SC10 を買った理由 - SC トラックにアメリカを見た
先月、25年ぶりのラジコン回帰を果たした私ですが、なんと早くも(贅沢にも)2台目を購入することにしました。
2台目は SC トラック!
アソシエイテッドの SC10RS RTR です。
もちろん、RC10B4.1 に飽きたわけではありません。
私が SC10 の購入に踏みきったのは、そんなネガティブな理由ではありません。
B4.1、大好きです。ネガティブな理由のわけがありません。
理由は単純です。
レース場で見せつけられ単純に、「自分もトラックをやってみたい!」と思った、という極めてポジティブな理由がひとつ。
そして、もうひとつ大事な理由があります。
曲がりなりにも、このサイトのような "アメリカのラジコンシーンを紹介します" などと大きく出たサイトを作り始めた者として、 「トラック抜きでは、アメリカのラジコンカーは語れない」 と早くも悟り始めていたからです。
SC トラックにアメリカを見た!
・・・でも正直に言えば、はじめは SC トラックはあまり好きになれるとは思えなかったのです。
バギーと比べると少々野暮ったい、重そうな印象があって、正直ほとんど眼中になかったのです。
そう、SC トラックのレースを見るまでは・・・。
先日 West Coast R/C Raceway で SC トラックのレースをみましたが、まさに圧巻。物凄いパワーでした。
「これぞアメリカ!」
「なるほど!これが人気の理由だ!」
と思わされました。
普段のプラクティスでは案外遅めのトラックが多いのも事実です。
ビギナーの選択肢としては、バギーなどに比べて easier to drive で forgiving ("運転が簡単で少々のポカも許される" という程度の意味) なトラックを選ぶのがほぼ常識ということになってます。
そのため、ビギナーの人はトラックを選ぶ場合が多いのです。必然的に遅いトラックを良く見かけることになる・・・
しかし、逆は真ならず。トラックを走らせているからといってビギナーではないわけです。
パワー全開のトラックは本当に迫力があります。トラックの巨体が大ジャンプを決めたとき、豪快にコケたとき。勢いが半端じゃありません。
そして、その迫力を心から楽しんでいる。
おもいおもいに、自分の好きなスタイルを突き詰める。
それがたとえ、少々馬鹿げているとも思えるほどであっても・・・
私はトラックを通して、アメリカの面白さを見た気がしました。
この瞬間から、私はトラックが大好きになっていました。
楽しみどころの違うトラックとバギー。どちらも本物だ!
バギーのレースではスピード感とドライバーのテクニックの美しさを楽しむ。
一方のトラックではドライバーも観客も歓声を上げながら、パワーを楽しんでいます。
この二つの楽しみどころがはっきりしていたので、私もどちらにも参加したくなったのでした。