クラブレース [1] West Coast R/C Raceway 12/14/2011

私は 2011年10月8日に RC10B4.1 RTR を購入。

10月15日に初めて OC/RC レースウェイでレース場デビュー

それからこの二ヶ月間、毎週末レース場に通い走行練習してきました。

はじめは直線を走ることもままならない状態から、やっと徐々にコースアウトせずに走れるようになってきました

「まだまだビギナーのレースにすら参加資格はない」と思って精進してきましたが、思い切って 12月14日(水) に West Coast R/C Raceway のクラブレースに参加してみました。

レースのルールや進行なども理解していないままの参加。かなり不安がありましたが、RC 友達に助けられなんとか無事に走りきることができました。

ちなみにこの日は、週末に行われる KO PROPO 主催のビッグレースの調整のために、 世界チャンピオンのライアン・キャバリエリ、ジャレッド・ティーボといった、そうそうたるメンバーもレースに参加されていました。

ライアン・キャバリエリ、ジャレッド・ティーボ

緊張のあまり、敵前逃亡寸前・・・

「レースに参加してみよう」と決めたのは 12月11日(日)。

M さんから「レースに出場したほうが明確な目標を持って練習できるようになるのでいいですよ。」とアドバイスをいただき、 「なるほど、そういうものか」と素直に受け止め、出場してみようと思ったのでした。

次の週末には KO PROPO 主催のアニューアルのビッグレースがあるのですが、その前に一度クラブレースに参加しておこうということで、 12月14日(水) のクラブレースに参加することに...

練習をはじめてまだ二ヶ月目。コケずに一周走られるのも調子の良い時だけ...

レースのルール自体も、レースの進行方法もまだ良く分かっていない・・・

「他の参加者の邪魔になるのではないか・・・」
「レースの進行を妨げてみんなの迷惑になるのではないか・・・」
「ビリで凹んでしまったら、今後も楽しく、今まで通りラジコンを楽しめるだろうか・・・」
「5分間、恥をかくだけではないか・・・」

不安は尽きません。

平日、水曜日の夜のクラブレース、といっても、参加人数は約100人。 フェイスブックの情報で、このクラブレースに、多数のトップ選手が参加することも事前に分かっていました。

「なにもそんな盛大なレースを初レースとせずに、もっと参加人数の少ない時から初めてもいいのではないか・・・」

・・・

一時決めたことだし、アドバイスを受け止めてしっかり頑張った方が良いだろう・・・という気持ちと、 弱気な気持ちが入り混じって本当に悩みました。

『勇気とは何か。
あなたが恐がっている何かをすることだ。
怯えの無いところに勇気は無い。』

・・・

『勇気とは、普通思われているのとは逆で、恐がらないことではない。
勇気とは、恐怖にも拘らず行動する知恵のことだ。』

・・・

『真正面から恐怖に立ち向かえば、
強さと勇気と自信を得る。
できないと思っても、やりなさい。』

「・・・できないと思っても、やりなさい」・・・うむ。そうだ。

私は勇気をもって行動することがとても大切だと思っているので、こんな言葉を色々と思い出して、やっと「そうだ。逃げたらダメだな」と腹をくくることができたのでした。

きっと後で振り返れば「たかがクラブレースのビギナークラスに参加する程度で緊張などしなくていいじゃないか」と思うようなことでしょうが、正直にこれだけ緊張したのでした。

前日の夜に急いで準備

前日の夜。準備しておいたのはボディとタイヤだけです。

せっかくレースに出るなら自分の色を決めたいと常々思っていたのですが、当然ながら単色のボディーカラーではどうしても他の人とかぶるので、 何色か使わないといけないですよね。

全体を白色、青色でボディの下側を縁取るような配色にしました。

私が見たところ、最近の流行りは、「炎柄」「前と後ろで色を分ける」という2パターンが主流。 そこで、上と下で色を分ける、という風に考えてみました。

はじめてのレース

レース前の練習

緊張しつつビギナークラスに参加。ウェストコースト RC レースウェイのクラブレースは、メンバーなら参加費用は $15。

いつものプラクティスと同じようにサインインして、さっそく練習開始。参加者が多くて、ドライバーズスタンドも一杯です。

考えてきた「コケない・ぶつからない」走行プランを、思った通りに走れるかどうか確認しつつ何周か走ってみました。

前日の練習のときに苦戦した、コース左端側の3連ジャンプもどうにかなりそう・・・。 イメージトレーニングだけで、随分コケないようになれるものなんですね。前日と比べたらずっと転ばないで走れます。 もちろん遅いですけどね。でも、ビギナークラスで勝つには速いより転ばない、というのが大事ではないか、 と考えたのでその通りはできそうです。

トランスポンダーはどうする?

