プラクティス [25] [West Coast R/C Raceway, 1/21/2012]

1月8日のプロラインシリーズ以降ずっと体調が悪く、なかなか集中して練習できなかったのですが、やっとウェストコースト RC レースウェイ (WCRC) で走行練習を再開できました。

来週にはリーディ・インターナショナル・オフロード・チャンピオンシップがあるため、コースレイアウトが変更されます。

現行のコースレイアウトで、これまでの Fast Time は 25秒台。コースレイアウト変更前に、どうにかして 24秒台にもっていきたいのですが・・・。

そこで、今回、特に気をつけたのは、連続した小ジャンプのクリア方法です。

実は、「現行のコースレイアウト」 は、以前のコースにウープス(ウォッシュボード)と、連続小ジャンプを追加した形になってます。連続小ジャンプというのは、反時計回り、時計回りにと向きを変えつつ、コーナーを旋回しながらの3連続ジャンプです。

僕はこれをすばやくクリアすることが出来ません。

以前のコースレイアウトでは 23秒台の Fast Time だったので、単純計算で、連続小ジャンプで 2 秒近くもタイムが遅くなってしまっています。トップレーサーの人たちは、以前のコースからのタイムの遅れはせいぜいコンマ数秒程度なのですが、僕はここで極端にタイムが落ちていることになります。

連続ジャンプ攻略のために・・・

さて、どうしたらこれを素早くクリアできるか、考えてみました。

まず、難しい点はどこか。

僕は 2WD の RC10B4.1 を使っているわけですが、スピードを出す(加速する)ためには駆動輪(後輪)をしっかり接地させ、トラクションを稼がなければなりません。つまり、後輪側に荷重が来るようにしないとなりません。しかし、コーナーにあるジャンプなので、しっかり曲げるためには前輪にも荷重を移すことが必要です。前輪がしっかり接地していないと曲がらないわけです。

加速中は後方へ荷重が移る。しかし、コーナーでは前輪に荷重がないと曲がらないので加速は難しい。

コーナーでスピードを出そうとすると、この相反する要求に板ばさみになってしまいます。

さらに、ジャンプがあるのである程度の速度がないと、ジャンプの谷に落ち、速度が速すぎれば飛びすぎてラインを外したり、平地へ着地して車体が不安定な状態になります。ちょうど良いスピードでジャンプして、空中の姿勢を制御して、ジャンプのダウンサイドにうまく下りる必要があります。

これらの問題、要求を考慮すると、次の操作をすると速くコーナーを曲がれるように考えられます。

予想される理想的なコントロール方法

  1. ダウンサイドに落ちる程度の速度を維持 → ジャンプ
  2. ダウンサイドの斜面に合わせてノーズを下げる (空中で減速)
  3. 着地でき次第、一瞬加速し、加速を止め・・・
  4. 減速しつつコーナーを回り、曲がったら加速
  5. 1 を繰り返す (速度を維持 → ジャンプ)

さらに時間短縮のためには、減速時間を減らせるように、大きく曲がらなくて済むように、滑らかなライン上を走ることが大切と思われます。

尚、ジャンプ中には空中でステアリングを操作することによって、さらに車体のロールと旋回を補助しておくのが理想ですが、 僕にはまだそこまでの余裕がないので、ここには記載していません。詳しくは 「ライアン・キャバリエリに学ぶコーナー前のジャンプ方法」をみてください。

以上を考えて、練習したのですが、なかなか思ったようにはうまくいきません。

上の考えが間違っていてタイムが出ないと言うより、思った通りにはうまく操縦できないのです・・・やはり難しいですね・・・

うまく出来た点は、(a) 空中でノーズを下げ (b) 着地後素早く加速・・・この二点は、意識してできるようになりました。

しかし、加速しすぎて大回りになったり、あるいは、単純に操作を間違えて曲がりすぎたりと、なかなか安定して回ることはできませんでした。うーん、残念。

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