ラジコン英語 - "Hobby" はおもちゃではない
日本語のカタカナで「ホビー」というと「おもちゃ」を連想する人が多いのではないでしょうか。
しかし私がアメリカでラジコンに取り組むようになって、英語の Hobby を日本語の「おもちゃ」に当てはめると意味が通らなくなることが多いことに気付きました。
ここでは Hobby について書いてみたいと思います。
"Hobby-grade" のラジコンカー
Wikipedia にも、当サイトで扱っているようなラジコンカーのことを 「Hobby-grade (ホビー級) のものだ」と記載されています。
私は初め Hobby という語感に日本語の「ホビー」(おもちゃっぽい)という意味を当てはめていたので、「ホビーグレードだ」と聞いても一瞬意味が分かりませんでした。
「ホビーグレード=おもちゃレベル?」と思ってしまったのです。
またラジコンの雑誌を読んでいても、「これは toyish だけど、これは hobby-grade だ」という文が出てきました。
どうも Hobby はおもちゃ (toy) ではなく、むしろ toy の逆にあるものと考えるべきもののようです。
そもそも Hobby は大人のもの
念のため辞書を引いてみましょう。マクミランの英英辞書によると、Hobby は次のように書いてあります。
something that you enjoy doing when you are not working
Mike's hobbies include reading and chess.
ミリアムウェブスター英英辞書では次の通り:
a pursuit outside one's regular occupation engaged in especially for relaxation
いずれも「通常の仕事、職業をしていないときに、娯楽のために行うもの」という意味ですね。
マクミランの例文では「ホビーは読書とチェスだ」と書いてあるので、hobby を "おもちゃ" と考えると完全におかしいのはよく分かりますね。
つまり基本的な意味は "Hobby は大人のもの" であることが前提とされているわけです。
大人が取り組むに値するクオリティの高いものは (toy ではなく) Hobby である。そういうことですね。