アメリカ在住者向けのラジコン入門おすすめセット 【2020年11月版】
こんにちは。キースです。
今日は、アメリカ (特にロサンゼルス周辺) にお住まいで「これから、オフロードラジコンのレースに参加してみたい」という方向けに、どんなものを買ったら良いか、 私のおすすめセットを考えてみたいと思います。
はじめに - 選ぶ前提など
前提として、予算には限りがあるものとして、なるべく抑えたいと思います。
とはいっても、安物ばかりですぐに買い替えないといけなくなるのもどうかと思いますので、レベルは「ルーキー」から「スポーツマンの中の上」位までは十分使えるものを選びたいと思います。
例えば、OCRC のスポーツマンクラスで A メインから C メインまであったら、だいたい B メインの 5 位までには入れるくらいのものが出来上がるようにしたいです。
ちなみに選ぶ基準は、あくまでも私の主観です。ほぼ 100% 好みの問題です。
そもそも、選び方なんていろいろあると思いますので、おすすめも十人十色と思います。ホビーですから、基本的には好きなように選べば良いと思います。
すごく迷ってしまって選ぶに選べない方を想定して、大胆に書いてみたいと思います。
それから、どんどん商品も変わっていくでしょうから,あくまでも 2020年11月現在のお話、ということでみてください。
さて、それではみていきましょう。
まずは、何が必要かというと、ざっとこのくらいでしょうか。
- 車 (キット)
- ラジオ (プロポとレシーバー)
- バッテリーとチャージャー
- サーボ
- ESC
- モーター
- タイヤ
- トランスポンダー
- ツール類
結構、たくさんありますね (汗)
ツール類は山ほどありすぎて、書ききれなかったので後回しにして、その他のものを順番にみてみましょう。
実際に車を組み立てるには、ドライバー、はんだごて、ボディーのペイントなど、いくつかツール類も必要になります。
車 (キット)
現在、ロサンゼルス周辺のラジコンレースで人気のあるカテゴリーは「2WD ストックバギー」と 「4WD ストックバギー」です。
最近は残念ながら、スタジアムトラックやショートコーストラック (SC トラック) のエントリーはどこのサーキットでも少ないようです。
ルーキーからインターミディエートクラスのエントリーが多いのは 2WD のストックバギーです。このため、これからレースに出てみたい、という方はまずは 2WD ストックバギーからはじめると良いと思います。
車種はアソシか TLR の二択です。
この他に、XRay、 Yokomo なども少しは見かけることはありますが、どこでもパーツが揃うのはアソシか TLR です。
アソシも TLR もどちらも良いのですが、私としては、カスタマサポートの良さ、パーツの入手性の良さ、パーツの値段などから、アソシをおすすめします。
アソシの 2WD バギーにはカーペット用の B6.2 とダート用の B6.2D の2種類あります。ロサンゼルス周辺ではカーペットコースでレースしている場所はないので、B6.2D がおすすめです。
以上からおすすめは Team Associated B6.2D です。
ラジオ (プロポとレシーバー)
アメリカでは,日本で言うところの「プロポ」(送信機) のことを「ラジオ」と呼ぶことが多いです。プロポとはいいません。トランスミッターは通じると思います。
ラジオは Sanwa か Futaba の二択だと思いますが、最近は Futaba の方が利用者が多いように思います。
私は Futaba しか使ったことがないので Futaba から選ぶと、はじめは入門機の 3PV で十分でしょう。レシーバーは R304SB のセットがおすすめです。
以上からおすすめは Futaba 3PV + R304SB です。
サーボ
サーボはあまり安物だと、クラッシュした衝撃で一撃で故障する可能性があります。基本的な性能 (スピードとトルク) があるなかで、丈夫で長持ちのものを選ぶと良いと思います。
私も色々と試したわけではありませんが、これまで使ってきて一番丈夫で長持ちなのは Savox 1258TG です。
オレンジ色のスタンダード版と黒色のブラックエディションがありますが、私は好みで黒い方をお勧めします。
以上からおすすめは Savox SC-1258TG Black Edition です。
ESC
ESC は経験的にもっとも故障の多いパーツのひとつなので、サポートで選ぶことが大事だと思います。
私は何度かアソシ (リーディ) のサポートのお世話になっていて、これまでとても助かっています。そのため ESC はリーディがおすすめです。
