プロライン SX シリーズ・ラウンド 5 @West Coast R/C Raceway 2/12/2012

2012年2月12日(日)は、プロライン SX シリーズの第5戦に参加しました。

プロライン SX シリーズは全部で6戦あって、そのうち4戦の記録でポイントを競います。

私は今回で3回目の出場。次回も参加すれば、なんとかプロライン SX シリーズの記録として、4戦ちゃんと残せるギリギリのラインなので、少しでもポイントを稼ぎたいところです。

今回のレース、先に結果を言うと、ビギナークラス A Main で 5位 でした。(2/20/2012 訂正. レース結果の表で、 下の方に記録されていた人が 4 位だったのに気づきませんでした)

5位、ということで、これだけ聞くと、そんなに悪くなかった(前々回3位、前回は8位)ともいえるのですが、内容が悪く、反省の多いレースでした。

どう悪かったか、というと、こんなことになっていました。

プロライン SX シリーズ・ラウンド 5 ~ 予選1ラウンド目

実は、このレースの数日前の練習では 「スピードに目を慣らそう」 と思い、あえて8.5Tのモディファイドモーターで練習していました。

久しぶりのモディファイドは確かに速いのですが、ストックモーター(17.5T)よりも繊細で確実なコントロールを要求されるため操縦が難しい。正確に言うと、単純に難しい、難しくない、ということではなく、操縦方法が違います。

特に感じたのは、モディファイドモーターでは加速、減速のふり幅が大きくなったために、ジャンプ時の空中の姿勢のコントロールが全く異なります。また、急加速が可能になるため、ある程度ラインを外しても挽回するのは簡単な場合もあります。

例えば、ストックのパワーでは、正確にラインに乗せ、減速を減らさないと飛べないようなジャンプ。モディファイドでは案外、かなり減速させてしまっても、そこから一気に加速することで挽回可能だったりします。

モディファイドでは加速、減速のコントロールを正確にしないと車体のバタつきを抑えることが難しい。その反面、加速が強いためにリカバリーは簡単な面もある。一方、ストックでは加速力がそれほどでもないので、車体はバタバタしにくい。この点は簡単。しかし、ラインを外した後のリカバリが難しいので、正確にコントロールし続けないといけない。

それぞれに難しさがあって、いちがいにどちらが難しく、どちらが簡単、ともいいきれない、と思いました。

モディファイドの短所はなんといっても、圧倒的なパワーがあるため、ちょっとした操縦ミスで簡単に足回りを破損してしまいます。これが一番困りますね。

そこで、ボールカップの取り付け位置を変更するなどして、壊れにくくて、かつ、走破性もよい位置が無いものかと少々設定をいじってしまっていました。

そのため、これまでに地道にチューニングしてきた設定とかけ離れてしまい、安定性が低下。普段コケないような所でコケる、という、情けないことになってしまいました

設定を元に戻すか、どうするか、迷った中での予選1ラウンド目でした。

結果、予選1ラウンド目はビギナーの第二レース内で3位。他の車両との接触は少なかったのに、単独ミスでコケてのタイムロスが響きました。

収穫は Fast Time で 22.956 秒を出せたことです。

これまでの最速ラップタイムでも 23.5 秒程度だったので、だいぶ短縮できました。Fast Time が速かった理由は恐らく、「転倒しやすい」 と思っていたために、結果的に丁寧に走れたのが良かったのでしょう。

プロライン SX シリーズ・ラウンド 5 ~ 予選2ラウンド目

1ラウンド目の反省から、さっそく設定を元に戻しました。

結果は2位。しかし、タイムはさっぱり伸びません。転倒したときのロスタイムがひどかったようです。

それと1ラウンド目とは逆に、カーブや他の車両と接触でもしない限り、転倒はしないだろう、という気持ちだったために、走りにメリハリがなくなってしまっていたのかもしれません。

プロライン SX シリーズ・ラウンド 5 ~ ビギナー A メインファイナル

プロライン SX シリーズ

事前の練習では正直、絶好調。かなり期待してのファイナルでした。普通に走れれば、自己ベストは間違いないだろうと少し自信を持って臨みました・・・が・・・

クラッシュに巻き込まれ続け、なかなか思うように走れず、さらに肝心なポイントでの単独ミスが混ざり、結局、5位で終わってしまいました。

自信があっただけに残念です。

ちなみに、1位の REESE MEYER (リーズ・マイヤー) は6歳の男の子ですが、既にアソシエイテッドのスポンサーを受けているプロドライバーです。 苦手な車を使ってるようですが、なにもビギナークラスに出てこなくても・・・(苦笑)

今回の反省

以上、今回の反省点と教訓は次の通り。

  1. モディファイドモーターで練習しても、「操縦方法」、「車体の設定」両面が異なるためにストッククラスとしての練習の効率は悪い
  2. 下位グループの団子状態に巻き込まれたときの抜け出しに課題
  3. 調子がいいと思っていたがために、逆に、ライン取りの柔軟性が欠けクラッシュを招き、タイムが落ちた

3番目はどういうことか少し補足します。

上に書いたとおり、ファイナル前の練習ではかなり調子が良かったです。

自分が走らせたいライン通りに良い感じで走ってくれますし、他の上級クラスの車と並走してもそこそこ付いていける。

・・・といっても、ストッククラスのトップレーサーの一人であるジェイソン・ディアスには、今まで抜かれたことが無いようなところでスパッときれいに抜かれました。自分がこんなに調子がいいと感じていて、 ストック同士でもこれ程の差があるのか、と改めて驚かされましたが(苦笑)

さて、そんななかでのファイナル。

いつも以上に、「きれいなラインに乗りたいし、乗れるはずだ」という思いが強かったのかもしれません。 ライン上で転倒している車に突っ込み、クラッシュに巻き込まれることが何度も起きてしまいました。

ビギナークラスでは転倒している車が多いので、クラッシュに巻き込まれないようにすることが非常に大事であることは、十分分かっていたはずなのですが・・・。

いつになく調子が良かったがために「うまく走ってやろう」という気持ちが強く、かえってクラッシュが増えた、ということだと思います。

クラッシュの原因は大きく言って、「自分で起こす」か「他人に巻き込まれる」かのどちらかなわけですから、どちらも防がないとダメ。いくら前者を減らしても、後者が増えれば意味がないわけです。

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