B74.1 のいつものお掃除

3月上旬にホットロッドのレースシリーズ・ラウンド1が始まって以来、 6週連続でレースに参加してます。

その間、平日に車のメンテナンスして、土曜日にレース。日曜日は前日の反省を踏まえて、プラクティス、ということをほぼ毎週繰り返しています。

僕の B74.1D の基本的なお掃除方法とか、これまで B74.1 を使ってきて気付いたことなどを書いておきます。

Team Associated B74.1D のメンテナンス

まずは、前後のショックとスウェイバーを取り外します。外したパーツ類は間違えないように、トレーに前後に分けておきます。

トレーは AliExpress で parts tray 等のキーワードで検索すると、安く買えるものが見つかるので、たくさん持っておくと何かと便利です。

汚れを掃き出すのは、ペイント用のハケ (きめ細かいブラシ) を使っています。

底面のネジ穴に詰まった土、汚れを、シンプルグリーンを歯ブラシにつけてこすり落とします。ネジ頭に土などが詰まったままになると、ドライバーが浅くしか入らず、ネジ頭を痛める原因になりますので、しっかり落とします。

その他、サイドガード、アームなど、目立った汚れを落としていきます。

両サイドガードを外して、さらにシンプルグリーンできれいにします。

レシーバーをシャーシやサイドガードに取り付けていると、サイドガードがはずしにくいので、レシーバーはサーボに取り付けると便利です。ちなみに、走行中にシャーシがしなるので、取り付ける時はシャーシから少し浮かせて取り付けると良いと思います。

目立った傷があれば、サンドペーパーで平らにしつつ、サイドガードの外側内側両面お掃除。

汚れを落としたら、WD40 の自転車のチェーン用のドライルーブを塗っておきます。

以前、何種類かのオイルをつけて数日置いて比較しましたが、このオイルが一番、黒光りが長持ちしました。

ESC のファンも取り外し、汚れをハケで落とします。

次に、全ドライブシャフト類とベアリングをはずします。

前後のシャフトを取るために、アームのアッパーリンクの外側を、センターのシャフトを取るにはセンターデフ、サーボのリンク、ベルクランクのネジ一本を取り外してます。

ベアリングをチェックして、ゴリゴリ感のあるものは新品に交換します。今回はよくみたら、ベアリングが妙なところで割れてました。

ちなみに、WD40 を使う時はベアリングに吹きかからないように気をつけています。どうも、WD40 がかかるとべリング内部のグリスが流れでてしまうようで、ゴリゴリになりやすいように思います。

ジョイントの洗浄は、砂やグリス類を普通の WD40 で洗い流した後、WD40 Electrical Contact Cleaner で油分を拭き取っています。

WD40 のコンタクトクリーナーの他、CRC QD Electronic Cleaner も (たぶん) 同じようなものなので、手に入る方どちらも使ってます。

アソシのブラックグリスの代わりに、CRC の MOLY-GRAPH というグリスを薄く塗布して、CVA を組み立てます。

アウトドライブはシンプルグリーンを細い綿棒につけて、汚れを落として、それからグリス (MOLY-GRAPH) を塗布してます。

次にヒンジピンの掃除とチェックです。

ヒンジピンを抜いてチェック。内部で錆びていることがあるので、サビなどで汚れている場合は 2000番くらいのサンドペーパーでヒンジピンを磨きます。

綿棒やストレートリーマー等を使って、アーム側の汚れもチェックしてます。ヒンジピンは WD40 のドライルーブを塗布して取り付けてます。

次にショック類。まずは歯ブラシなどで大きな汚れを落とします。

油分は WD40 コンタクトクリーナーで流します。

ショックの組み立てやオイルの封入については、こちらのビデオが参考になると思います。

ちなみに、僕はショックオイルを抜くときに、スプリングカップはつけないでやってます。

X リングにはグリーンスライムをごく薄く塗っています。

ショックシャフトに並べて、グリーンスライムを塗って、ギュッとしぼって、余分なグリーンスライムを拭き取ります。

結果的に、ほぼグリーンスライムが付いてないくらいになりますが、この方が、いつも同じくらいに少し渋さが残ってちょうどいいような気がしてます。

ショックシャフトの寸法については、測るときのノギスの力の入れ具合によっても変わってしまって厳密に測れないので、適当に 0.2mm くらいの誤差は許容してます。

スプリングカップを取り付ける時は、カップの切れ目がアーム側を向くように、ショックピボットボールの平らな面を合わせています。

残りの細々としたパーツも、シンプルグリーンでお掃除。

ボディーはシンプルグリーンで土を落とした後、SC1 というスプレーを吹いて、マイクロファイバークロスで拭きます。

ついでに気が向いたパーツも SC1 で拭いておきます。

組み上げた後、残りの汚れがないかみて、樹脂系のパーツが乾いている感じがしたら WD40 BIKE DRY LUBE をつけて拭いておきます。

ショックを取り付ける時は、ショックキャップのブリーダースクリューが下 (内側) を向くように付けています。

以上で、基本的なお掃除は終了。

この状態から、アームのガタやボールカップが曲がっていないかなどのチェックを行います。

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