ラップを記録するのにトランスポンダーを使う、そして、それは貸してもらえる、ということは知っていました。 でも、いつ貸してくれて、いつ返して、どうやって車体に付けるのかなど、サッパリわかりません。

ウェストコーストのクルーの人に聞けば「レース前に貸してくれる。レース直後に返却。ボディに穴を開けてそこにボディクリップで付ける」ということだそうです。

ボディに穴・・・か。事前に準備しないと慌てることになりそうだな・・・。

ちょうど友達のマーカスが来ていたので、どのくらいのサイズの穴を開けるのか、などを聞いてみたら、 実際に貸してくれるトランスポンダーを借りてきてくれました。ほんと助かりました。

予選 1

午後7時、ビギナークラスからスタートです。

私は意外と人前に出てもあまり緊張しないタイプなのですが、これはさすがに緊張でした。

「自分はこの後どうなってしまうんだろう」という何とも言えぬ大きな不安と、「面白いレースをできたらいいな」という小さな期待。

私は前から5番目にならんでのスタートです。

この後、どうなったかは良く覚えていませんが、時々先頭に立っては「わ!トップか?!」と思ってはドキッとしてクラッシュして抜かされる。 アナウンスの「Keith Oyama Second!」などの声が聞こえてきては、ドキッとして私も車体もフラフラに・・・、という状態。

自分で言うのも何ですが、まさにビギナークラスらしい、初々しさです(笑)

結局私は「とにかくコケないように」という作戦で5分を走りきり、結果は2位。

「あんなにゆっくりコケないようにと思って走ったのに2位か・・・やっぱりビギナークラスはレベル高くないな」 とホッとすると同時に、油断も生まれました・・・。

予選 2

予選2ヒート目。1ヒート目でタイムが出せたので、「もう少しスピードアップしていこう」と思っていました。

あまり緊張もしていない状態でスタート。

スタート直後、いきなりコースの真横に滑り出して一人ゴケ... タイヤをちゃんと洗っていなかったが悪かったのか、ツルツルでまともに走らない・・・。

「スピードアップしよう」という作戦から、「スピンしないように気をつけてコツコツと順位をあげていこう」と、ひそかに作戦変更して、 ビリから追い上げます。

辛うじて5位でゴール。

初レースのビギナーのくせに、「勝てるんじゃないか」という生意気を考えたバチがあたりました。

ファイナルと結果

結局、予選は2位通過だったので、ファイナルは前から二番目でスタートです。

作戦は「ゆっくりでもいいから、コケない」だけです。

スタートは特に問題無し。緊張して、ちょくちょくコケつつも、1位か2位のまま数周走っています。

ところが、4周目頃でしょうか、ジャンプの後、ステアリング部分のボールカップがとれたらしく操縦不能になってしまいました。

「あー、残念。棄権か~・・・」と諦めかけたところ、マーシャルの人が私のマシンを直してくれて、再度コースへ入れてくれました!

「ありがとう!棄権せずに済んだ!」と感謝しつつ、「ここからゆっくりじっくり走ってもダメだな。少しスピードアップしよう」と思い直し、 ややスピードアップを心がけつつ、遅れた順番を取り戻しにかかります。

どうにか2位くらいと思われる人の後ろまで付けたのですが、周回遅れの人を上手に抜くことができずに、私が自滅。

追い上げようにも少し興奮してしまい、うまく走らせられず・・・。

ここでちょうど5分が過ぎてレース終了。

結果は次の通り。

ビギナークラス

ビギナー3位。

途中、棄権寸前になりましたが、トップと同じ周回数。自分でいうのなんですが、良く頑張りました!

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