B4.1/T4.1 向けオススメ・パーツ (2012年総まとめ版)
2013/01/01
今年最初のブログエントリーです。皆様、今年もどうぞよろしくお願いします!
さて今日の記事は、実は12月にアップしようと温めて来たのですが、年末仕事が忙しくなってしまいアップ出来なかったものです。
2012 年は一年中、毎日朝から晩まで RC レースのことを考え続け (あれ?仕事は?(笑))、ほぼ毎週末、WCRC や OCRC でレースに参加し続けました。1 秒でも、0.1 秒でもどうしたら速く走れるか考え続けました。
その中で、様々なパーツ、セッティングを試してきました。松崎さん、デレックさんをはじめとするプロ・ドライバーの方々の話もたくさん聞いてきました。
そんな2012年の総まとめとして、B4.1/T4.1 向けのオススメパーツリストを書きたいとおもいます!
B4.1/T4.1 向けオススメパーツ
ではさっそく、僕が実際に使ってみて「これは良い!」「確実にタイムアップにつながった!」と実感できたものを書いていきます!
1. AVID アルミニウム・ステアリングベルクランク
「自分の腕前ではパーツを変えた位では違いなど分からないだろう」と思っていた初めの頃、友達のスティーブン(現 WCRC エキスパートクラス・ドライバー)に薦められて装着しました。驚くほどステアリングがクイックになり、操縦しやすくなりました。
僕が知っている限り、インターミディエート上位以上の人は全員使ってます。
AVID が一気に浸透したフラッグシップ的なパーツといって良いのではないでしょうか。今では JConcepts やアソシからも同様の効果のパーツが出ていますので、そこは好みで選んでもよさそうです。
2. AVID トライアッド・スリッパー・クラッチ
京商のデレック・フルタニさんに、リアのトラクションを上げるための足回りの設定を教えていただいていたときに、 このAVID のスリッパーを教えてもらいました。
必要な時にスリッパーが効いて(滑って)、リアが落ち着きつつ加速しつつも、必要な時にはしっかり踏ん張ってくれるのでトリプルなどのジャンプもちゃんと飛べます。まさに理想のスリッパーです。
3. アソシエイテッド・ビッグボア・ショック (Front/Rear)
アソシ純正のビッグボアショック。スタンダードに比べて悪い所がないです。車体が落ち着きます。
4. アソシ・フロントヘックス・コンバージョン一式
B4/T4 のフロントホイールのベアリングを受ける箇所がグラグラしてくることはありませんか?タイヤをとって、ベアリングもスポッと取れるくらい緩くなったり。走行中のグラグラが気になって仕方がなかったのですが、フロントをヘックス・ホィールにすることでその不安も解消しました。
フロントをヘックスコンバージョンするには、アソシの純正部品では次のパーツが必要です。
4.1 Associated Steering Block Hex SC10
4.2 Associated Front Axle Hex B4
4.3 Associated Factory Team Axle Pins
4.4 Associated Aluminum 4-40 Locknut 12LW
4.5 Associated Wheel Hex Adapters B4
5. JConcepts フロントヘックス・アダプター
上記 4.5 の代わりに使います。
アソシ純正のプラスティックのヘックスアダプターでも走行時の性能には問題ないです。
しかし、アソシのパーツはネジ留めしていないので、メンテ時に落ちることが多々あります。JConcepts のアダプターはブルーのアルミニウムで見た目に綺麗なだけでなく、ネジ留めするのでピッタリ留まります。
6. JConcepts フロントアクスル
こちらもヘックス系です。4.2 の Front Axle Hex B4 の代わりに使います。
アクスルの軸がホィールの穴にピッタリハマり、グラグラ感が完全に無くなります。フロントをヘックス・ホィールにする時にはこれはぜひ!
7. Reedy Sonic モーター
僕はレースは主にストッククラスに参加していますが、モーターでもっとも人気なもののひとつはリーディーです。もうひとつ、人気を二分するのはロンさんの Schuur Speed です。
ストッククラスではモノの性能の差が如実に出てきますから、下手なモーターでは全く勝負になりません。
8. RPM ヘビーデューティー・ロッドエンド
いろいろと試したわけではないですが、スタンダードと比べて明らかに強いです。
9. Acer Racing セラミック・ベアリングセット (B4/T4 用)
スタンダードのベアリングと比べて、滑らかさ、剛性ともにハッキリした差があります。少々高いですが、投資の価値ありです。
10. AVID B4.1 カーボン・ファイバー・リアハブタワー
C タイプのリアハブタワーとして、人気なのが AVID のリアハブタワー。アソシ純正品も全然問題ないです。
装着時にはリア・U ブレースのボールスタッド装着部を削り落として、アッパーアーム自体全体を下げます。
11. AVID プリシジョンスプリング
WCRC のオーナーであり、2011年の全米選手権のストッククラスで二冠のダニーから奨めてもらったものです。
そして設定については、”ミスター・ AVID” こと、元アソシのリード・エンジニアであり、現在、AVID で製品開発している カート “コーチ” ウェンガーさんから直接教えてもらいました。
スタンダードのセッティングは次の通りだそうです。
バギー (B4.1): フロント/Red、リア/Yellow
トラック (T4.1): フロント/Yellow、リア/Yellow
これを基準に、ステアリングとリアのトラクションの様子で一つずつ変えて試すとのこと。
ビッグボアのスプリングの評判は、1位 AVID、2位京商、3位ロッシ、4位アソシ、5位以下無し、と言う感じでしょうか。
12. Dremel 7300 (ロータリーツール)
ロータリーツールで有名なドレメル。使っている方も多いとおもいますが、コードレスのタイプの 7300 を使ってみましたが、パワーも必要にして充分。バッテリーも長持ち。サイズもコンパクト。まだお持ちでない方はぜひツールボックスにひとつ!
13. Closed Cell インサート
こちらは完全に常識です。タイヤのインサートはクローズド・セルしかほぼ使われていないです。
まれにフロントをストック・インサートを使う人もいますが、クローズドと比べて圧倒的に長持ちしないので、勝負をかけたレースで一発で使うくらいにしか使えないと思います。その意味でストック・インサートはプロの人がまれに使う程度になってます。
おまけ: 次点とお買い得(やっぱり、おすすめ!)
その他、絶対的なお勧め感はなくとも、値段との兼ね合いも含めて「買ってよかった!」と思えたものはこちらです。
A. ロッシ・ビッグボアスプリング
上で AVID の 12mm ビッグボアスプリングをおすすめしたばかりですが、性能と値段などを考えるとロッシも良いよね、と僕は思ってます。基本設定としては、R/イエロー、F/レッドが基準。
B. JConcepts ロックナット
高くて目を眩まされているだけなのかもしれませんが、使っていると「良いナット使ってるな」という良い気分になれます(笑)
C. サーボ Savox 1258TG
安くて良いサーボ見つけた!と喜んでいるのがこちら。いくつも試したわけではないですが、今のところレース用にしっかり使えています。僕が見つけた店で $49 です!
D. ホビーウィング ESC XERUN v2.1 60A/120A
日本でも人気のホビーウィングですが、じわじわとアメリカでも浸透してきています。
僕はまだ v3 は試していなくて、v2.1 の 60A と 120A ですが、60A でも十分にレースで使えました。
以上、2012年の総まとめ、お勧めパーツ一覧でした!
もし、欲しいというパーツがあって、入手が難しいような場合は直接ご連絡くださっても結構です!(メールアドレスは contact@rccaraddiction.com です)