ラジコン、日米で言い方が違うと気付いたこと21個
2012/12/05
先日日本の友達から、AVID ってどう発音してる?と聞かれました。僕は「アビッド」と言ってます。
英語からカタカナにするときも言い方は代わりますし、いろいろと文化、習慣的にも呼び方が違うのかもしれません。僕はどれをどう呼んでも良いと思ってます。例えば中国でコンピュータを「電脳」と呼んでいても、それが間違い、というわけではないですよね。何かが文化圏の境を越えたときに呼び名も変わるものだと思ってます。
注: ちなみに、「英語」と書いてますが、僕はロサンゼルスに住んでましてアメリカ(とカナダ)しか行ったことがありませんので、正確には「米語」になりますのでご了承ください!しかも、米語でも南カリフォルニア限定かもです(汗)
僕自身、本名のケイスケからニックネームのキースに変わってます
とか、そんな風にいろいろと思いをめぐらせ、日米で「これって言い方が違うな~」と、僕が気付いたことをリストしてみました。
もっとあるかもしれませんが、とりあえず21個です。
はじめにお断りしておきますが、言い方が違うからといっても、日米のどちらかが間違ってるというわけではないと思ってます!単に、違う、というだけです。
ただ、こういう違いを知らないと、日本の人がアメリカの「ホビーショップ」に行ったとき、あるいは、アメリカの人が日本の「 RC 模型店」に行ったときに通じなくて困ることになると思うので、知っておいて損は無いと思います。
と、長々と前置きをした上で、それではいってみましょう!私のエピソード交えてどうぞ!
単語の発音の部
どーでもいいようで、案外会話してて「???」となりやすいのがこのタイプです。
無限 vs ミューギン
先日 1/8 のバギーを友達に貸してもらったのですが、その最後にひと言「これ、ミューギンなんだよ」といわれて「は???」となりました。何度か聞き返して、(あ! Mugen か!)と気付きました(汗)
オリオン vs オライオン
ORION はオライオン・・・。これ系はたくさんありますねぇ~。
テキン vs ティーキン
Tekin は「ティーキン」 。「ESC、何使ってる?」と聞いて返ってくる返事が「ティーキン」となっても、(あ、テキンね。)と分かるまでに少しかかりました。
リポ vs ライポ
僕は RC 復帰組でして、LiPo バッテリーはアメリカで覚えたので最初から「ライポ」でした。
シャシー/シャーシ vs チャスィー
シャーシがボキっと折れて、ホビーショップで買いなおすとき、Chassi が欲しかったのですが、「シャシィー」「シャーシー」と色々言っても通じなかったです(汗)
最終的に「それ!」っと、指差して、「あぁ、チャスィーね!」となって無事買えたのでした。ボディーランゲージ最強(笑)
ちなみに、「ホビーショップ」というのも日米でニュアンスが違うかもですね。これは単に英語の話ですが、英語のホビーという言葉には子供のおもちゃ的なニュアンスは一切無いです。それとはま逆で大人の娯楽ですね。なので、RC のパーツ類を買う場所は「ホビーショップ」です。
全く違う言い方の部
発音のみならず、単語そのものが違って困るタイプの相違点です。
明らかな日本語を英語にするところで困ることもあれば、英語だと思っていたのに通じなくて「え?アメリカでは違う言い方するの?」と驚いたのもありました。
ポリカーボネード vs レクサン
ポリカは昔からあるので知ってました。
四半世紀の時を経て RC 界に復帰してみると、なにやら “レクサン” 製のボディーになっていました。 「昔はポリカだったのに、今はレクサンなのか」と最初思ったのですが、同じものだったんですね(笑)
コネクター vs プラグ
「コネクター」という言い方は、もしかしたら状況によっては使うのかもしれないですが、バッテリーなどの接続で登場するのは、プラグとしか言わないです。
ダンパー vs ショック
ダンパーは「ショック」としか言わないようです。
今、ウィキペディアをみたら、ショックアブソーバは「『ショック』と略して呼ばれるほか、「ダンパー(damper)」、「ダンパ(JIS規格名称)」とも呼ばれる」とありました。
