ラジコン英語 - "Get away!" とは

私がアメリカでレース場でラジコンを楽しむようになって最初に、ギョッと思ったのが、"Get away!" という掛け声でした。

ドライバーズスタンドから "Get away! Get away!" と大声で言う人がたくさんいます。

はじめは、私がヘタクソなので "どけろ!" とでも言われているのかな、と思い、ちょっとビビってしまったものです。

でも見ているとどうもそうでは無さそうです。いくつかパターンがあるようです。

結論から言うと日本語訳としては「避けて!」っていうのがピッタリです。

Get away! = "(コース内でコケてるよ!) 避けて走ってね!"

マーシャルをしている人が、転倒している車に駆け寄るときに、"Get away! Go inside! Get away!" とか "Get away! Go outside! Get away!" と声をかけています。

その後ろからやってくる車はそれに合わせて、インサイドあるいはアウトサイドを通って行きました。

この状況では、マーシャルがドライバーに向かって「コース内で停止している車がいるよ!ぶつかるから避けて走ってね!」と言います。

特に長いストレートコースで転倒している場合等は、お互いぶつけたり、ぶつけられたりするのを避けるために、Get away を連呼します。

もし "Get away!" と声をかけている人がいたら、「お、どこか危ないところで車が停車しているな」と気をつけましょう。

Get away! = "コケてるよ!直して!"

先日、レース場でラジコンをしている親子がいました。お父さんがドライバーズスタンドからラジコンカーを操縦していて、 男の子がマーシャル役をしています。

お父さんがドライバーズスタンドからその子に向かって "Elic, get away!" と言うと、 その男の子 (きっとエリック君と言うのでしょう) は辺りを見回し、お父さんの車をみつけそこに駆けより 転倒しているお父さんの車をコースに戻していました。

この状況は明らかに「エリック!直して!」という状況ですよね。

私もマーシャルをしていて、転倒したりコースアウトした車両にうっかり気付かずにいると、 ドライバーズスタンドから "Get away!" が聞こえてきます。ふと回りを見ると、確かにマーシャルの手が必要そうな車両がいます。

Get away! の意味には確かに "直して!" というのがありそうです。 それを get away で「避けて」とか「どけて」というあたりは、婉曲表現とでも考えれば良いかな、と思います。

以上、私が経験したことから Get away について書いてみました。

なので、Get away という掛け声を聞いても全然ビビる必要はないです。

ちなみに Get away の発音は「げらうぇい!」という感じです。「ゲット、アウェイ!」ではないのでご注意を!

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