2.4 GHz 送信機
最近はラジコンカーで利用できる電波の周波数はその昔はホビーラジコン用の周波数帯としては 27MHz帯と 40MHz 帯が利用できました。
2008年からは 2.4GHz 帯も利用可能となり、利便性が格段に向上しました。現在ではホビーレベルのラジコンカーでは大半が 2.4GHz を利用しています。
2.4 GHz 帯とは
2.4GHz 帯というのは "ISM バンド" といって産業、科学、医療 (Industry/Science/Medical) の分野で利用できる周波数帯です。 10mW 以下の出力であればこの範囲の電波を利用するのに免許が不要で、Wifi や Bluetooth などでも利用されています。
2008年から日本でもホビーラジコン用に 2.4GHz 帯が開放された、というわけです。
2.4 GHz の何がいいの?
2.4 GHz を使えば、バンドを気にしなくてよい
2.4 GHz のプロポシステムでは周波数が違うというだけではなく、「キャリアセンス」や「バインディング処理」があることによって、 ホビーラジコンの利便性が格段に向上しています。
キャリアセンスというのは「利用されていないチャンネルを自動的に検出して、開いているチャンネルを利用する」ということで、 バインディングというのは「特定の送信機からの電波のみを受信するように、受信機を設定可能できる」機能のことです。
昔大勢でラジコンを楽しむためには、混線を防ぐためにバンド管理が面倒でしたが、近年は 2.4 GHz のシステムを利用しているかぎり、 バンドの干渉に付いては気にする必要がありません。
私もこうした違いを知らないうちに始めてレース場に行ったときは驚きました。無造作にコースに入り走らはじめる人、 ピットでトランスミッターの電源をいれて動作テストをしている人・・・
あまりに自由なので、本当に驚きました。
"ラジコン原人" が現代に出没して、最も驚いた瞬間です(笑)