クリスマス前の RC 走行練習は豪華メンバーと OCRC で!
2013/12/25
12月23日(月)は休暇をとって、OCRC で走行練習してきました。24日、25日は OCRC はクリスマスでクローズなので、この日は昼過ぎから夜まで練習して来ました!
走行:「コーナーの手前で」 減速してコーナーを曲がるということ
走らせ方で僕が最近特に気をつけているのは、「コーナーで」減速するのではなく、「コーナーの手前で」減速することです。当たり前なのですが、これが難しいんですね。
コーナーで膨らまないように走ることが大切なのはわかっていても、速く走ろうと思うとついついコーナーの寸前までスピードを出してしまいがちです。さらに、自分が走っている場所の少し先を見ておかないと、そもそも ”手前で” 減速することは不可能です。つまり、「あ、コーナーだから減速しよう」 というのは見えているから簡単ですが、「次のコーナーに備え、そろそろ減速しよう」 というのはなかなか難しいわけです。
図にすると、次のようになります。(このコーナーは今回のレイアウトでストレートに入る直前にあります。)
「あ、コーナーだから減速しよう」 という人は、黄色でマークした箇所で減速します。
「そろそろコーナーだから減速しよう」 という人は、次の緑でマークしたエリアで減速します。
走っている場所は近いところを走っていますが、操作は結構違います。
後者ではコーナーの出口では既に加速を始められます。似たようなラインを走っているようでも、その後の勢いに差が出てくるのはこうしたちょっとした違いなんですね。
走行練習では、特にこうしたところを意識して丁寧に走るように心がけました。しかしながら、日中は良かったトラックのコンディションが徐々に悪くなってきてタイムを出すのが難しくなってきました・・・
最初は24秒前半から中盤で周回できる感じだったのが、25秒台が多くなってきました。
セット:車のセットはプロに囲まれ、楽しくいろいろテスト!
夜になってから、京商のデレック・フルタニさんが久しぶりに OCRC に来ていました。
「セントロのトラクションがやや弱いように感じる」 ということを伝えたところ、アソシの車は良く分からないけど、と、冗談まじりにご謙遜しつつもいろいろと教えてもらえました。
注:予めお断りしておきますと、全て英会話ということもあり、僕の理解が間違っている可能性があります。適当に差し引いてお読み下さいませ(苦笑)
まずは、定番のリアのサスピンのピボットを狭くするために、ギア (GHEA) のパーツを使ったほうが良いのでは、とのご指摘。周りのプロも皆使っているようです。
アドバイスをいただいたらとにかく実践です。OCRC に在庫があったのでさっそく購入、取付け開始。
こちらです。
後ろ側のパーツは 1D と 2D ですが 1D の表示を上にして使います。
左側の黒いのはスタンダード。右がギア。測っていないですが、これで狭くなるとのこと。
装着すると青とゴールドではちょっと色が・・・ と思わなくもないですが、いまさら JConcepts の黒のキットに買いなおすわけには行きませんので、気にしないことにします(苦笑)
さらに、ここでフルタニさんとアソシのショーン C がまた来てくれて、僕の車を見てくれました。ショーン C が僕の車をジーっとみて・・・ 自分の車を持ってきて、僕の車と並べたりしてしばらくジーっとみていました。
そのときが下の写真です。左が僕の車。右がショーンC の車です。彼の車には随所に見たことのないパーツが付いています。(メーカーの人だけに、僕が勝手にブログにアップしてはいけないのかな?とおもったので、写真はぼかしてます)ショックタワーもカスタムのものだそうです。
アソシから彼のセットアップシートがダウンロードできますが・・・ 「コリャ、セットアップシートには書いてないことのほうが多そうだな~」 と思ってしまいました(笑)
指摘されたのは、リアのショックの取付け位置を内側にすること。そして、それでもまだダメなら、次にリアのキャンバーリンクの内側の取付け位置をひとつ上に(下から3番目)にしてみてはどうか、ということでした。
ショックタワーの取付け位置を変えて、テスト走行・・・
アンダーが強くなり、まともに走らない感じです。いい感じで走れたと思ったときでも、 25秒台中盤くらいのタイムしかでません。
次にフルタニさんに指摘されたのは、フロントのキャンバーリンクのシムをひとつとって、リアのキャンバーリンクを上げることでした。(リア側はショーンC に指摘されたいた箇所はこの時点でまだ作業していませんでした)
正直、リア側の変更は大変なので(ショックタワーごと取り外さないとボールスタッドが抜けないため)、まずはフロントだけ試してみました。
これだと巻く感じになってしまい、全くダメです。タイムも26秒台が出たり・・・
渋い顔をしていたら、 「ほらね。そこを変えたら、リアも変えないとダメなんだよ」 とフルタニさんに言われ、重い腰を上げリア側も変更・・・。
すると確かにピタッと車が落ち着いて、走るようになりました。すごいですね。
キャンバーリンクの取り付け位置ひとつ、シムひとつ、といった設定なぞ、僕には到底わからないだろうと思っていたのですが、そんなことないんですね。かなり明らかに違うものですね。
タイムは24秒後半くらいで走れるようになりました。
もともと日中は24秒前半で走っていたということもあって、より速くなった、と思うことはできませんでしたが、それは路面の関係である程度仕方がないのかな、と思うほかなさそうです。周りで走っている人で24秒台が出ている人はいないようだったので、路面の状態が悪いことは悪いんだと思います。
コーナーリングの前半から中盤はよくなりましたが、コーナーからの立ち上がりにやや車体がブレるような気がした点については、サイドバイトを強めるためには、リアのキャンバーリンクの外側(リヤハブタワー側)の取り付け位置をひとつ外にしたほうがいいのではないか、とのことですが、この時点でもう夜の11時を過ぎていたので、この日のテストはここで終了です。
ぜひ次回の走行練習で試したいと思います。
この他、TLR のライアン・ダンフォードも来てくれていろいろと教えてくれました 彼は TLR のプロダクトマネージャーで、アメリカの雑誌などにも良く載っています。
彼に教えてもらったのは、主に基本的なセット方法です。車高を測るときはもう少し上から車を落として、沈んだ場所を測ったほうがいい、とか、ショックを取り付けた後は必ずショックボディが動くか確かめて、車体に干渉していないことを確認する・・・とか、そういった基本的な設定方法です。
僕も基本的なことはある程度できていると思っていましたが、まだまだ抜けているところがありそうです。
以上、アソシのショーン C、京商のフルタニさん、TLR のライアン・・・と、メーカーを超えたプロ中のプロに囲まれ (おもちゃにされ?(笑))、いろいろとセットを変えて楽しく勉強させてもらいました!
次回のレースでは今回のセットで走りたいと思います。タイムがどう変わるか、楽しみです!