E-Buggy のプラクティス

RCカーが準備できたら、さっそく走らせてみましょう!

ここではレーストラックでプラクティス (走行練習) をする時の、注意点やマナーについて説明します。

アメリカでの情報とお考えください。日本やその他の諸外国では、それぞれルールが違う可能性があると思います。レーストラックに問い合わせて、注意点などを確認しておくと良いと思います。

どこで走らせたらいいの?

専用のサーキットで走らせましょう

E-Buggy は専用のレーストラック (サーキット) で走らせましょう。1/8 スケールの車が走行可能かどうかは、問い合わせて確認しておくと良いでしょう。 調べればきっと行けるくらいの距離にひとつくらいは、E-Buggy を走行可能なレーストラックはあると思います。

南カリフォルニアにお住まいの方は、「南カリフォルニアの 1/8 R/C オフロード・レーストラック」を参考にしてください。

1/8 オフロードカーは非常にパワフルです。誤って人にぶつければ、怪我をさせてしまいます。公園などでも必ずしも走行が禁止されているわけではありませんが、必ず専用のレーストラックで走らせることをお勧めします。

初心者でもサーキットで走らせて良いの?

はじめは何かと心配かもしれませんが、上手に走れないこと自体は全く問題ありません

ただし、自由の国アメリカといえど、後述のようにいくつか暗黙のエチケット的なものはあります。それは意識してください。 トラックで嫌がられるとすれば、上手い下手というより、エチケット的にまずいことをしたことが原因になります。

はじめはショップ併設のトラックがおすすめ

走行練習をしているとどうしても、転倒や衝突でRCカーが壊れたり、ネジが緩んでパーツがとれるなどして、修理が必要になることがあります。

こうしたとき、必要なパーツをすぐに購入できるホビーショップがあるととても便利です。

南カリフォルニアであれば、リベレーション・レースウェイとホットロッド・ホビーズはホビーショップが充実しています。

少し経験を積むと、壊れやすい部分がわかってきますので、あらかじめスペアパーツを用意しておき持ち歩くと良いでしょう。

何を準備したらいいの?

レーストラックにプラクティスに行く時には、どんな準備が必要でしょうか。

通常、次のような準備が最低限必要です。

  • RCカー本体とラジオ (プロポ)
  • 走行用バッテリー
  • ラジオ用バッテリー (乾電池など)
  • 充電器と充電用のケーブル
  • プラクティス代
  • キットの組み立てに使用したツール類一式
  • タイヤ (および、ホイルナットを止めるための17mm ボックスレンチ)

どの種類のタイヤが良いかは、トラックによっても、路面の状態によっても変わるので、一概にこれが良いとはいえません。 プラクティスをしようと思っているトラックに事前に行って、ホビーショップのスタッフや走っている人に直接聞いてみるのが良いでしょう。

さらにあった方が良いものとして、次があります。徐々に準備していくことをお勧めします。

  • ピットマット
  • セットアップボード
  • 各種調整用ツール (車高ゲージ、キャンバーゲージ、ドループブロック、テンプガン、ターンバックルレンチ等)
  • はんだゴテ
  • 日除け用のキャノピー・テント (および、テーブル、イスなど)
  • 掃除用の洗剤、ブルータオル等 (Simple Green など)
  • スペアパーツ (ホビーショップをサポートするため、現地で購入するのは良いことですが、ホビーショップで品切れの場合もあります。頻繁に破損しそうなパーツはあらかじめ用意しておくと良いです)

最低限のエチケット

まず、各トラックで注意書きが書いてあることがあります。決められたルールはちゃんと守りましょう。

その他、厳密なルールとしては書いていなくとも、ある程度、暗黙的なエチケット的なものはあります。どこのトラックでも最低限、次のことは守るべきと思っていた方が良いと思います。

特に高速となるストレートでは止まらないこと

他の車と衝突するような場所で、車を停止させないように気を付けてください。

特に高速となるストレート部分で停止することは厳禁です。フルスロットルで走行中の車がクラッシュしたら、お互いが無惨に大破してしまいます。

1/8 スケールカー向けのトラックでは通常ピットレーンがあります。走り始めるときには、電動カーでもなるべくピットレーンから車を出すようにしてください。あるいは、ステージングエリアなど、車をスタートさせるための特別な場所が用意されている場合もあります。

コース上で転倒するなどして停止してしまった場合には、操縦している他の人に声をかけた上で、なるべく急いで車を直しに行きましょう。

逆走しないこと

トラックには周回する向きが決められています。間違った向きで走らないように注意しましょう。

正面衝突すると、お互いが車を大破させてしまうことになります。

車を直してもらったらお礼を言う

走行練習中に転倒して、本来は自分で直しに行かないといけないのですが、好意で他の人に直してもらえることがあります。直してもらうのは、当たり前のことではありませんので、直してもらったらお礼を言いましょう。

走行料金を払ってから走りましょう

地域的なカルチャーの違いもあるかもしれませんが、特に南カリフォルニアのトラックでは、たいていのところで料金の徴収に厳しくありません。このため、中には一日中プラクティスして、そのままお金を払わずに帰る人もいるようです。

必ずプラクティス・フィーを払ってから、走るようにしましょう。

歓迎される人になるために

なるべくホビーショップで買い物をしよう

昨今はオンラインショップ隆盛の時代で、なんでもオンラインで買い物する時代になっています。 しかしながら、すべての買い物がオンラインで行われるようになると、ホビーショップの存続は難しくなります。

Support Local Track

もちろん、ホビーを楽しむ私たちも、いつも値段の高いところで買い物するのでは、ホビー自体を続けることが難しくなります。

最低限、プラクティスフィーはちゃんと支払い、プラクティを続けてホビーを盛り上げ、時々は、買い物するのが良いと思います。

たまにはマーシャルをしよう

自分がプラクティスをしている時は、誰かにマーシャルをしてもらうこともあるでしょう。 車を直してもらってばかりいないで、転倒している車を見かけたら、なるべくマーシャルをするようにしましょう。

権利を主張しすぎない

「コンプレッサーの電源がOFFのまま」「路面に凸凹があり過ぎて困る」「水が出ない」「トイレの調子が悪い」などなど、トラック側の不手際とも言えるような状況はよくあることです。

「自分はお金を払っている側なのだから、全て問題のない状態で利用する権利がある。全て利用可能なようにしてくれ」などと主張する人をたまにみかけます。こうしたタイプの主張は、アメリカ在住の日本人によく見られる傾向だったりします。

RCカルチャー的には、結構いい加減なことが多いです。「何か壊れていることもあるさ。しょうがない時もあるよね」と、気楽に構えましょう。

少しコースを周回できるようになったら、さっそくレースに参加してみましょう!

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