安価なセンサーレスの ESC などもありますが、スムーズに操縦できるのはセンサードの ESC です。
発売してからだいぶ時間が経ってますので、そろそろ新型が発売されそうな気もしますが、現時点ではレース用の入門機である Blackbox 800Z がおすすめです。
プログラムボックスが不要で、 ドラッグブレーキ、ドライブ周波数、ブレーキ周波数の設定ができます。
ワイヤーも黒色の 13AWG で見た目にも美しいです。
以上からおすすめは Reedy Blackbox 800Z です。
モーター
モーターはレースに参加するなら、タイミングの調整可能なセンサードの 17.5T モーターが良いです。
そうすると価格帯はほぼどのメーカーも横並びで $80 から $110 くらいの範囲から選ぶことになると思いますが、いくつも買って微妙な差を比較するわけにもいきません。
Reedy にしておけば間違いないと思います。
おすすめは Reedy S-Plus 17.5 Competition Spec Class Motor (#27402) です。
バッテリー
バッテリーはハードケースの 2S ショート LiPo バッテリーが必要です。
レースに参加するなら最低2本はあった方が良いです。
初めのうちはあまり性能は気にせず、安価なものから選んで良いでしょう。ただし、粗悪品はすぐに膨らんで壊れたりしますので、注意が必要です。
おすすめは、リーディの廉価版 WolfPack HV-LiPo 4200mAh #27318 です。
チャージャー
ストックレースでは 40A くらいの大電流で充電したりするのが行われているようです。しかし、はじめからそういうことをしなくても良いと思います。基本的なバランス充電を行うので十分でしょう。
最低でも、ある程度充電電流の調整ができ、現在の充電状況がわかる液晶画面のついた充電器が良いです。
ここまで アソシとリーディー製品のおすすめが多いので、リーディーで探したのですがちょうど良い入門機はないようです。
ProTek RC Prodigy 610ez AC/DC LiHV/LiPo Balance Battery Charger をおすすめとしておきます。
トランスポンダー
レースに参加するためには、ラップタイムの計測にトランスポンダーが必要です。
MYLAPS のトランスポンダーの最新の規格が RC4 です。ところが中には RC4 以外の (旧式の) 計測器を利用しているサーキットもあるので、下位互換のあるハイブリットタイプを選んでおくと良いでしょう。
RC4 Hybrid Transponder
タイヤ
タイヤは走行する場所に合わせて選ぶ必要があります。走行を予定しているサーキットのホビーショップで聞いてみると良いと思います。
前後のタイヤとホイールが必要です。それから、クローズドセルインサートが付属していないタイヤでは、別途クローズドセルインサートを購入すると良いでしょう。
最近は私はホットロッドで走っていますが、2WD バギーではプロラインのホールショット (コンパウンドは M3) を前後に利用する人が多いそうです。
参考
Hole Shot 3.0 ではクローズドセルインサートは付属しています。
Pro-Line Hole Shot 3.0 2.2 2WD Off-Road Buggy Front Tires
Pro-Line Hole Shot 3.0 2.2 Off-Road Buggy Rear Tires
ホイールはアソシの純正のホイールは次の通りです。
2WD/4WD Rear Wheels, 2.2 in, 12mm Hex, white #9695 (黄色はパーツ番号 $9696)
2WD Front Wheels, 2.2 in, 12 mm Hex, white #9690 (黄色はパーツ番号 $9691)
AMain のカートに入れてみる
以上のおすすめセットを、タイヤを除き、AMain Hobbies のショッピングカートに入れてみました。
ESC とモーターはコンボがあったので、コンボにしました。
小計 $978.93 となりました。
AMain では Affirm という分割払いのプランも利用でき、それを利用すると月々 $89 位の支払いになります。
全部一度に揃えると、確かに出費は痛いことは痛いのですが、何度も買い替えなくて済むようなものにはなっているのではないかと思います。
これからホリデーシーズンであちこちでセールもあります。この機会にラジコンを揃えて、ぜひ一緒にレースに出てみませんか?