リーディー・レース、今年も観戦してきました

1/25/2016

週末はリーディーレースの観戦に行ってきました!

結果は恐らく皆様ご存知の通り、インビテーショナルクラスは TLR のダコタ・フェンドが優勝。2 位は同じく TLR のスーパースター、ライアン・メイフィールド。

僕自身も去年末から TLR を使い始め、OCRC では TLR の人たちにはお世話になっているので TLR が勝てて嬉しいです

しかも、2WD では久しぶりに TLR のダスティン・エバンスがポイント・リーダー。フェンドは 2 位。

OCRC のような、まさに「ザ・アメリカンスタイル」のダートコースでの TLR 22 3.0 の良さが証明されたと言ってよいでしょう

OCRC は連日大盛況でした。

インビテーショナルクラスのレース時には常にこうして観客が集まります。

さてそれでは、僕の感想を少し書いておきたいと思います。

上位のレベルが圧倒的

ご存知の通り、リーディーレースのインビテーショナルクラスは、 毎回ヘッズアップスタートです。グリッド順はランダムに事前に決められています。

グリッド順が前方の場合は確実にポイントを稼ぎ、後方の場合は失点ポイントを最小限にとどめる、というのが誰しも考えるところだったと思います。

リーディーレースでは、前方スタートの人が首尾良く逃げきるシーンも良く見られました・・・去年までは。

今年は全く様子が違いました。

上位 8 位までのグループのレベルが圧倒的で、彼らは毎回、グリッド順を全くものともせずに前に出てきてレースを支配していました。

9 位以下で 1 度でも 1 位をとったのは、9 位のリー・マーチン (4WD 1R。1 番グリッド)、20位のケビン・モッター (2WD 3R。3 番グリッド) の二人だけ。

例外的に 4 位のティーボだけは 1 位こそ 2 回だけですが、全ヒート 3 位以内に入るという安定感でした。

車について

車種については、アソシ (B5M, B44.3) と TLR (22 3.0, 22-4) だけで、インビテーショナルのレース全 36 レース中、33 レースで 1 位を獲得しています。

OCRC で走るなら、どっちかにしておけば安心ですね。

ちょっと前までは HPI のタイテスマンなども特に 4WD などは速かったのですが、今では全く見せ場を作れていませんでした。

そういえば HB からやっと出てきた 2WD バギーの HB D216 で走っていたはずですが、どうしちゃったんでしょう・・・ 彼がテストドライバーではないのでしょうか?(デュルーモだったのかな?) その新しい 2WD でポイントを落としていたのは残念でしたね。

ヨコモはプロトタイプ車で参加していたようです。RedRC によれば YZ2 Dirt Spec というものだそうです。 が、どうもまだ仕上がりは十分ではなさそうです。ぜひ次回はプロトタイプではなく、しっかりノウハウのある車で走り、ポイント争いに絡んでいただきたいと思います。

オープンクラスについて

オープンクラスは、今年も何人も新しいヤングスターが現れていました。

特に 4WD クラスで TQ を獲得したコール・タラードはもの凄い安定感でした。予選4ラウンド中、3ラウンドで1位での TQ 獲得。

メインレースでは不運にも二度のレースどちらもスタート直後のクラッシュで、TQ の利点を活かすことができずに優勝を逃してしまいましたが、 将来有望なのは間違いないです。

それから、 TLR のドライバーとして、オープンクラスで B メインで走っていた小さい男の子がいました。名前は Mason Fuller。 歳を聞けば、なんとまだ 10 歳だそうです!子供なのに冷静で、スムースに上手に走らせていたので、今後どうなるか楽しみです。

オープンの A メインは今回はあまり地元の選手の活躍がありませんでした。地方からの参加選手の方が、堅実な走り方でしっかりポイントを獲得していたようにみえました。

何か努力の方向性を間違えているような気がします。

自分に活かすこと

さて、それでは観戦した結果を自分にどう活かすか、ということを考えてみたいと思います。

今回印象に残ったのは、安定して勝てる人、速い人は無駄が無いということです。

「速いスピードを出す」とか「急旋回する」とかよりも、「いかに無駄をなくすか」ということに重きを置いて考える方が、良い結果になるのではないか、 と改めて思いました。

グッと前に出すのも良いけど、その後のコーナーでヨレたら意味が無い。前に出したのは無駄。

いくらスピードが出ていても、大回りしていたら意味が無い。スピードを出すだけ無駄。

空中で動くと一見なんかスゴそうだけど、それによって何かメリットが生まれなければ当然無駄。

・・・

うまく言葉には表せないのですが、普段南カリフォルニアでみかける速い人たちの走り方と、リーディーレースで上位に行っている人たちの走りかたが、 どうも違うようにみえます。

僕には「これが違う!」とハッキリいえません。そもそもみんな僕より数段上のレベルですし。

それでも、何かが違うなぁ、ということだけは僕にもわかります。

自分でおいしいご飯を作ることはできないけど、食べたら違いが分かるような状態です。自分では走れないけど、観てわかる位ではあると思います。

これについて考えたのですが、もしかしたら、この違いこそが上述の 「無駄の量の違い」なんじゃないか、と思えてきました。

当面はとにかく「無駄をなくす」 ということを念頭において練習していきたいと思います。

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