そういえば、LRP SXX V2 のアップグレードは?

2013/01/16

LRP SXX ESC アップグレード

そういえば、ご報告を忘れていました。米国 LRP での ESC 無料アップグレードキャンペーンの結果について、です。

北米の LRP の輸入販売はアソシが行っているのですが、去年(2012年)、LRP から新しい ESC Flow を発売にする前に SXX の無料アップグレードキャンペーンが行われました。

SXX V2 の基盤を、 “Mod + Stock” という新しいタイプの基盤に無償アップグレードしてくれるという太っ腹なキャンペーン

僕もそのキャンペーンにあやかり、11月15日に LRP SXX Competition と LRP SXX TC の二つをアソシに郵送したのは、以前、本ブログに書いたとおりです。

ところが、その後、2ヶ月以上も返送されてこなくて、正直、困っていたのでした。

なにしろ LRP の ESC が二個、二ヶ月間以上手元に無かったわけですから・・・

その間、”安くてもパワフル” と評判のホビーウィングの XERUN 60A を試したり、なんとかしのいで頑張ってました。

結局、アソシから返送されて来たのは12月26日でした。

喉元過ぎれば熱さ忘れる、といいますが、送られてきてしまえば、ジリジリ待たされていたこともすっかり忘れてしまいました(笑)

ちゃんと二個とも戻って来ました!

LRP SXX ESC アップグレード

SXX TC。SXX Mod+Stock なる基盤のマニュアルが付いてきました。

LRP SXX ESC アップグレード

こちらは SXX コンペティション。

LRP SXX ESC アップグレード

久しぶりにみた LRP。

高級感がひしひしと伝わってきます。いやぁ、なんか、嬉しい。

ん? “Mod+Stock” って??・・・裏を返せば、今までは「ストック非対応」か!

返送されてきて、「”Mod+Stock” という新しい基盤に変わったんだなぁ」と感激しつつ・・・

ふと、気づきました。

「あれ?そういえば、SXX って、Stock Spec っていう別タイプの ESC も個別販売してたぞ・・・?あ!ということは、今回、これでやっと『ストックに対応した』ということか!」

と・・・。

そう考えると、思い当たるフシがあります。

今までの SXX は、確かにストックでは遅かったのです。

もともと僕は、B4.1 に SXX Competition を、T4.1 にホビーウィングの XERUN 120A を積んでいました。

当時なぜか、トラックはレースでも良い成績をあげられていたのに、バギー (B4.1) はいまいちの日々が続きました。とくに、直線がストックの中でも遅かったのです。もちろん、ギアリングも悪かったこともあるでしょう。しかし、なんだか馬力不足だったのです。

以前、松崎隼人選手に「ESC は逆の方がいいかもしれませんよ」と言われたことがあったので、ある時、B4.1 に XERUN 120A を、T4.1 に SXX を積み直しました。

すると、今度はレースの成績が、バギー (B4.1) が上がり、トラック (T4.1) が下がったのでした。

この時に、

「ほほう、XERUN ってすごいパワーあるんだな~。」

と実感していたのです。

しかも、XERUN にはブリンキーのまま設定を変えられる “パンチ” なる設定があります。僕は MAX にしています

それから、バギーは調子が上がり、12月中旬にエキスパート・ストック・クラスに昇格、とあいなったわけですが・・・(って、ちょっとしつこいですね(笑))

結局のところ、オリジナル版 SXX V2 は「ストック非対応」だった、ということなんでしょうね。そうじゃなければ、Stock Spec なんてバージョンも発売する分けないですし、今回の基盤のウリが 「Stock にも対応!」となるわけがありません。

ストック・クラスが盛んな北米で、無料キャンペーンを行った、ということも、これでなんだか納得です。

で、Mod+Stock はどうだった?

というわけで、今度こそ LRP がストック対応したということで、もう一度、”Mod+Stock” 版 SXX V2 をバギーに積んで、先月末にテストドライブしました。

結果は最高でした。

XERUN もかなりスムースな走り出しをするので大好きなのですが、僕が試した限り、新しい SXX はそれ以上にスムースでした。スロットルをゆっくり動かしたときの走り始めが、極めて低速でもしっかりコントロールできるのがたまりません。

スムースさは 2WD バギーでは生命線です。ガタガタした加速ではトラクションは稼げません。

WCRC で実際にタイムも測りましたが、なんとコンマ5秒近く当時のファストラップが上がり、驚きました。

というわけで、現在は B4.1 に “Mod+Stock” SXX V2 Competition を、T4.1 に XERUN 120A v2.1 を積んでレースに参加しています

尚、”Mod+Stock” SXX TC V2 は B44.2 に積んでいます。こちらも、実はストックで行く予定です。4WD バギーのストックギアリングに付いては、まだまだ研究の余地がありますので、近々いろいろとテストする予定です。

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