サスペンション
サスペンション (懸架装置) は主に路面の凸凹を車体に伝えないようにすることで、車体の安定性や操縦性を確保するものです。
通常、サスペンションは「ショックアブソーバー (ダンパー)」 と「スプリング」から構成されます。
スプリングの設定とその影響
スプリングの強度 | 柔 | 硬 |
---|---|---|
* トラクション高 * 小さなバンプに対応可 | * トラクション低下 * ジャンプ時に硬い方が上がりやすい * 高レスポンス |
アソシエイテッド社の設定ガイドには次の記述があります。
「スプリングを硬くするとトラクションが低下し、ジャンプの際は硬くした側は高くあがります。 例えば、もしあなたの車がノーズを下げてジャンプして、ステアリングが効きすぎる場合、フロント側のスプリングを堅くします。」
ショックオイル
ショックアブソーバ(ダンパー) にはショックオイル (Shock Oil) を入れ粘性抵抗を利用し、スプリングによる跳ね返りの振動を減衰させる。
ショックオイルの粘度 | 低 | 高 |
---|---|---|
* ダンパーが素早く戻る (このため小さなバンプに対応可能) | * 底付き (bottom out) を防ぐ |
各メーカーとも番手でショックオイルの表示をしています。数字が大きくなるほど粘性が高いことを示します。
ショックピストン
ショックピストンには二個か三個の穴が開いていて、この穴を通ってショックオイルが上下に動くことによって粘性抵抗を生み出しています。
ショックピストンに開けられた穴の大きさの大小によって、ショックアブソーバーの性質も変わります。
同じオイル、同じ穴数で比較すれば、穴が小さい方がより "硬い" ことになります。
ショックマウント
フロント
取付け位置 | 内側 | 外側 |
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* サスペンション軟化 * コーナー入り口のレスポンス向上 |
* サスペンション硬化 |
リア
取付け位置 | 内側 | 外側 |
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* コーナー入口から途中のトラクション増加 * サスペンション軟化 |
* コーナー時のトラクション低下 * サスペンション硬化 |