E-Buggy で使う ESC

最終更新日: 2024年3月22日

ESC の役割

「ESC」はエレクトロニック・スピード・コントローラ (Electronic Speed Controller) の略です。

ESC はモーターを制御する装置であり、受信機からの信号を受け取り、モーターの回転速度や回転方向を制御します。

ESC には「モーター」「バッテリー」を接続します。 ESC は受信機からの信号を、R/C カーの動力となる「モーター」を動かすための信号に変換して、モーターを駆動します。

また、ESC には通常 BEC という回路が内蔵されていて、ESC は受信機やサーボの電源としても機能します。

上記の動作を安全に行うため、通常、ESCには保護機能が内蔵されています。 ESC は電流や電圧などの情報を監視し、過負荷や過熱を検出すると、自動的に保護機能が作動し、モーター、バッテリー、及び ESC 自体を損傷から守ります。

E-Buggy で使うESC

E-Buggy では、当然ながら E-Buggy 向けのセンサー付きブラシレスモーターを駆動する必要があります。また、バッテリーは 4S の LiPo バッテリーを使います。

E-Buggy 向けと謳われている ESC は、こうした条件をクリアしています。

2023年6月現在、レース向けのESCとしては、以下のESCが人気があります。

  • Hobbywing XR8 シリーズ
    • Hobbywing XR8 PRO G3/Plus G2S
    • Hobbywing XR SCT Pro
  • Reedy Blackbox 850R
  • Tekin RX8 GEN3 ESC

E-Buggy キットの構成によって、大きなESCであると、所定の位置に搭載できない場合もあるかもしれません。ESCを選ぶ際には、ご注意ください。 私が試した限り、AE B4e、TLR 8IGHT X/E 2.0 のどちらにも HW XR8 (Pro G2/SCT) および Reedy 850R のどれも搭載可能でした。しかしスペース的に Reedy 850R は結構ギリギリです。

ESC の設定を行うためのプログラムボックス

ESC の設定を変更するには、別途プログラムボックスを購入する必要があるのが普通です。

Hobbywing

例えば、Hobbywing XR8 Plus という ESC では、各種設定を変更するには Multifunction LCD Professional Program Box (30502001) などのプログラムボックスが必要です。

Hobbywing ではこの他、OTA Programmer (30850400) というデバイスがあり、これをESCに接続するとスマホのアプリから、ESC の設定ができます。

Reedy

Reedy の Blackbox 850R でも同様です。

Reedy では、Blackbox PROgrammer 2 というプログラムボックスが必要です。

Blackbox PROgrammer 2 を Blackbox 850R に接続する際には、プログラムボックス自体のファームウェアをアップデートする必要がある場合があるようです。詳しくは Reedy の製品ページをご覧ください。

© 2024 キースの米国 R/C 情報