ゼロから始めるラジコンカー

ここでは私のように「昔ラジコンをしたことがあるけど、久しぶりにラジコンカーに取り組んでみたい」という人向けに、 一体何を買ったら始められるのか、書いてみたいと思います。

ただし、予めお断りしておきますが当方がロサンゼルス在住であるため、製品情報等は米国のみの販売で日本ではなかなか入手できないものもあるかと思います。 購入前にはサポート等が受けられるかどうかご確認ください。

"Ready To Run" がお薦め

キットとRTRその昔、完成品はトイラジコンであって、ホビーレベルではないという風潮があったと思いますし、性能的にも確かにトイッシュだったと思います。

しかし近年は手軽に本格的なラジコンを楽しむことができる "Ready To Run" (完成品) というモデルが販売されています。Ready To Run は RTR と略されます。

RTR はエントリーモデルから、トイッシュラジコンとホビーラジコンの中間を埋めるようなモデル、そしてキットにも劣らない高性能のモデルもあります。

私のお薦めは「キットに劣らない RTR」です。

値段はほぼ一緒です。

「RTR はバッテリーを除く電気系が付いてくるので、キットよりも高額になるのでは?」

と思われるかもしれませんが RC10B4.1 の場合はそうではありません。実は RTR の方が安いくらいで実売されています。

この理由は、ファクトリーキットは基本的な構成ではなく随所に優れたオプションパーツが使われているからです。

RTR の方は廉価な部品を用いてコストを抑えつつも、B4.1 の走りを楽しめるように工夫されています。

極端にハイレベルなレースに参加するのでなければ、コントロールの腕前次第では RTR 版でも勝てるレベルの走りを期待できます。

さらに RTR モデルにも組み立ての説明書も付属するので、部分的にパーツを交換したり、チューニングしていく楽しみはもちろんあります。

私のお薦めは、こうした信頼できるメーカーの RTR 版から始めることです。

ズバリ、どれがお薦め?

私のように "アソシの RC10" に猛烈に憧れているとか、そういう方は迷わず憧れのマシンをご購入されれば良いと思います。たとえ「2WD バギーは操縦が難しい」「壊れやすい」と言われても、私は後悔していません...というか、ものすご~く満足しています (笑)

とくにそうしたこだわりがあまり無い人には、こちらの車種がお薦めです。

実はこれらは私がいつもお世話になっている Pacific Coast Hobbies「初心者向けで人気があるものはどれか」と聞いて教えてもらったものです。

スタイルはトラックタイプですがアメリカでは本当に大人気で、レース場でもどちらもよく見かけるものです。

厳密に言うと SC10 の方はショートコーストラック (Short Course Truck, SC) と言い、一方 RC10T4.1 の方はトラック (あるいはトラックとバギーのあいのこ、ということで "トラギー" とも言います。あるいは "スタジアムトラック" とも言います。) と言われるスタイルです。

表中に PROS と CONS を書いたので参考にしてください。

他に必要なもの

上記のいずれかを選んだ前提で言えば、この他に必要なものは次の通りです。

  • LiPo バッテリー 7.4V / Deans プラグ
  • LiPo バッテリー対応充電器
  • 単三乾電池 8 本 (米国の規格で言えば AA 型)

LiPo バッテリーの詳細に付いては、「LiPo バッテリー」のページをご覧ください。 LiPo バッテリーは取扱いに危険が伴うので、面倒でもある程度理解してからご購入されることをお薦めします。

Racer's Edge のバッテリーは評判もよくお薦めです。別にコネクターを購入しなくても良いように Deans プラグのものを選べば問題ないはずです。

ちなみに、LiPo バッテリーに付いては簡単に言えば「mAh も C の値も大きい方が大容量、パワフル」ということになります。 容量に関しては 5000mAh もあれば十分と思いますが、20C はちょっと低い数字ではあるので、35C や 40C 以上のものを選んでも良いかもしれません。

その他、乾電池は通常の単三アルカリ電池を用意すればすぐに走行可能です!

© 2024 キースの米国 R/C 情報