく、ハイキングに来ている人、ハイキングのついでにレースを観ている人もたくさんいました。

さて、肝心のレースについて。

7時過ぎに到着して、ピットを作って、準備して、8時前にはプラクティスの準備ができました。少なくとも1パックは練習しておきたいところです。

タイヤも、何がいいかわからなかったのですが、砂が多いようだったので、とりあえず 1 パック目は手持ちの GRP Plus を試しました。まー、めちゃくちゃ悪いわけではないけど、どうなんだろう。それに、そもそもレース時にはウェットになるらしいし。

ドライバーズスタンド手前の、リズムセクションが難しい。全くクリアできません (汗) 2-2-2-1 で走るのが理想形のようですが、2-2 のあとが続きません。

8時半前になって、まだ少し時間があるようなので2パック目は、GRP Cubic を試そうと思いましたが、走り始めてすぐ、ウィングを破損。走れる状態ではなくなったので、これにてプラクティス終了。

コースに全く慣れず、タイヤを選ぶこともできないまま、プラクティス終了。これは困った。

11 ヒートあって、自分の出番は 11 ヒート目。どう走っていいか、他の人の走り方をみて考えることにしました。アダム・ドレイクさん、フランキー・コントレアス JR などのトップドライバーは 2-2-2-1 でクリアしていますが、それでもたまにミスをしています。彼らでさえミスするのですから、2-2-2-1 は目指さないことに決定。

スポーツマンからインターミディエートクラスの中で、そこそこ無難に走っている人は、どうやら 2-2-1-2 で走っているようです。2-2 までクリアしたら、一旦車を落ち着かせて、バンプを一つなめてから、最後にジャンプ。なんとなく簡単そうに見えます。よし、これでいこう。

予選1本目。レース前に水をたくさん撒いたように思ったので、乾いてきているかな、とは思ったのですが、TZO 201 (Soft) で走ることに。

このタイヤ選択は失敗。氷の上を走っているかのような感触のまま、なんとか大きなミスを減らすことだけ考えて走りました。リズムセクションは作戦通り 2-2-1-2 で走ったところ、これで特に問題なしです。

途中1位で走る時間帯もあったのですが、タイヤが食わせられず、トラフィックの中を強く走ることができず、クラッシュに何回か巻き込まれ順位を落としました。結果は18人中4位。

予選2本目 は、タイヤをなんとかしたいところ。(少し減った) ホールショット M3 にしましたが、これもダメ。

スタートして数周でクラッシュした時に、またウィングを破損。そのまま走ろうと思いましたが、よく走れる見込みもなく、タイヤの調子すら判断できる状況にもならなかったので、残念ながら DNF。

以上で、予選順位は 18人中5位

ロンダさんにタイヤのことを聞いてみたら、基本は JConcepts の Reflex で Green コンパウンドが良いとのこと。TZO を使っているといったら、コンパウンドは Soft でいい、と後で教えてもらいました。

Green Reflex はかねがね準備しておきたいと思っていたのですが、今は AMain などに在庫がなくて買えてなかったです。次回にはちゃんと準備しないと。

それにしても、アドバイスをもらうにしても、誰も使っていないような GRP とかを使っていると、誰もどれがいいか知らないので困りますね。なるべく、JConcepts とかを使うようにしないと、いけないのかな。

タイヤ選びはほんと難しいですね。

予選とメインレースの間に15分程の休憩があったので、その間、手持ちの GRP Plus で走ってみましたが、TZO やホールショットよりはだいぶマシだと思ったので、メインレースはこれで走ることに決定。

メインレースは、なんとか辛抱強く走ったつもりですが、何回か大きなミスをしてしまいました。

一度、相手に押し出される形でコースアウトした後、おそらく何か小石かなにかが挟まったのか、まっすぐ走らなくなってしまいました。「あ〜、しまった。壊れちゃったかな」と、あきらめかけましたが、少ししたら直って助かりました。遅れをとってから、追いかけ続け、なんとか3位まで上がり、2位がすぐ前に見えてきたところで時間切れ。

結局、3位で終了です。

準備があまりできなかった割には、そこそこ頑張れたかな。

2位の子は高校生ぐらいの女の子で、二人の弟たちと、お父さんとで参加しているようです。

今回はロサンゼルス地区のレース好きの人たちが集まり、全体的に普通のクラブレースというより、ビッグレースに近いような雰囲気で、楽しかったです。遠いけど、きてみてよかったです。

帰り道、フリーウェイ 10 の乗り口のところにスタバがあったので寄りました。

また、130マイル (約209km) を帰ります。

途中、デザートヒルズ・アウトレットの隣に大きなカジノがあるのに気付きました。なんか面白そう。機会があったら寄ってみたいです。

パームデザートはすごく遠いと思っていましたが、サンダーアレーまでは、もうだいぶ慣れているので、そこから1時間弱と思えば、それほど大変ではなかったです。

考えてみれば、昔、スノーボードをするのにスキー場に通っていた頃は、1シーズンで25回くらい朝4時半とか5時に家を出て、スキー場に行っていました。朝走るのもそんなに苦痛ではないです。

2023年、JBRL や TNS に参加するつもりですが、だいぶ準備はできてきたかな、と思います。

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