スタビライザー vs スウェイバー
こちらもなぜかスウェイバーですね。もちろん、スタビライザーという人もいるのでしょうが、なぜかスウェイバーですねぇ。
デフグリス vs デフルーブ
潤滑系・オイル系はどうもアメリカではルーブのようですね。実車でもエンジンオイルを交換するようなお店では、「なんとかルーブ」というお店をみかけます。
シェイク・ダウン vs ブレークイン
「慣らし」 はアメリカではブレーク・インが普通なことは知ってました。例えば買ったばかりの靴は硬くて靴擦れするので、”ブレークイン” が必要・・・、といった具合。で、RC でもタイヤとかパーツの慣らしはブレーク・インですね。
シェイク・ダウンは英語の意味が良く分からなかったのでこの機会に調べてみたら、”a period of testing undergone by a ship, airplane or other craft before being declared operational” (筆者参考訳: 船舶等の運用前に実施される試験期間) とありますね。専門用語的であまり聞かないということでしょうか。
アロンアルファ vs スーパーグルー
瞬間接着剤の商品名の代名詞といえば、日本で言えば「アロンアルファ」でしょうか。アメリカでいうと Super Glue (スーパーグルー) です。
ちなみに、瞬間接着剤は CA グルー。
純日本語で英語に無い言い方の部
日本語交じりで英語で話そうと思うときに、うっ、と詰まるタイプの単語です。
ハチイチ vs エイススケール
1/8 スケールを語るときのハチイチ。英語でエイススケール (8th Scale)。1/10 は「テンスケール」。
ネジ vs スクルー
さすがに「ネジ」は英語だとは思ってなかったですが・・・(調べてみると螺子とか捻子と書くのですね) 、さてネジが欲しいな、と思ったときにこれまたホビーショップで困りました。正解は screw でした。発音は僕にはスクリューより、スクルーに聞こえます。
イモネジ vs セットスクルー
こちらもネジ絡み。イモネジは「セットスクルー」でした。
ハンダ付け vs ソルダリング
ハンダ付けはソルダリング (Soldering) 。
省略の仕方の違いの部
最後に省略の仕方の違い系です。省略の仕方は日本人同士でも結構違うと思いますが、大胆に書いてみます!
アンプ vs ESC
アンプは ESC。そのまんまですね。ESC かあるいはスピード (Speedo) というようです。
スピコン vs ESC
こちらもやっぱり、ESC。あるいは、スピードコントローラーとそのまま言っても OK のようです。
インナー(スポンジ)vs インサート
タイヤの内部に入れるもの。インサートという言い方が普通のようです。インサート (insert) は動詞で挿入するという意味のほか、名詞で詰め物というような意味があるようですね。
プロポ vs トランスミッター
トランスミッターというと、ちょっと長ったらしいと思うのですが、不思議と省略しないです。プロポとは全然言わないので、恐らくアメリカ人は “KO Propo” の Propo の意味を知らないのでは?!と思ってしまいます。
オートカットvs カットオフ
ESC についているバッテリーの電圧の下がりすぎ防止機能のあれです。
走らせすぎて、急停止した車に駆け寄るとき、「ライポ、カローフ!(Lipo cut-off でとまっちゃった!みんな気をつけて!)」と大騒ぎする人をちょくちょく見かけます。
メカvs エレクトロニックス
レシーバ、サーボ、ESC などの電気系統のことですが、そのまんまエレクトロニクスといいますね。メカというと、もしかしたら機械的なものを指すのかもです?!
トラポン・ポンダー vs トランスポンダー
こちらも、トランスミッターのときと同様、長ったらしい名前なのに省略しないなぁ~、と思うもののひとつです。トランスポンダーは、そのままトランスポンダーとしか言わないです。
以上、僕が「おっと、呼び方違うぞ」とか「おや、これって英語でこう言うんだ!」と気付いたもの21個でした。