ステップダウンからのジャンプ
ジャンプの基本は「なるべく飛ばない」ことであると書きました。
しかし、特に連続ジャンプなどの場合、二個目のジャンプを大きくジャンプしたほうが有利な場合もあります。
実際にあったコースを例にとって具体的に説明します。
ここでは、下図のようなコースを考えてステップダウンから次のジャンプに繋げる方法を説明します。
これは 2013年6月にサンディエゴの SDRC にインストールされたレイアウトに実際にあったステップダウンです。 下りに入る前にジャンプするように出来ており、次のジャンプの先が直線に降りれるので二個目を大きくジャンプしたほうが有利な状況です。
ステップダウンというのは、要は下りなのですが、段状になっている箇所があり、車体が飛び跳ねやすいようにできている箇所です。
ジャンプの基本で書いたように、車体が跳ねている時は車が加速できないわけですから、なるべく車を接地させることがポイントになります。
まずは、よくある失敗例からみてみましょう。
ステップダウンに入る速度が速いと、上り坂(アップサイド)にハードランディングしてしまいます。すると着地の衝撃で車体が跳ねますから、 着地直後に加速することは不可能になります。また、悪いことに上り坂ですから、前に出ることも無くかなりのタイムロスになります。
ステップダウンへの進入に注意し、次へつなげる
この場合は進入直前にスピードを落とします。下向きに着地するのでノーズダウンで OK ですから、減速のまま進入しても大丈夫です。
下り坂を狙って着地し、着地直後から一気に加速し、次のジャンプでスピードをのせます。
次の動画ではここで説明したように、ステップダウンで減速し、次のジャンプでスピードにのせています。
レースの時は慌てて、ジャンプというジャンプ全て勢い良く飛びたくなる場合があるので気をつけましょう。