2015年、2.4インチタイヤは？

4/8/2015

今週試そうと思っているのは、こちらのタイヤです。

JConcepts の「60mm | 2.4″ Dirt Webs」タイヤです。OCRC で試すのでコンパウンドは Gold です。

2.4 インチタイヤの登場から今まで・・・

みなさんご存知と思いますが、これまでは 1/10 スケールバギー用のタイヤといえば、2.2インチ (55.88mm) です。

おととしの暮れに AKA が Typo を発売。これが最初の 2.4 インチ (60.96mm) タイヤで、"EVO" というマウンティング方式が採用されました。その後 Pro-Line も追従する形で "VTR" という、要は EVO と同様のものを出してきました。

それもそのはずで、ROAR のルールブックにはハッキリとビード径は最大 55.88mm (= 2.2インチ) と明記されています。

まぁ、いくらなんでもこれだけハッキリ書いていれば、言い逃れは不可能ですよね（苦笑） AKA とプロラインは、ルールを無視する形で思い切って出してきたわけです。

ちなみに、JMRCA のルールブックを見てみたのですが、特に 1/10 オフロードカーでは直径以外の制限が見当たらないので、特に問題なさそうですね。

前述の ROAR のアナウンスでは、新しいスタイルのタイヤを 2014年シーズンでの利用は禁止するものの、技術革新の重要性にも一定の理解を示し、2015年には認める可能性を残す形としていました。

このため、去年の年末からメーカー各社が 2.4インチタイヤの発表が増えていました。

ROAR のルールはまだ変更されていないので、依然として ROAR のレースに出るには 2.4 インチタイヤは違反ということになるでしょうが、恐らく今年のビッグイベントの前には許可されものと思われます。

JConcepts も Dirt Webs の 2.4 インチ版を出してきました。

少なくとも 2.2 インチタイヤとしては、Dirt Webs は OCRC ではとても評判が良いタイヤのひとつです。僕もいつも Dirt Webs です。

Typo 発売直後から時々僕も Typo を使っていて、グリップの高いときは確かにタイムも出るしかなりいい感じでした。

ただ、どうも横方向のグリップ感がいまひとつで、少し砂が浮きはじめると横にフラフラすることがあります。ダメなときのダメ感がひどいので、あまりレースでは使えないタイヤ、という印象です。

でももし、その「良い所」が 2.4 インチであるところからきていて、「ダメな所」が Typo のトレッドパターンから来ていたのであれば、もしかしたら、Dirt Webs の 2.4 インチならもっといいかもしれない・・・そんな期待があり、僕もいよいよ試してみることにしたわけです。

さて、このタイヤですが、まず "60mm | 2.4″" という名前ですが、2.4インチは 60.96mm ですから、ミリで書くなら 60mm じゃなくて 61mm でしょうね。

というわけで、ホイールはアソシの 61mm ホイールを買ったのですが、内心「もしかしたら、ハマらないかもしれない」という心配もありました（苦笑）

手元に AKA のホイールもあったので、出してきてサイズをみてみました。

見た感じは一緒です。

黄色が AKA (EVO)、白がアソシ (61mm) です。

ビード径をみると、アソシは 61.30mm

AKA は 61.38mm です。同一と言ってよいでしょう。

計算間違いがあるといけないので、一応キャリパーのインチモードでみても、やっぱりほぼ 2.4 インチです。

JConcepts のミリ表示がおかしい以外は、特に何も問題なさそうなのでひと安心。

ダートテックのインサートが付いてくるのに、値段があまり変わらないのが嬉しいですね。

今後は 2.2 インチのタイヤもクローズドセル・インサートが付属するようになればいいですね。

タイヤを貼った後、タイヤ幅を測定しておきました。

こちらが 2.4 インチ・Dirt Webs。ざっくり 42.43mm。

こちらは 2.2 インチ版。こちらもほぼ同じの 42.37mm。

さて、これが走るのにどう影響するか楽しみです。

なんとな～く、イメージとしてはタイヤが硬くなれば、グリップが良いスムースなところでは運動性能は上がるように思われますが、ジャンプの着地や、ギャップへ対応するためには、オイルを柔らかくするとか、ピストンの穴を大きくするとかしたほうがいいのかなぁ・・・という気もしなくもありませんが・・・

ただ、現在のセットだって別にベストというわけじゃないでしょうから、もしかしたらタイヤを替えてベストになるかもしれないですしね（笑）

とりあえず、先入観無しに走ってタイムをみてみようと思います！