リーディー 2015 観戦記
僕のツイッターをフォローしてくださっている方はご存知のことと思いますが、 1月23日(金) から 1月25日(日) までの3日間、OCRC で開催されたリーディーレースを観戦してきました!
同じような場所から観戦し続けていましたので、ツイッターでは同じような写真を何度もアップしていましたが、よ~くみると微妙に違いますのでご容赦くださいませ(苦笑)
さて、最終的な結果としては、ネットの情報等でご存知の通り、インビテーショナルクラスは 去年 アソシから TLR に移籍したライアン・メイフィールドが初優勝。2位ティーボ、3位キャバラリとなりました。
・・・といったニュースは既に皆様ご存知と思いますので、僕はあくまでも観客にいたアソシファンのローカルレーサーという立場から、公平さを欠いても率直な感想を書いておきたいと思います (笑)
公平で総合的で客観的な情報は RedRC などをどうぞ
オープンクラス!ローカルレーサーの躍進!
オープンクラス 2WD は同じくアソシから TLR へ移籍のケビン・モッターが優勝。オープンクラスの 4WD はアソシのカイル・マクブライド (オーストラリア) が優勝しました。
ケビンは OCRC がホームトラックなので、頑張っているのはもちろん良く分かっているので 「おめでとう!」 と思ってますが、メイフィールドに続きアソシから TLR への移籍組の優勝、ということで少々複雑な気持ちです・・・
ちなみにオープンクラス 2WD の 3位には OCRC のノーラン・アンダーソン、4WD の 3位は同じく OCRC のジェイク・セイヤーが入りました。
ノーランは10分レースの24周目にケビンモッターをかわし先頭に立ち、そのままゴールすれば準優勝となるところでした。しかし、最終周、あと3コーナーで1位ゴールというところでで痛恨のミス。 ケビンモッターに抜かされ 0.3秒差で 2位ゴールとなり、総合3位となってしまいました。
このノーランとケビンの、二人の争いが今回の大会での一番の盛り上がりとなりました。
二人とも WCRC、OCRC 生え抜きで育ったローカルレーサーで、2012年には全米選手権のストッククラスで優勝を分け合っています。そのときはバギーと SC がケビン・モッター優勝。 トラックでノーランが優勝しています。
来年はケビンはリーディーのインビテーショナルクラスで走ることになりますが、ノーランはぜひ来年はオープンで優勝してもらいたいものです。
前回のクラブレースでBメインの人で・・・
4WD で優勝、2WD で準優勝のカイル・マクブライド選手 (オーストラリア) は 前回の OCRC でのクラブレース で一緒にレースしてますが、 こんな大物だと事前に知っていたらビビッて道を譲っていたかもしれません。知らなくて良かったです(苦笑)
その他、前回のクラブレースのBメインにいた人の中の人では、マクブライド選手のほか、アソシのクリス・ジャロスもリーディのオープンAメインに入っています。また、 ユーナ・ハーテナン選手はインビテーショナルクラスにいましたが、去年のヨーロッパ選手権で8位に入ったそうです。
まともに準備されたら勝てそうもない相手でも、こちらにホームトラックのアドバンテージがあれば、意外と上位の人とも戦えるということがわかったのは収穫です。
インビテーショナルクラスを観た感想
1/8 勢の活躍
2014年の 1/8 GP オフロード世界戦では、1/10 の王者ライアン・キャバラリが2位に入ったのは記憶に新しいところですが、 逆に今回は普段 1/8 スケールで活躍している選手が力強い走りをみせていたのが印象的でした。
前回も速かったタイ・テスマン (IFMAR 1/8 GP OFF 優勝) の他に、カーソン・ウォナマン (総合9位 IFMAR 1/8 GP OFF 3位) とドゥルー・モラー (総合12位。1/8 EP Buggy 全米3位) らが目立っていたと思います。 彼らは少し前までは「若手の成長株」という感じでしたが、今では完全にトップ選手の一員になった感があります。
ヨーロッパとのレベルの差・スタイルの差?!
今年はヨーロッパから多数の若手選手が来ていましたが、残念ながら多くの選手が非常に厳しいレースを強いられていました。 幾度となくレースの勝敗を左右する場面で他の車を巻き込む大クラッシュを引き起こし・・・率直に言えば、目も当てられない状況でした。
例えば、フィンランドから参加のカリ・サルメラ選手は、ヨーロッパ選手権ではヨーン・ノイマン、リー・マーチン、ニール・クレッグに続いて4位になった強豪選手・・・のはずでしたが、 残念ながら総合で最下位(30人中30位)・・・
同じくフィンランドのユーナ・ハーテナンは20位、ペトリ・ストロムは28位に終わっています。
もちろん単純にレースレベルが違うと切り捨てることもできます。しかし、もしかしたら彼らは本来はカーペットならもっと良く走れるはずの選手なのかもしれません。 もしそうだとすると、路面の違いでこれだけ走れないということかもしれません。
そこでふと、今年の世界戦が人工芝での開催になったら、今度は土路面で速い人、カーペット、人工芝で速い人・・・とずいぶん違う順位になりそうだな、と思ってみたり・・・どうなるでしょうね。
ぜひもっと日本人招待選手も参加を!
今大会も日本人のレーサーは原選手 (総合30人中21位) だけでした。ここ数年でみると 2011年は松倉選手 (17位)、2012年は原選手(4位)と松崎選手 (23位)、2013年は秋元選手 (17位)、2014年は参加無し、という寂しい状況です。
各国の国別選手権で A メインになることで招待資格を得られているのは、現状米国と日本だけだと思います。日本は有名メーカーが多くて優遇されている、という事情もあるかとは思いますが・・・、ま、ともあれ、現在は優遇されているわけです。 しかし招待されても参加しないということが続けば、今後は招待すらされなくなっても当然です。
RCファンとしてぜひ多くの日本人選手が、リーディーレースに参加していただきたい、と思ってます。
写真をいくつか・・・
さて、話を元に戻して写真をいくつかご紹介を。
朝の OCRC。駐車場でも大きな混乱もありませんでした。
僕は三日間とも朝 OCRC 入りしたら、ほぼずっと観客席に居座り続けました(笑)席をはずすと座れなくなるので・・・
朝一、まだ人が少ないときに、ドライバーズスタンド側からパチリ。
レースが進むとどんどん観客も増えます。
B44.3 はハートソン以外皆、サーボが右。ESC がモーターの前のレイアウト。今後このレイアウトが可能となるためのネジ穴が開くそうです。
コディ・ニューメダール曰く、逆置きはパフォーマンスの理由ではなく、配線の取り回しだけの理由だそうです。
で、2WD はハートソンだけがこのメカレイアウト。いつもひとりだけ、独自路線で突き進むのがスティーブン・ハートソン。
リーディーレースに合わせて、OCRC にアソシのパーツが大量に入荷。
3ギアのモータープレートもありました・・・が、実際には誰も使っていませんでした。3ギアだとトラクションが減るとの理由のようですね。今のところストック向け、という位置付けでしょうか。
OCRC のステッカーが出来てました。数枚いただきました
マイクリーディー氏のビデオ上映中。
今年もモンスター・エナジーがスポンサーになり、モンスターのキャンペーンガールがイベントに華を添えます。
以上、リーディーレポートでした!
いよいよモディファイドも始めたし、来年は参加申し込みしてみようかな