リーディーレース 2014、どのくらいのレベルか?
1/28/2014
「リーディーレースはレベルが高い」と言っても、本当にそうなんだろうか、と疑問が湧いてきました。 もちろん観戦していて、すごい速いと思うのは確かなのですが、データの裏づけが欲しいな、ということです。どのくらい速いか、ということです。
そこで試しに、2WD の各メインの上位3人のラップタイムを計算して比較してみました。 ひとりのタイムだけみると、同じ人がバンプアップしていく場合、数字が良くなりすぎる可能性があるので、上位3人の平均値をとったというわけです。その結果が下のチャートです。
インビテーショナルクラスのデータとしては 2WD の最終ラウンドである R4 を使いました。 開催時間がちょうどオープンクラス下位メイン始まる日の昼に行われたものだからです。
さてこうしてみると、A メインはインビテーショナルクラスとほぼ同様のタイムで競っていることがわかります。オープンクラスの優勝者は、 来年のインビテーショナルで走る資格があるのはうなずけます。
しかもなんと G メインでもインビテーショナルからの上位三人平均ラップタイムの差が 0.5 秒以内です。1 秒以内で I メイン。 1.5 秒以内で L メインです。正確には L メインで 1.29秒差です。
参考までに2013年の全米選手権で同様の計算をしてみました。全米はバンプアップがないなど、レースフォーマットの違いはありますので、あくまで参考までにです。
去年は案外エントリーが少なかったんですね。F メインまでしかありませんでした。
全米では A メインのラップタイムから 0.5 秒遅れ以内に入るのは B メインのみ。D メインでは 0.64 秒遅れになります。
さらに試しに、同じ計算を去年の全日本選手権のメインレースの結果で計算してみました。その結果が次のチャートです。
A メインの基準値は A1 から A3 それぞれで上位3人のラップタイムを取り、さらにその値の平均値 (21.964秒) としています。(数字は JMRCA のサイトを参考にしましたが、僕が Excel に手入力したのでどこか間違えているかもしれません。参考まで、です)
以上、数字を出しましたが、勝ちあがりの有無でずいぶん数字も変わってくるでしょうから、あくまでも参考の数字です。 しかしながら、いずれにせよリーディーを勝ち抜くというのは非常に難しいものであろうことは、この数字からも良く分かりました。
ちなみに普段のクラブレースでストックバギーなどで一緒にレースしている人たちはリーディーで H メインから K メインくらいでした。それより上位クラスだと普段のクラブレースからモディファイドで走っている人たちになります。
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