アメリカ大統領選とラジコン
アメリカの大統領選。開票作業が進んでいよいよジョージア州も「青」になりそうです。 さらに、このままうまくいけば、ペンシルバニアも青になりそうです。
アメリカではバイデン候補を擁立する民主党が青色。トランプの共和党が赤色で表されます。
インターネットの情報を見ていると、日本のメディアはトランプにまんまと乗せられた不可解な情報が多いようです。
普通にアメリカに住む者としての、たぶん常識的な、見方を書いておきます。
大統領選の開票は混乱しているか?
開票作業に時間がかかっていますが、異常に混乱しているというほどのことはありません。
郵送による投票(「メールイン・バロット」といいます)の開票には数日かかることは、元々わかってたことです。 数日かかることに関しては問題視しなくていいと思っている人がほとんどだと思います。
急にバイデンの票が伸びているのはなぜか?
メールイン・バロットで投じられた票は、バイデンの票が大半であることは元々わかっていたことです。
なぜなら、トランプ陣営は常々、「メールイン・バロットは不正の温床である」、 と根拠なく文句を言い続けており、トランプは「自分の投票には直接投票しろ」と求めていたからです。
パンデミックの中、選挙当日に行列に並んだりすることを避けメールイン・バロットで投票を行いたいと考える人は多かったのです。 そして、そのようなタイプの人は、バイデンを支持している人が多いのです。
トランプサポーターは、マスクをせずに、コロナは怖くないと主張します。
こうした背景があるので、初日にはトランプがリードし、後からメールイン・バロットの票が開票されるにつれてバイデンが巻き返すであろう、 ということは常識的に考えられていたことです。
もちろん、どのくらいリードするか、どのくらい巻き返すか、というのは厳密にはわかっていたことではありません。 しかし、大まかな流れとして、そういう展開になるのは確実な状況でした。
このため、開票当日はトランプが優勢だろうから、その時点でトランプが勝利宣言をするのではないか、という懸念・憶測は元々あり (それも報道されていました)、 実際にそうなったわけですが、これも驚くにあたりません。トランプならやりそうなことです。
そして今、後からバイデンの票ばかりドンドン伸びるのは不自然だ!開票をやめろ!と騒いでいるのがトランプです。
投票率が数100%となっている場所があるらしいが、どういうことだ?
デマ、フェイクニュースには注意しましょう。疑わしい情報はファクトチェックを心がけましょう。
本当にそんなことがあれば、票を数え直すことでしょう。
いくらアメリカ人が日本人ほど几帳面な国民性ではないにせよ、いくらなんでもそんなふざけた状況を放っておくはずがないので心配いりません。
共和党支持者はトランプ支持者なのか?
必ずしも共和党支持者が、トランプサポーターとは限りません。
トランプの目に余る行動を見て、共和党支持者だけどトランプには反対する、 という人が数多く存在している状況です。
トランプは人種差別をあおり、パンデミックを軽視し、 アメリカ国内の対立・分断を扇動しています。
BLM のムーブメントが今年活発化したのは、偶然ではありません。トランプ政権の負の成果なのです。
人種差別はよくない。これひとつだけで、トランプに反対するのに十分な理由です。
共和党支持者だからと言って、そんな極論を支持する人ばかりではないでしょう。
ラジコンと大統領戦は関係あるか?
トランプ政権が終わり、トランプ支持者の勢いが落ち、新型コロナウィルスを軽視する人達の勢いが落ちて欲しいです。
マスクもしないで、大人数がインドラトラックに集まるといった行為は、厳しく取り締まられて欲しいです。
今は好き勝手に、ルールを破って、イベントを開催しているところもあります。
こんなことをしていたら、余程良い薬が出回らない限り、パンデミックはおわりません。
真面目にルールを守っているところは、儲けられなくてもじっと我慢しています。
リーディーレース等を開催していた某有名トラックはルールを破っています。
ホットロッドはルールを守っています。ショップの店内でもみんなマスクをしています。アウトドアトラックでもまだクラブレースも開催されていません。イベントの開催時期は市と相談しているそうです。
だから僕はホットロッドを応援する意味も含めて、ホットロッドに行っています。
トランプ時代が終わることで、僕の「元ホームトラック」にもルールを守るきっかけになってもらいたいです。
トランプ時代が終わらないとパンデミックの収束は期待できません。トランプが負ければ、ラジコン業界にも良い影響があるはずです。