SC とバギー。両立の難しさと課題
6/12/2016
こんにちは、キースです。
この週末も OCRC で練習&レースしてきました。
ただ、ショートコーストラックばかり練習して、バギーの練習があまりに疎かになってしまったためか、 特にバギーのレースはかなり厳しい感じになってしまいました。
SC トラックの調整
先週はとりあえず組み上げて、エイヤッとレースに出た状況でした。 今回はもう少し設定を詰めていきたいと思い、練習時間のほぼ全て SC のテストに費やしました。
まずはボディー ~ JConcepts HF2
SC トラックは、バギーなどとは比べものにならないくらいボディーは非常に重要です。とにかくデカいですから、影響もデカいです。 特にジャンプ時の空中姿勢は如実に変わります。
SC では良いボディーを使い、適切に穴を開けることが重要です。
ただし、当然ながらボディーの穴は、開けてしまったらやり直しがきかないので慎重にしないといけません。 実は前回エイヤッと作ったボディーは穴の開け方を失敗してしまい、ビッグジャンプが非常に難しくなってしまってました。 直ぐにノーズダイブになります。
今回のボディーは JConcepts HF2 にしましたが、まずは決められた箇所を穴あけを実施。
これだけで、ジャンプはかなり簡単になりました。
切り口をドレメルで整えたりするのも、穴の開けすぎが怖かったので、とりあえず、ここまででボディーはソッとおいておくことに。
ギアと電気系
その他 SC トラック (SC5M) をもう少しいい感じにするために、揃えたのはこちら。
ノバック GTB3、ダートウェブズと DE Racing の +3mm ホイール、ショックブッシュのポストとボール、ピニオンギア、 スプリング (AE のグレーと緑 (白はキットに付属)) です。
とりあえず現状、ショックオイルとスプリングは AE 35wt(F)/32.5wt(R) で AE White 前後。先週セットして、 なんとなく無難そうにはなってるので、このままの状態で他を変えていきました。
まず、モーター、ギア、周波数の調整。
先週は LRP X20 8.5T、84/18、8000Hz (Reedy Blackbox) でしたが、設定の候補としては、モーターは Reedy Mach2 6.5T とか、ピニオンギア、18 から 22 くらいとか、スパーも 84/81、周波数も 8000Hz とか 6400Hz とか・・・だいたいそのくらいでしょうか。
あ、それと ESC も現状の Blackbox から Novak GTB3 に変えたい所です。GTB3 は前方の周波数は高めの設定になりますが、 ブレーキ側はきめ細かく設定できます。しかし、GTB3 は金曜に届いたばかりで土曜日にも取り付ける時間がなかったので、 ブラックボックスのままになりました。
ちなみにノバックはもうビジネス終了だそうですから、また安くて良い ESC を探さないといけないですね。ほんとに残念です。
さて、上述の設定候補をいくつか試した所、一番感触が良く、タイムがでたのは ドライブ周波数 6400Hz、 LRP X20 8.5T モーター、84/20 の組み合わせ でした。
あと、バッテリーの搭載位置は後ろ側に薄いフォームを二枚入れた方が、ステアリングがよくなり良い感じでした。
土曜日終了時点までに、スプリングなどは試す時間はなく、結局ここまででテスト終了。
クラブレース
木曜、土曜日とバギーそっちのけで、SC ばかり走っていたので、バギーが散々な結果になってしまいました・・・が、反省点などはあとで書くことにして、 駆け足で結果を!(あまり思い出したくもないので (苦笑))
Mod Buggy
予選はこちら。
どうも操縦が SC っぽくなってたみたいで、良いラップもありましたが、コケるときはあっという間にコケてしまいます。どうも、 SC のノリでスロットルを勢いよく入れちゃってたみたいです。
ただそのためか、ファストラップの 22.5 秒は自己ベストです。しかも 2 周 22.5 秒で走れてました。
