足回りのテスト。B6D の必須オプションパーツはこの辺か
B6 では B5M のショックがやたらと人気があるらしく、かなり多くの人から、すごくいいから試してみて、という話を聞いた。B6D はスイーパーでの不安定な感じを除けばかなりいい感じだったから、あまり大きく変える必要はないとおもっていたけど、もしかしたら本当にすごく良いかもしれないので、試してみることにした。
で、やるならやるで、ちゃんとやらないと意味がないので、B5M の新品ショックを購入。
ま、たとえ今回ダメでも、セッティングのオプションとしてはきっとありなんでしょうし。
まずは比較対象として、前回と同様のまま1パック走行。タイヤは新品の Electron なのでセッティングのときの条件としては最悪だけど、そうはいっても、明日使うタイヤがないのでブレークイン兼ねる。
当然ながら滑る感触がある。トラクションが弱い印象。新品タイヤなので仕方ないんだけど・・・
さて、1パック走って、さっそく B5M ショック (31mm) とロングショックタワーへと変更。
ショックキットに赤 O リングがはいっていたので、X リングを追加購入。
出来上がり。リアショックタワーが上に持ち上がる恰好。
ショック本体の違いをみたかったので、オイルは TLR 30wt を入れた。スプリングは京商ゴールドのまま。
ただし!なんとなく、というだけの理由でピストンを 1.6 x 2 にしてみた・・・んだけど、これが結局微妙な課題を残す形になってしまった。
走ってみると・・・
「なんとなく、良いかな?」 という程度。タイヤが徐々に出来上がってきていることを差し引くと、ショックがプラスになっているか不安だなー、という程度。
とりあえず、パッとしないけど、劣悪、というほどでもない。
一番気になるのが、トラクションがないこと。タイヤかもしれないし、路面がザラザラなので、こんなもんかもしれない、と、迷う。
リアのガタを少しとって、もう1度走る。
あまり改善せず。
と、そうこうしてるうちに、タイヤが良くなってストレートのスピードが上がってきたのか、例のスイーパーの問題が再現してきた。スイーパーでちょいちょい吹き飛ぶ。
リアを変えても同じなのね。
というわけで、トラクションもいまいち。スイーパーでの問題は残る・・・ということで、ここまでで残念な感じ。
この辺でジェシーがピットにきて、「リアのショックをリアアームの後ろ側じゃなくて、アームの前側につけると、ステアリングが良くなるぞ」、と教えてくれたけど、「ありがと。でも、ステアリングはあまり問題ないから~・・・」と対応。そういえば 22-4 もそういうことしてる人いたねぇ。
でも、リアのショックって車体の一番後ろについてて、ウェイトバランスに非常に影響が大きいものだと思うので簡単には変えられないとおもう。そもそも、最後尾のウェイトをはずしてステアリングをあげるのって、ようはリアのグリップが弱まって横滑りしやすくなってることが原因ではないかな。ステアリングを改善するのはジオメトリとかショックのチューニングの方が大事だと思うけどな。
アソシのセットは、フロントショックをプログレッシブにするのが常識化しているから、ショックを立てるってやらないだろうなー。
さて、話を戻して自分のショック問題。
ここで、エイヤッとセットを振り出しに戻し、次の通り変更。
*フロント:オイル AE 30wt、スプリング AE White *リア:オイル AE 27.5wt、スプリング AE グリーン
前後のオイルを変えたのはスティーブン・ハートソンのセットアップシートから、アイデアを拝借。フロントの車高が上がったので、京商のゴールドに比べて、AE ホワイトはやや固い様子。
これで、トラクションは変わらない印象である一方、スイーパーの問題はほぼ解消。少し操縦が簡単になった。フロントがヨレてたのね。
で、この辺でバッテリーがズレる問題発生。バッテリーストラップは Schelle のカーボンに。それから、セットのたびにウィングをとったりつけたりしてたら、ウィングマウントがボロボロになってきたので、 EXOTEK のアルミに変更。
この二つは必須でしょうね。
ここの時点で大きな問題は「全体的にトラクションがないこと」と「ドライバーズスタンドからトラックをみて、左手奥の小さなダブルが苦手な感じになってきた」ことの二つ。
後者はたぶん、曲がってすぐのダブルなので、デフがダメになってきたからかな・・・
ということで、問題はトラクションのみ。
そういえば B5M の頃も、3ギアにするとトラクションが落ちる感じだったので、いつも4ギアで走ってたなー、と思い出す。
この時点で夜8時を過ぎていて、OCRC のクローズ時間が迫ってきていたので、もう時間がない・・・
何をすべきか・・・
とりあえず、先週まではトラクションの問題はなかったので、B5M ショックを諦めて、B6D スタンダード・ショックに戻すことに。
で、走るとトラクションが戻った!
ということで、先週からのショックの変更点は、「フロントショックをオイル AE 30wt、スプリング AE White にした」ということと「リアスプリングを AE グリーンに変更」というだけ。
スプリングは京商グリーンよりも、京商ゴールドの方が良いかもしれない、という気もしなくないけど時間がなく、テストできず。
それからもしかしたらトラクション抜けの原因は、ピストンを 1.7 から 1.6 に変えたこと、ということだったかもしれない、と思うと、余計な変更しなきゃ良かったな、と後悔。でも、まぁ、もともとリアにはそんなに不満なかったので、スイーパー問題が改善されるだけでだいぶマシのはず。
以上で時間切れ。明日のクラブレースはここまでの変更で走る予定。