ノバック ESC でベストラップ更新!
5/1/2016
こんにちは、キースです。
先週、LRP Flow が 2 個とも故障するという災難にみまわれトホホでした。
でも、毎週レースがあるのでグズグズしていられません。
めぼしい ESC を用意して、さっそく ESC のテストに入りました。
LRP Flow というハイエンドな ESC が立て続けにブッ壊れ、嫌気がさしたので、安いものの中から良いものを探す戦略です。
【テスト1】スピードエナジー 90S
まず試したのは、米国アマゾンで安く販売していた Speed Energy 90S です。1個 $60 でした。
スピードエナジーのハイエンドのものは 140R というのがあるようですが、そちらは高価なので評価対象外です。
手触りとか質感は申し分なしです。モダンな感じでカッコいいですね。
車に積むとこんな感じ。
尚、90S はプログラムボックスが入手できないため、ドライブ周波数の設定は不可です。
PC と接続する USB アダプターやプログラムボックスの入手方法についてメーカーに問い合わせても返答無し。某元サポートドライバーの方に直接質問しても不明とのこと・・・ もう打つ手無しです。
この意味でスピードエナジーはサポート体制が全くなっていないので、走る前に既に終わっちゃってる感じですね (苦笑)。
でもまぁ、せっかく買ったので走行テストしてみました。
スピードエナジー 90S 走行テスト
木曜日に OCRC で試走行してみました。
その結果、加速・スピード感ともに全く問題無しです。かなりスムーズで Blackbox を使った感じと同様です。
ただ問題はブレーキです。スロットル中間のブレーキの効き目が弱いのが気になりました。 ブレーキ設定を強めても、フルブレーキ直前で急に強いブレーキがかかって扱いにくいです。
ブレーキ側の EPA を落とすと、単に全体が弱いブレーキになるだけ・・・
運良く操縦できた時には良いタイムが出せましたが、操縦が難しい、という印象です。
購入するなら、その辺が(恐らく)きめ細かく設定できそうな 140R を使うべきだと思いました。
【テスト2】ノバック GTB 3
次に試したのはこちら、ノバック GTB3 です。
実はノバックは 4 年位前に試したことがあります。(その頃のブログ記事はこちら → 「Novak、好きかも・・・(5/5/2012)」)
その当時はひとつ前のバージョンの GTB2 で、なおかつ、自分自身も RC をアメリカでやり始めて半年程度の頃。やっとルーキーを卒業して、 ストッククラスで走り始めたばかりの頃です。
当時試したときは、ノバックの ESC 自体は好印象だったものの、2個試してどちらも一日目に逆接で壊してしまいました(苦笑) それで、「なんだか縁がなさそうだな」 と思ってそれ以来使うのをやめていました。
今回、価格の安い ESC をせっせとググって探している中で、$100 程度の価格帯なのに設定項目もたくさんあるノバックを再発見し、 改めて試してみることにしました。
久しぶりに買ったノバックですが、なんか渋くてカッコいい!
今時の ESC は、アルミ製のコンパクトな筐体にギュッと詰め込まれたような形をしていて、それはそれでカッコいいんですけど、 なんか横並び感がありますよね。
ノバックはどれにも似てない、独特のスタイル。僕はこういうの好きですね~
なんとワイヤーの並びは A(-)B(+)C ではなくて CBA(+)(-) です。配線の時間違えそうだったので、A と (+) にヒートシュリンクチューブを付けておきました。
設定項目でひときわ目を引いたのは、ブレーキ周波数設定です。
ブレーキの周波数は非常にきめ細かく設定できます。スピードエナジーは、ブレーキに不満が大きくて使えないと思ったので、ブレーキにオプションが多いのはありがたいです。
ひとつ問題といえば、冷却ファンがしっかり固定されないという点でしょうか。冷却フィンにネジが切ってあり、 そこにファンを固定することになっているのですが、すぐに緩んできます。
新しくネジを切るか、スレッドロックでしっかり固定するか、考えたいと思っています。
ノバック GTB3 走行テスト
土曜日は GTB3 のテストをしましたが、この時点で大満足でした。 走り初めの1ラップ目で、スピードエナジー 90S でテストしたときのベストラップが出ました!