ラウンド1がひどかったので、2本目は慎重に走りましたが、慎重過ぎて、良い所もなく終了。
メインレースは次の通り、止めてしまいました。
少なくとも走りきろうと思ってましたが、序盤でコケて周回遅れになるときに避けて止まっていたら、 マーシャルの人が故障したものと勘違いして車を拾い上げられてしまいました。とほほ。
SC
SC の予選はなかなかよかったです。
1本目は無事 1 位。周回遅れの黒の SC がブロックしてきて、クラッシュしなければあと 5 秒は速く走れたのに残念でした。
2本目も、ラウンド1で絡んだ同じ黒の SC がぶつけてきて 2位に落ちてしまいました。困った人もいるものです。
でもまぁ、総じてちゃんと走れたのでよかったです。
しかし、メインレースは残念な結果に。
初めのコーナーでコケてしまい、最下位に落ちてから慌ててしまい、上位に上がれませんでした。
難しい!・・・けど、これこそが学ぶべきことか
さて、反省と課題を考えてみます。
今回のレースはハッキリ言って、結果はボロボロでレース後はさすがに凹みました
でも、良く考えてみれば、いろいろと学ぶべき事が見えてきてよかったのではないか、と思います。
Mod Buggy の失敗の原因
まず、Mod buggy がダメだった原因を考えてみると、おそらく SC トラックの調整のために SC ばかり走っていたことが大きな原因の一つと言えると思います。
SC は車体が重いので、所々こまめにスロットルを強く入れないといけません。一方、バギーでは少しスロットルを入れただけでも、機敏に反応するので SC ほどはパワーを入れていませんでした。
こうした違いがあるので、木曜、土曜とずっと SC ばかり走り込んでいたために、SC の走り方に寄ってしまい、バギーの調子が悪くなったのだと思います。
しかし、悪いことばかりかといえば案外そうでもありません。 今回クラッシュの回数が増えて下位に撃沈してしまいましたが、1周のラップタイムでは自己ベストを出すことができました。 しかも 2 周、自己ベストの 22.5 秒のラップがありました。
これはまさに、しっかりスロットルを入れるべきところで、入れることができた結果なのではないかと思います。
バギーでソコソコのラップタイムでまとめて走るには、あまりバタバタせずにミスなく走りきることは大事ですが、同時に1周1周のタイムを速くしていく事も大事です。
そうしないと、ある程度「勝てるタイム」が出せるようになったところで、守って走るようになってしまい、それ以上レベルアップできなくなるからです。 このため「速く走る」→「ラップをまとめて走る」→「速くまとめて走る」→「速く走る」・・・という繰り返しを通してレベルアップしていく・・・ 僕はそういうイメージでやってます。
経験的には、1クラスだけで走っていると、どうしても走り方が無難にまとまってきてしまい、「ソコソコ走れる」という状態で頭打ちになりがちです。 こうなったとき、一段階上のレベルの速さにブレイク・スルーするためには、何かキッカケが必要です。
キッカケとしては、「速い人の走り方を観察して何か気付く」とか「誰かにアドバイスをもらう」とか、色々あると思います。 今回のように「他のクラスで走る」ということで、違う走り方をするようになったことで、一発が速くなるということもあります。
このため時々、SC トラックなどで走るのもいいことがあると思っています。
SC トラック。一度落ちると上がるのが難しい!
SC トラックは先週の予選・メインレース、さらに今回の予選2本とも大きなミス無く走りきっていたので、ある程度上位でゴールし続けられていました。 しかし、今回のメインレースでコケて、下位から追い上げる展開となり、自分の至らぬ所が良く分かりました。
下からだと、なかなか抜けないのです。
なんだかんだ言っても、結局皆ほとんどスピード差がないので、一度順番が落ちて、終盤グループのトラフィックに巻き込まれると、 上位に追いつくのは非常に難しいことを痛感しました。
次回からはもっと速く走り、プレッシャーをかけミスを誘い、隙をみて、たとえ下位に落ちても上がっていけるような強さを身につけたいです。