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ネジの選び方

RC ではネジの種類が何種類かあります。

種類によっては値段も違いますし、強度なども違います。適切な所に適切な素材のネジを使うべきです。チタンが良いから、と、 全てチタンのネジにする必要はありません。ただの無駄である場合もあります。

学術的な詳細は省略し、ざっくり実際の RC カー組み立て時の感覚的な使い分け方針等を示します。

ネジの材質

はじめに、どんな種類のネジがあるか特徴とともに説明します。

材質別にいうと通常 RC では、合金 (普通鋼)、アルミ、チタン、ステンレスなどのネジが使われています。

チタンにもいろいろありますが、通常「純チタン (ASTM GR2)」と「チタン合金 (ASTM GR5, Ti-6Al-2V)」の2種類です。

「純チタン」というのは実際には不純物が含まれていて、科学的な純粋ではなく、商業的純粋 (Commercially Pure Titanimum) ということで 「CP チタン」等ともいいます。 日本の規格では純チタンは第一種から第四種まであって、通常使われるのは第二種。アメリカの規格ではこれは ASTM GR2 にあたります。

チタンは表面の酸化物が非常に安定していて耐食性に優れていています。また、比重が小さく、同じサイズの普通鋼と比較して、およそ 60% の重さです。

チタンの機械的な強度 (耐性、引張り強さ等) については、純チタンは普通の合金 (SS400等) と同等です。チタン合金の方はおよそ 4 倍近く強いです (2% 耐性が SS400 と比較して約 4 倍)。

しかし、チタンの表面の硬度は高くなく、摩耗にはやや弱いです。

アルミ (A5052P) は強度も硬さもあまりありませんが、なんといってもアルミは軽いのが特徴です。同じサイズの普通鋼と比較して、およそ 35% の重さになります。

ステンレス (SUS304 等) は機械的な強度は普通鋼と同程度で耐力はやや弱いです。重さは同程度。錆びにくいのが取り柄です。

何をどこに使う?

ネジを入れ替えるだけで、走破性能が劇的に向上するということはまずありません。ネジを標準のキット付属以外のものに入れ替える動機としては、 「耐食性向上」「カッコ良さの追求」「強度の配慮」「軽量化」などがあります。

最近は GR2 の純チタンネジなら比較的安く入手可能です。従って、全般的に十分な強度を確保しつつ、「耐食性」と「カッコ良さ」を向上させる目的で、なるべくチタンネジ (GR2) を使います

カッコいいかどうかは完全に好みの問題ですが、錆びていてカッコいいことはないと思います。それからアノタイズによる表面加工も可能ですので自分好みにできるのも良いです。

尚、経験的には Ti-6Al-2V (GR5) をうたっていても、案外品質が悪いのも多く、ネジ山が脆く欠けたり、ネジ頭が捻れ取れたりとかすることも多いです。 高価なチタンネジを買うときは要注意です。基本的に通常のチタン (GR2) で強度的に十分なところがほとんどですので、 Ti-6Al-2V チタン (GR5) にするのはお金の無駄と思ってます。

ショックを取り付けるネジは強度が最重要です。ここは普通のスチールのままにしておくべきです。 チタンは耐磨耗性が高くないのでおすすめではないですが、どこの馬の骨ともわからない合金を使うくらいなら、チタンでもいい、という考えもあると思います。

その他、ステアリングブロック、キャスターブロック、リアハブ周りなど、負荷がかかり、なかなか目が届かない箇所については、 強度に注意しておきましょう。

不調だと思ってバラしてみたら、中でネジが曲がっていた、ということになりかねません。こういうのは気付きにくいものです。

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