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全日本選手権のあり方について

僕はアメリカで活動しているので、日本とアメリカの違いに気付くことが多いです。 日本の方が良いと思うこともあれば、アメリカの方が良いと思うこともあります。

今回は「全日本選手権のあり方」について思うことを書きたいと思います。 RC の活性化のためには、全般的にアメリカ方式の方が良いと思ってます。 正確な統計は知りませんが、アメリカの方がRCが流行っているようにみえるからです。

ポイントは 「勝てるチャンスを増やす」と 「なるべく参加の敷居を下げる」という点です。

  • A. 勝てるチャンスを増やす
    • A-1. ストッククラスの開催と参加制限
    • A-2. バギー以外のクラスの開催
  • B. 参加の敷居を下げる
    • B-1. 地区予選の廃止
    • B-2. 開催地を分散させる
    • B-3. 公認モーター・ESC の拡張

A. 勝てるチャンスを増やす

現状のように、「2WD/4WD バギーのみ」しかも「モディファイドクラスのみ」 となると優勝できるチャンスがある選手はほんの数人に限られてしまいます。

しかし、負ける(絶対優勝できない)と分かっているレースに出るより、ある程度勝機があるレースにでた方が楽しいものです。 参加者に少しでも勝てるチャンスを増やすという意味で、レースクラスを増やすべきです。

A-1. ストッククラスの開催と参加制限

まずはバギーだけでも良いので、従来の「モディファイドクラス」に加え、「ストッククラス」も開催すべきです。

ここ数年で日本でもオフロードのストッククラスが行われる所も増えています。 ストッククラスも徐々に、「単なる入門者のためのもの」という位置付けから、「真剣に取り組む価値のある面白いカテゴリー」 として認識されてきているのではないでしょうか。

アメリカではストッククラスは非常に人気があり、普段のクラブレースではほぼ常にストッククラスの参加者の数はモディファイドクラスの参加者を上回ります。

ストッククラスはタイヤやパーツの持ちが比較的良いのでランニングコストが抑えられます。末永く趣味として取り組むには良いクラスだと思います。

全日本選手権にもストッククラスがあれば、ストックのままで日本一という目標も持つことも可能です。

ストッククラスへの参加制限

とはいえ、ストッククラスにもモディファイドと同じトップ選手が参加されては、優勝を目標に取り組むのは現実離れしてしまいます。

そこで、ある程度の参加資格の制限は必要と思います。

例えば、「前年度モディファイドクラスで A (及び B) メイン入りした選手は、同一カテゴリーでのストッククラス参加は不可とする」 などの制限が考えられます。(例: モディファイド 2WD バギーで A メインに入った選手は、翌年ストック 2WD バギークラスへは参加不可、など)

A-2. バギー以外のクラスの開催

現行はバギーのみの開催ですが、SC トラックやスタジアムトラックも開催するべきと思います。

現状は日本では流行っていないかもしれませんが、勝てば日本一の称号を手に入れられるとなれば、トラック系のスペシャリストを狙う人もいるでしょう。

特に SC トラックはバギーよりも破損しにくいので、RC の入門者・初級者に向いているのでアメリカでは SC から RC を始める人が多いです。 こうしたクラスが活発になれば、新たに RC に取り組む人も増えるのではないかと思います。

B. 参加の敷居を下げる

B-1. 地区予選の廃止

わざわざ地区予選まで実施して、出場制限する必要はありません。参加申し込みは各クラスの定員だけ決めておき、早い者勝ちで十分です。

ただ、優秀な選手が参加枠から漏れてしまうと大会のレベル・威厳が失われてはいけないので、 「前年度の A メイン出場者は次年度のシード選手として、他はオンラインで参加受付し、早い者勝ち」 (モディファイドバギー 2WD/4WD は、B メインまで次年度シードとか) 位の制限で良いでしょう。

B-2. 開催地を分散させる

一部の地区に住む人にだけ有利になることがないように、せめて東日本・西日本開催くらいは交互に実施するべきでしょう。

ここ数年は全日本開催地である谷田部アリーナが人工芝路面を採用したために、 全日本選手権も人工芝路面になっています。普段土路面で走っている人が、 全日本選手権当日だけ人工芝路面で走ったとしてもうまく走れず、ちっとも面白くないだろうことは想像に難くありません。

「普段グリップの良いインドア・クレイで走っているけど、本番はアウトドアコースで砂が多くて滑る」とか、その程度なら、 ある程度練習のやりようもあるので OK と思いますが、いくらなんでも人工芝はキツい。(カーペットも同様)

よく議論されるこの問題も、開催地を分散させれば、解決とまでいかなくても、不満は緩和されるのではないでしょうか。 人工芝が好きな人は人工芝コースで開催する時に頑張ればいいし、土が好きな人は土コース開催の時に頑張れば良いでしょうから。

B-3. 公認モーター・ESC の拡張

日本の公認モーターは少なすぎます。

本来の「公認制度」は 「ルールに従っていることを、主催者側が正式に認める」ということのはずです。 公認・非公認の枠を作って、よそのモーターや ESC を締め出して、特定の「公認」モーター・ESC を買わせる、ためのツールではないはずです。

RC ホビーの楽しみの一つは、いろんなモノを買って試す楽しみもあります。

ホビーを楽しむ人のことをもっと優先的に考え、モノの選択肢は増やすべきと思います。

米国 ROAR の公認リストくらい、いろいろあって良いと思います。(参考:ROAR の公認モーターリスト

以上、思いつくまま書いてみました。

どんな形にせよ、RC レースがホビーとしてもっと人気が出てることを切に願っております。

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