これで GTB3 で行くのはほぼ確定
それからさらにドライブ周波数、ブレーキ周波数、ブレーキ強さ等の設定をいくつか試して、 非常に走りやすい状態になりました。
クラブレースの結果 ~ 自己ベスト更新!
これまでの自己ベストラップタイムは 21.0秒。レースタイムは 14周 5:18 が自己ベストでした。
慣れない ESC なので、ラップをまとめるのはできなくても仕方がないので、 今回の目標設定としてはベストラップで 20秒台が出せれば良いと思って臨みました。
ちなみに先週から 4ギアにしてます。
最近、各メーカーはやたらとハイグリップ対応、レイダウン、ローライダーとメーカーがいきり立って新製品を出しているようですが、 OCRC のグリップはそんなにハイグリップでもないので、僕は極端な設定は不要とおもってます。
ロサンゼルスは冬に湿度が上がって、確かにレース時のグリップが良いのはまず間違いなかったのでここ数ヶ月は 3 ギアで良かったです。 しかし、これからの季節は乾燥して気温も高くなり、路面の状況も変化しやすくなるので、そうした変化に対応しやすい懐の深い 4 ギアの方が良いのでは?と思ってます。
・・・とか、いいつつも、実際に TLR 22 3.0 のレイダウン・トランスミッションにした人の車を見せてもらいましたが、 めっちゃカッコよかったです。
TLR 22 3.0 レイダウン・トランスミッション・キットは、単なるギアボックスのコンバージョンではないのですね。 ボディ、シャーシ、アルミリアハブ、トランスミッションなど、一式入っていて、完全に別の車ですね。
4 ギアが良いのでは、と思いつつも、レイダウンをみたらカッコよくて欲しくなりました(笑)
いろんなオプションがあって面白いですね。
ぜひ、リアモーターコンバージョンも出してほしいですw
予選
予選1本目はこちら。濃いグレーのひとは 4WD で走ってます。
さっそく自己ベストの 20.8 秒がでました!
このレイアウトでの、スティーブン・ハートソンのベストラップは 20.1 秒なので、僕としては 20 秒台で走れたら合格点です。
予選2本目はこちら。1本目で既に目標達成していたので、メインレースで使いたいタイヤは温存して、適当なタイヤで出走(苦笑)
タイヤが滑ると思って丁寧に走ったのが良かったようで、大きくコケることなく走りきりました。 ベストラップこそ 20.9秒で少し下がりましたが、レースタイムの 14/5:06 は自己ベストです。
ちなみに 1 位のブレンドンはアソシのドライバー。2 位は TLR でしかも 4WD。 4 位のロビーは TLR と AKA です。 いつも大きく差をつけられていましたが、今回は、だいぶ良いタイムで走れるようになりました
メインレース
メインレースは次の通り。
序盤のクラッシュの後に、連続で変なコケ方をしたので、車が壊れたと思い止めてしまいました。
あとで車をみたら、どこも壊れていないようだったので、結局、気負いすぎていただけですね・・・ 予選で調子良かったので、内心、久しぶりに「あわよくば勝ちたい!」と思ってましたから
でも久しぶりに、上位にいける可能性が少しでもみえたのは大きな進歩です。
やったことは ESC をノバックに切り替えただけです。
次回は良いタイムを出せてもフワフワしないで、しっかり走るようにしたいと思います!
先週は Flow が立て続けに壊れて残念な気持ちでしたが、壊れなかったらいつまでもノバックに切り替えることはなかったと思います。 その意味では、さっさと壊れてくれて良かったです(笑)
GTB 3 は周波数設定として下限が 8kHz なので、ストック向きではないと思いますが、モディファイドの人は一度試してみる価値は十分あるとおもいます!