17.5 ストックバギーでオフロードを始めた人がモディファイドバギーで走るときに気をつける 9 個のこと

最終更新: 4/16/2015

自分の経験を踏まえ、少し前の自分にアドバイスするつもりで僕がストックからモディファイドに行くときに知っていたら良かったのに、と思うことを書いておきたいと思います。

1. 車の細部を全見直し

ストックの車とモディファイドの車は作り方が違います。ストックのときに調子が良かった車を、そのままモーターを積み替えてモディファイドにしたからといって、 上手く行くとは限りません。

モディファイドでは一流選手のセットアップシートが多数公開されています。 ストックからモディファイドに移ったときは、車のつくりをゼロからやり直すつもりで、細部まで見直しましょう

2. スロットル・ESC の「走り出し」系の設定を弱く

スロットルの EXP や ESC のパンチ等の、走り出しに関わる設定はできるだけマイルドに弱めに設定しましょう。

ストックでは、スロットルの EXP の設定もプラス側だったり、ESC のパンチ等の設定もカチ上げている人も少なくありません。

しかし、モディファイドではパワーが有り余っているので、急発進を試みるために急にタイヤをブン回してもホイルスピンして力が逃げるだけです。

ドライブ周波数設定は、モディファイドでは比較的高く設定します。

3. スリッパーは使う・ロックしない

モディファイドでは加減速をスムーズに行なうために、スリッパークラッチは有効に利用しましょう。

ストックでスリッパーをロックしていた人も、スリッパーを戻しましょう。

4. インサートは柔らかめ・タイヤの穴も忘れずに

モディファイドでのタイヤは、ストックのときよりも、柔らかめのインサートが好まれます。

初期状態で柔らかいのは AKA なので、ブレークインが短くて済むのは AKA。JConcepts はやや硬めですが長持ちするので、じっくりブレークインするなら JConcepts。タイヤの穴も前後とも空けておきます。(注: ルールが許せば)

5. ピニオンギアはアルミからスチールへ

ピニオンギアはアルミではなく、スチールを選びます。

ロビンソンのピニオンなら、黒ではなく銀色の方です。

6. モーターは 8.5T 位で始める

経験的には、モーターは 8.5T 位で始めるのでちょうど良いようです

僕は 17.5T からの移行、ということで段階的にステップアップしようと思い、13.5T、10.5T といろいろ試しました。しかし結局いちばん丁度良かったのは 8.5T でした。 恐らく、世に出回っているセットアップシートがそのくらいのパワーに丁度いいようにできているのでしょう。

7. 14AWG のワイヤーを使う

今、モディファイドでは多くの人がやってます。

ストックでは少しでも電気抵抗を減らすためか最低 12AWG 位を使うことが多いと思いますが、モディファイドでは 14AWG・・・とりあえず従っておきましょう。

8. ストック用の ESC は使わない

ESC は評判の良い上級グレードのものを使いましょう。

モディファイドではより多くの電流が流れます。メーカーの仕様書でいくら 8.5T までいけると書いてあっても、やめておきましょう。

ESC やバッテリーが破損する場合があります。

また、ストックとモディファイドでは求められる性能が違うため、最適な ESC は違います。[参考]

9. ソッ、と、滑らせずに走るので遅いと思っても速い

ストックの場合と同様、丁寧に無駄なく走るのはモディファイドでも大切です。

確かにスロットルを握れば直線のスピードは出るでしょう。 しかしそのスピードがゆえに一瞬でもズルッと滑ればそれでもう好タイムは望めません。 ブレーキが上手くできず大回りになれば、良いタイムは出ません。

改定履歴

  • 4/16/2015 - v1.2 ESC のドライブ周波数や求められる性能について追加 (#2 と #8)。インサートの注意書き変更 (#4)
  • 2/26/2015 - v1.1 ワイヤーの太さを 13AWG から 14AWG へ変更
  • 2/12/2015 - v1 公開
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