アソシ B44.3 のスリッパーギア化 (シェルのスリッパークラッチ)

5/15/2015

前のブログでは B44.3 のセンターデフをスリッパーに置き換えました。

今回はさらに、そのセンターのスリッパーを、シェル・レーシング (Schelle Racing) の Nova スリッパーに置き換えました。

シェル・レーシングとは?

シェル・レーシング (Schelle Racing) は以前も当サイトで紹介しましたが、元アソシの上級設計者で B4 などの主要なプラットフォームの開発に関わった、 カート・ウェンガー氏が立ち上げたパーツメーカーです。

今回利用したのはそのシェルのノバ・スリッパー・クラッチです。これは AVID のトライアッド・スリッパークラッチと同一のものです。 元々カートがアソシを辞めた後 AVID で設計したもので、シェルを立ち上げた後もシェルからノバ・スリッパーの名前で販売されています。

ちなみに、カートさんはこちらの写真の右の人です。

カートさんはアソシ・ドライバーの「コーチ」としての実績があり、リーディーレース等の主要レースでは、レース本戦前に「コーチ・クリニック」という名前のセミナーを開催し、コースの攻略の仕方、車のセットアップについて教えてたりもします。

また、シェルのテストドライバーは、同じく元アソシの設計者でありレーサーでもあるジェイソン・コールなども行ってたりします。 シェルは開発陣がアソシの元開発者が集まっているので、数あるメーカーの中でも信頼感は抜群で、OCRC でも非常に人気があります

というわけで、僕も B5M でもいつもノバ・スリッパーを使っていますが、間違いなくスタンダードの VTS スリッパーより、ノバ・スリッパーの方がトラクションが上がります。

それで B44 でも使いたかったので、さっそく必要なパーツを入手して、組み込んでみました。

B44.3 へのシェル・スリッパーの組込み

B44.3 にシェルのノバ・スリッパーを組み込むには、スペーサーが必要です。AVID から販売されています。なぜかこれはシェルからは出ていないようです。

トライアッド B44.2 スペーサーと書いてますが、前述の事情で AVID とシェルのスリッパーは同じ (色違い) なので、問題ありません。

というか、これだけの単なるスペーサーなので、何でも代用可能かもです。

サイズは長さ 6.55mm で・・・

外径が 6.34mm ・・・

内径が 4.67mm。

ざっくり測った限り、そんなパーツです。

スリッパーを構成する部品はこんな風になってます。

スリッパーパッドが赤と白の二種類あって、赤の方が固めで、白が柔らかいです。今回は赤2枚、白1枚にしてみました。

スペーサーとシムはこんな感じで・・・

問題なくハマりました!

これが1個使わなかったのですが・・・これでいいんですよね?

OCRC でテスト走行

さっそく OCRC でテストしてみました。その様子はこちら。

残念ながらこのときは、スリッパーは特に問題なさそうだったのですが、ESC の設定ができていなくて走りにくかったです。

走り終わってみてみたら、どこかで設定をリセットしてしまったらしく、ESC の設定がデフォルト状態に戻っていました

走り直そうにもこの日は時間切れで終了。また次回、試してみたいと思います。

アソシ B44.3 のスリッパーギア化 ROARがルール変更。2.4 インチタイヤ OK
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