モーター、ESC、ギアなど一通り見直し

7月4日(金) はアメリカの独立記念日で、数少ないアメリカの祝日です。

場所にもよるかも知れませんが、少なくともロサンゼルス周辺では一年中でこの日だけは花火をしても良いことになっています。夜は花火でアメリカの独立記念日をお祝いします。

毎年驚きますが、こちらで個人で入手できる打ち上げ花火のパワーがケタ違いです。打ち上げ花火に火をつけ、ドーンと大きな音と共に空で破裂する花火のサイズが、直径30メートル以上あろうか、というほど・・・ 日本ならちょっとした花火大会でみるような花火です。

アメリカ在住通算で10年を過ぎましたが、こうしたスケールの大きさには、いまだに関心してしまいます。

さて、4th of July が金曜日だったために珍しく三連休となりました。

この連休中、いろいろと試してみました。

ESC。XERUN v3 か Justock か

僕の参加クラスはストック (17.5T) です。

このクラスはモーターにパワーが無いので、「軽さ」も重要な要素のひとつです。いつでも軽ければ軽いほどいいとはいいませんが、 基本的な重量が軽くないと、ウェイトを足したりしてバランスの調整をしたりする幅も狭くなります。また、コーナー直後のジャンプ等でも、 重量が重い場合は振り幅が大きくなったりして不利です。

さて、僕は普段ホビーウィングの XERUN V3.0 (または V3.1) を使っているのですが、重量は 93g ということになってます。(v3.1)

一方、ホビーウィングのストック専用 ESC である JUSTOCK というのは 59g ということになっています。

その差 34g。これはなかなか馬鹿に出来ない重量です。

とはいえ、いくらなんでもこんな安い ESC ではレースで太刀打ちできないだろう、と思い込んでいました。 実は僕も JUSTOCK は持っているのですが、おととしくらいに一度試してそのままにしてあったのです。

ところが最近、エキスパートのある人がジャストックを使っていると聞いていて、また試してみたくなりました。

前回試したのは2年位前だし、当時はいまより全然走れていなかったし、今ならもっと違いがわかるんじゃないか、と期待しつつ・・・

さて、まず肝心の重量。

ワイヤー、プラグ、キャパシタをつけた状態で測定すると、XERUN v3 は 80.9g ・・・

XERUN

あれ?スペックに書いてる 93g ってほども重くないのか・・・

続いて Justock の実測・・・

Justock

え?65.9g? ま、スペックに載っている数字はワイヤーを含まないということなんでしょうね。

となると、実際の差は 15g。

34g と思っていたのにその半分以下の 15g・・・。なんだ、このくらいしか違わないんですね。

続いて走行のフィーリングに違いを感じるか、走って試してみました。

昔、試したときは直線のパワーが違うように感じたのですが、今回の印象は全く違いました。むしろ直線などは差を感じませんでした。 違いが出たのはむしろ低速から中速域です。この間がきめ細かくスムースに調整できたのは XERUN で、途中が抜けていたのが Justock でした。

このスムース加減を失うことを考えると、15g のアドバンテージは全く意味のないものに感じられました。

というわけで、文句なく XERUN v3 の勝ちです。

モーター

モーターは手持ちの Reedy Mach 2、シュアスピードを走らせて、タイムとフィーリングをみてみました。

ちなみにリーディーの方は、ストックのカンにモディファイド用のローターという組み合わせも試してみました。

ストックモーターのローターはコアが 7.25mm でモディファイド用のローターは 5mm と決まっています。この点で ROAR のルールに照らすと違反です。 しかし、モディファイドのローターを入れている人もいるということは、かなり前から聞いて知っていて、どのくらい違うんだろう、と興味はありました。

そこで今回、初めて試してみました。

先にこの結論を言うと、確かに速かったです。しかも直線が速くなるというよりは、あまり振らなくてもジャンプができるとか、 そういう点で、速いのに楽に操縦できました。スーパーストックの一歩手前な感じです。

が、やっぱりあとでズルをしているといわれるのも嫌なので、念のため OCRC で聞いてみたら、そこは明確には決めていないとのこと・・・ となると、もしかしたら、単なるチートになるかもしれない、とおもうと気が重いので、モディファイドローターはやっぱり使わないことにしました。

というわけで、単純にリーディーかシュアスピードか、ということに絞られたわけですが・・・

タイムを計った限り、軍配はリーディーでした。

ただ、ギアやタイミングの組み合わせなど、もっとテストしないとなんともいえないなぁ、ずっとリーディーを使ってきているから、特性的に慣れているだけかもしれないなぁ、と、テスト自体の問題点も感じつつも、 今回はリーディーという結論で終了。

というわけで、以上、ESC もモーターもテスト前となんら変わらない XERUN と Reedy Mach 2 という組み合わせになりました(苦笑)

ギアデフ?ボールデフ?

さて、続いて先日から試していたデフについても試してみました。単純なボールデフとの比較ではなく、MIP の Pucks との比較です。

が、こちらは重量対決でほぼ終了でした・・・これだけ違いがあると正直引きます(苦笑)

まず、ギアデフはギア+CVA システムで 56.5g。

一方の Pucks は 36.6g

駆動系だけで約 20g・・・。ギアデフにしたときに、同じギアのままだとモーターの発熱が大きくなって、 ギアを一枚下げざるを得なかったのですが、こうした重量の違いにも影響されているんでしょうね。

サーフシティーまで1ヶ月でギアデフのノウハウを今から身に付けて、この差を埋めるのは不可能と判断。

当面、Pucks で行くことにします。

土曜日は走行練習

こうしたテストを木曜の夜から金曜までずっと行なって、土曜日は普通に走行練習。

その様子はこちらです。

このレイアウトも今日でおしまいで、明日からは一部改修されたコースになるそうです。

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